地域包括ケアシステム

地域包括ケアシステムを体系的に理解したい方の必読書!

このような方におすすめ

・地域包括支援センターの職員の
・介護サービス事業者
・自治体職員,保健医療福祉施設の実務家,専門職,研究者など
  • 著者高橋 紘士 編
  • 定価3,080 (本体2,800 円+税)
  • B5 264頁 2012/03発行
  • ISBN978-4-274-21173-7
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 本書は地域包括ケアシステムの理論とともに、各方面・分野で展開されている地域包括ケアの実践を紹介しながら、地域包括ケアシステムの構築と運営について体系的に解説する実務書です。

 次期介護保険制度のキーワードである地域包括ケアシステムを基盤として、重層的かつ多角的な視点から地域包括ケアシステムを捉えるため、医療・介護・福祉の各分野で実務家として活躍している豪華執筆陣による地域包括理解のための必携書です。

https://www.ohmsha.co.jp/book/9784274211737/
1編 地域包括ケアシステムとは
 1章 地域包括ケアシステムへの道
 2章 地域包括ケアのスタートと展開
 3章 地域包括ケアシステムに関する国際的な研究動向

2編 地域包括ケアを創る
  4章 介護保険の10年とこれからの地域包括ケア
 5章 施設機能の地域展開からのアプローチ
 6章 地域包括ケアにおける在宅医療の役割
 7章 訪問看護が切り開く地域包括ケア
 8章 地域包括ケアと地域福祉〜小規模多機能拠点の意義〜
 9章 地域包括ケアの基盤としての住まい

3編 地域包括ケア最前線
 10章 ターミナルケアと包括的支援〜ホームホスピスの実践から〜
 11章 認知症ケアで必要とされる地域包括ケア
 12章 生活困窮者の包括的支援システム
 13章 エリアマネジメント機関としての地域包括支援センター
 14章 地域包括ケアの確率を目指した介護保険事業計画を考える
   
あとがきにかえて
参考文献・引用文献
索引
1編 地域包括ケアシステムとは
 1章 地域包括ケアシステムへの道
  1・1 介護保険10年とこれから
  1・2 地域包括ケアの提唱とその背景
  1・3 高齢者保健福祉推進10ヶ年戦略の意義
  1・4 在宅介護支援センター創設から地域包括支援センターへ
  1・5 特養の多床室整備復活問題と地域包括ケア
  1・6 地域包括ケアと施設・住居
  1・7 地域包括ケアを支えるサービス体系
  1・8 震災と地域包括ケア
 2章 地域包括ケアのスタートと展開
  2・1 高齢社会と地域包括ケア
  2・2 公立みつぎ総合病院における在宅ケアによる寝たきりゼロ作戦
  2・3 地域リハビリテーションおよび緩和ケア
  2・4 保健・医療・介護・福祉の連携,統合〜行政部門と病院とのドッキング〜
  2・5 保健福祉総合施設〜介護施設の設置〜
  2・6 地域包括ケアシステムの構築
  2・7 住民参加
  2・8 今後の展望
 3章 地域包括ケアシステムに関する国際的な研究動向
  3・1 地域包括ケアシステムとintegrated care(統合ケア)
  3・2 国際的なintegrated careの登場とその背景
  3・3 システムとしてのintegrated care
  3・4 integrated careを推進するためには
 
