基本を学ぶ 信号処理

基本事項をコンパクトにまとめ,親切・丁寧に解説した新しい信号処理の教科書!

このような方におすすめ

電気・電子・情報系学科の大学学部1〜3年生
  • 著者浜田 望 著
  • 定価2,750 (本体2,500 円+税)
  • A5 194頁 2012/09発行
  • ISBN978-4-274-21265-9
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 本シリーズは電気・電子・情報系の大学学部向け2単位用のテキストシリーズとして、紙面の許す限り多くの図面を取り入れ、さらに、図面内にも吹出しを入れ、わかりやすく解説しています。また、章末の練習問題は、基礎的内容から発展的な内容まで扱っています。

 本書は、信号処理の基本となる、離散・高速フーリエ変換からz変換、さらに相関関数やスペクトルまで、信号処理を学ぶうえで重要となる事項をわかりやすくていねいに解説しています。

https://www.ohmsha.co.jp/book/9784274212659/
1章 信号と信号処理
2章 基本的信号とシステム
3章 連続時間信号のフーリエ解析
4章 離散時間フーリエ変換(DTFT)
5章 離散フーリエ変換(DFT)
6章 高速フーリエ変換(FFT)
7章 z変換
8章 サンプリング定理
9章 離散時間システム
10章 フィルタ
11章 相関関数とパワースペクトル
1章 信号と信号処理
 1-1 信号と情報
  1-1-1 信号とは
  1-1-2 信号の数学的表現
  1-1-3 多次元信号・多チャネル信号
 1-2 ディジタル信号処理
 1-3 信号処理の目的
 1-4 信号処理の応用分野
  1-4-1 音声・音響信号処理
  1-4-2 画像・映像処理
  1-4-3 エコーを利用する処理
  1-4-4 その他
2章 基本的信号とシステム
 2-1 基本的信号
  2-1-1 連続時間信号
  2-1-2 離散時間信号
  2-1-3 正弦波信号
  2-1-4 正弦波信号の性質
 2-2 信号のエネルギーと平均パワー
 2-3 システム
  2-3-1 連続時間の基本演算
  2-3-2 離散時間信号の基本演算
  2-2-3 逆システム
 2-4 たたみ込み
  2-4-1 線形システム
  2-4-2 時不変システム
  2-4-3 たたみ込み
  2-4-4 連続時間システムのたたみ込み
3章 連続時間信号のフーリエ解析
 3-1 正弦波信号のスペクトル
  3-1-1 直流信号
  3-1-2 fを軸とするスペクトル
 3-2 フーリエ級数
  3-2-1 複素指数形フーリエ級数
  3-2-2 フーリエ係数ckの計算
 3-3 フーリエ変換
  3-3-1 フーリエ変換の定義
  3-3-2 フーリエ変換の例
 3-4 フーリエ級数とフーリエ変換の性質
  3-4-1 パーセバルの関係式
  3-4-2 たたみ込み定理
4章 離散時間フーリエ変換(DTFT)
 4-1 離散時間フーリエ変換(DTFT)
  4-1-1 DTFTとフーリエ変換
  4-1-2 DTFTの例
 4-2 DTFTの性質
  4-3-1 たたみ込み処理
  4-3-2 DTFTの性質
  4-3-3 パーセバルの関係式
5章 離散フーリエ変換(DFT)
 5-1 DFTの導入
 5-2 DFTの基本事項
  5-2-1 DFTインデックスkとアナログ周波数
 5-3 線形変換としてのDFT
  5-3-1 回転子による表現
  5-3-2 DFTの線形変換による表現
 5-4 DFTの性質
  5-4-1 周期性,巡回シフト,反転
  5-4-2 DFTの性質
  5-4-3 巡回たたみ込み
6章 高速フーリエ変換(FFT)
 6-1 基数2の時間間引きFFT
  6-1-1 バタフライ演算
  6-1-2 ステージ数
  6-1-3 演算回数
  6-1-4 メモリ数
  6-1-5 信号とFFT結果の順序
 6-2 基数2の周波数間引きFFT
 6-3 たたみ込み演算の高速化
7章 z変換
 7-1 z変換の定義
 7-2 DTFTとz変換の関係
 7-3 逆z変換
  7-3-1 べき級数展開による方法
  7-3-2 部分分数展開法
 7-4 z変換の性質
  7-4-1 たたみ込み定理
8章 サンプリング定理
 8-1 正弦波信号のサンプリング定理
  8-1-1 アナログ正弦波への変換
  8-1-2 アナログ正弦波の生成ルール
  8-1-3 サンプリング周波数とアナログ正弦波の復元
  8-1-4 正弦波信号のサンプリング定理
 8-2 サンプリング定理
  8-2-1 帯域制限信号のサンプリング
  8-2-2 サンプリング定理
 8-3 アナログ信号の再構成
9章 離散時間システム
 9-1 システムの周波数特性
  9-1-1 システム関数H(z)
 9-2 差分方程式によるシステム
  9-2-1 FIRシステム
  9-2-2 IIRシステム
  9-2-3 IIRシステムの安定性
  9-2-4 システムの縦続接続
10章 フィルタ
 10-1 フィルタ設計問題
  10-1-1 アンチエリアシングフィルタ
  10-1-2 フィルタ特性
  10-1-3 フィルタ特性の仕様
  10-1-4 ディジタルフィルタとアナログ周波数特性
 10-2 FIRフィルタの設計
  10-2-1 ゼロ位相FIRフィルタ
  10-2-2 線形位相FIRフィルタ
  10-2-3 FIRフィルタの近似
  10-2-4 パークス・マクレラン近似
 10-3 IIRフィルタの設計
 10-4 FIRフィルタとIIRフィルタの比較
 10-5 フィルタの実現
  10-5-1 FIRフィルタの実現
  10-5-2 IIRフィルタの実現
  10-5-3 フィルタの縦続形,並列形実現
11章 相関関数とパワースペクトル
 11-1 相互相関関数,自己相関関数
  11-1-1 相関関数の定義
  11-1-2 相関関数の性質
 11-2 有限パワー信号の相関関数
  11-2-1 周期信号の相関関数
  11-2-2 ランダム信号と相関関数
  11-2-3 白色ノイズ
 11-3 ウィーナー・ヒンチンの定理
 11-4 線形システムと相関関数
  11-4-1 白色ノイズ入力によるシステム特性の推定
 11-5 パワースペクトルの推定
  11-5-1 DFTによる直接推定法
  11-5-2 相関関数による推定法
  11-5-3 スペクトルグラム

練習問題解説・解答