地熱エネルギー −地球からの贈りもの−

火山国日本に無尽蔵にある「地熱エネルギー」利用や、1年365日朝から晩まで1日中電気をつくり続ける「地熱発電」のことがよくわかる本

このような方におすすめ

再生可能エネルギーに関心を持つマスコミ関係者、一般社会人、大学生、高校生等。
官公庁、電力会社、重電メーカー、資源開発会社、ボーリング業者等。
  • 著者江原 幸雄
  • 定価1,760 (本体1,600 円+税)
  • 四六 196頁 2012/05発行
  • ISBN978-4-274-50395-5
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日本は「地熱エネルギー」の点では世界3位の資源大国であり、地熱技術も世界をリードしている。日本ではこの十数年の間、何故か地熱資源を活用してこなかったが、いま無尽蔵にある地熱資源を利用しない手はない。特に再生可能エネルギーの中でも「地熱発電」は1年365日、朝から晩まで1日24時間、発電し続けることができる効率的で安全な発電技術である。本書では、「地熱エネルギー」「地熱発電」についての誤解を解き、正しい知識を平易に解説するとともに、地熱エネルギーや地熱発電の魅力を伝える。

https://www.ohmsha.co.jp/book/9784274503955/
口絵
第1章 イントロダクション−10分間で地熱早わかり
第2章 地球温暖化現象・ヒートアイランド現象・エネルギー危機と地熱エネルギー
第3章 再生可能エネルギーの中の地熱エネルギー
第4章 地球の中での熱の流れのしくみ
第5章 地熱の利用I:地熱発電
第6章 地熱の利用II:地熱直接利用
第7章 世界およびわが国における地熱開発の現状と課題
第8章 未来エネルギーとしての地熱エネルギー
第9章 近未来の地熱エネルギー利用
付録資料集
口絵
・地球内部の温度構造概念図/火山からの熱放出例(九重火山)
・八丁原地熱発電所/ブルーラグーン(アイスランド)
・ナアワプルア地熱発電所(ニュージーランド)/同発電所の地熱タービン
・わが国の温泉湧出温度/米国の地下6kmの温度分布
はじめに
第1章 イントロダクション−10分間で地熱早わかり
1.1 地熱エネルギーとは?
1.2 日本の地熱資源量は?
1.3 どうすれば地熱発電ができるの?
1.4 三重苦(発電コスト問題、国立公園問題、温泉問題)の解決を!
1.5 地熱発電所は無傷で、すべて生き残った!
第2章 地球温暖化現象・ヒートアイランド現象・エネルギー危機と地熱エネルギー
2.1 地球温暖化現象
2.2 ヒートアイランド現象
2.3 エネルギー危機
2.4 環境・エネルギー問題と地熱エネルギーの利用
第3章 再生可能エネルギーの中の地熱エネルギー
3.1 再生可能性と持続可能性
3.2 再生可能エネルギーと枯渇性エネルギー
3.3 再生可能エネルギーの中の地熱エネルギー
第4章 地球の中での熱の流れのしくみ
4.1 地球の熱
4.2 熱水系と地熱発電所
4.3 熱水系の探査とモデル化
4.4 地熱資源量の評価
第5章 地熱の利用I:地熱発電
5.1 地熱発電所の地下のしくみ
5.2 地熱発電所の地上のしくみ
5.3 持続可能な発電のしくみ
第6章 地熱の利用II:地熱直接利用
6.1 多様な地熱エネルギーの利用法
6.2 カスケード利用
6.3 地中熱利用
第7章 世界およびわが国における地熱開発の現状と課題
7.1 世界の地熱開発の歴史と現状
7.2 わが国の地熱開発の歴史と現状
7.3 わが国の地熱発電の発展を阻む3つの足かせ
7.4 わが国の地熱発電の展開の兆し
第8章 未来エネルギーとしての地熱エネルギー
8.1 高温岩体発電
8.2 EGS発電
8.3 マグマ発電
第9章 近未来の地熱エネルギー利用
9.1 近未来2050年の地熱エネルギーの貢献の姿
9.2 2100年における地熱エネルギー利用の姿
付録資料集
・日本の地熱資源賦存地域
・日本の地熱発電所の位置と設備容量等一覧
・世界の主な地熱発電所と火山
・世界の地熱発電設備容量 
おわりに  地熱を知り、地熱を愛する
参考文献
索引