2編 地域包括ケアを創る 
 4章 介護保険10年とこれからの地域包括ケア 
  4・1 国際比較からみた介護保険の制度と費用
  4・2 地域の高齢者の元気度とサービス利用の地域差
  4・3 これからの介護保険
  4・4 新たなサービス開発の必要性
  4・5 これからの10年間〜まとめにかえて〜
 5章 施設機能の地域展開からのアプローチ
  5・1 既存施設の課題確認
  5・2 施設の現実と地域社会への取組み
  5・3 高齢者総合ケアセンターへの道
  5・4 サポートセンター構想
  5・5 災害時の対応
  5・6 社会福祉法人の責任と課題 
 6章 地域包括ケアシステムにおける在宅医療の役割
  6・1 在宅医療とは何か
  6・2 在宅医療の「こころ」
  6・3 高齢者の在宅医療
  6・4 神経筋難病の在宅医療
  6・5 重症小児の在宅医療
  6・6 在宅終末期医療
  6・7 高齢者施設と在宅医療
  6・8 地域包括ケアシステムにおける在宅医療
 7章 訪問看護が切り開く地域包括ケア
  7・1 治す医療から支える医療へ
  7・2 多用な居住の場での在宅ケアと看取りの充実
  7・3 訪問看護サービスを利用するには
  7・4 訪問看護の対象の広がり
  7・5 地域連携での訪問看護の役割
  7・6 治す医療から支える医療の典型例〜在宅での重症心不全の看取り例とし  て〜
  7・7 がんになっても家で過ごせるのか
  7・8 地域で在宅ケアが進むためには
  7・9 平成24年度医療保険・介護保険同時改定へ向けて
  7・10 暮らしの保健室の取組み
 8章 地域包括ケアと地域福祉〜小規模多機能拠点の意義〜
  8・1 地域福祉とは何か
  8・2 地域福祉と地域包括ケア・地域包括ケアシステム
  8・3 小規模多機能型居宅介護と地域包括ケアシステム
 9章 地域包括ケアの基盤としての住まい
  9・1 地域包括ケアと住まいの関係
  9・2 地域における居住とケア環境の整備
  9・3 居住環境に関するアセスメントとアドバイス
  9・4 高齢者住宅の事業と運営
  9・5 「仲間福祉」と「地域福祉」の可能性
 
3編 地域包括ケア最前線
 10章 ターミナルケアと包括的支援〜ホームホスピスの実践から〜
 10・1 全人的医療とコミュニティケアを目指して
 10・2 ホームホスピスかあさんの家のかたち
 10・3 看取りの主体は家族である
 10・4 ホームホスピスの広がり
 10・5 「宮崎をホスピスに」プロジェクトの仕事
 10・6 地域でエンドオブライフケア
11章 認知症ケアで必要とされる地域包括ケア
 11・1 認知症の歴史的背景と現在
 11・2 認知症ケアにおける医療の果たす役割
 11・3 認知症と精神科医療
 11・4 認知症の心理教育的アプローチ
 11・5 介護者にわかりやすい認知症の症状と経過の説明(高次脳からみた認知症  )
 11・6 福祉と医療の共通ツール(生活支援アンケート)
 11・7 認知症における地域連携〜認知症のアウトリーチ〜
 11・8 認知症の地域連携と啓発活動
 11・9 認知症ケアにおける医療と介護のバランス
 11・10 認知症ケアに必要なこと
12章 生活困窮者の包括的支援システム
 12・1 生活困窮者支援の現状と課題
 12・2 「たまゆら火災」が象徴する困窮高齢者の社会的排除
 12・3 支援付き住宅
 12・4 新たな地域互助の支援
 12・5 行政の取組み〜都市型軽費老人ホームの課題〜
 12・6 小規模多機能型の包括的支援システム
 12・7 まとめ
13章 エリアマネジメント機関としての地域包括支援センター
 13・1 地域包括支援センターと法規
 13・2 エリアマネジメント
 13・3 エリアマネジメントによる地域包括支援センターの事例
 13・4 今後に向けての地域包括支援センターの取組み
14章 地域包括ケアの確率を目指した介護保険事業計画を考える
 14・1 自立支援とは
 14・2 和光市の概況
 14・3 和光市の政策と体制
 14・4 和光市長寿あんしんグランドデザイン
 14・5 地域包括支援センターの体制
 14・6 地域支援事業
 14・7 専門職に必要なスキルと育成
 14・8 コミュニティケア会議
 14・9 介護予防マネジメントラインと権利擁護システム
 14・10 認定率の減少と第4期介護保険事業計画
 14・11 電子介護予防手帳システム
 14・12 まとめにかえて
 
あとがきにかえて
参考文献
索引