自然エネルギーの可能性と限界 −風力・太陽光発電の実力と現実解−

自然エネルギーの実力と将来、問題点にズバリ答える!

このような方におすすめ

・エネルギー関連産業企業従事者(事務・技術系両方:各電気会社、ガス会社、電機メーカー)
・自然エネルギー推進団体、環境保護団体、エコ活動推進団体所属者
・エコエネルギーに興味を持つ人全般
  • 著者石川 憲二 著
  • 定価1,760 (本体1,600 円+税)
  • 四六 192頁 2010/07発行
  • ISBN978-4-274-06808-9
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 地球温暖化と炭酸ガス排出量規制の流れ、環境志向の高まり、化石燃料の枯渇により、炭酸ガスを排出しないエネルギーに注目が集まっている。この中で脚光を浴びているのが、「再生可能エネルギー」、別名「自然エネルギー」だ。しかし、太陽光発電、風力発電には、その生産できる総エネルギー量と気象変化によるエネルギー生産量の不安定化など、多くの制約と限界がある。この本では、科学的、論理的な視点からその問題点を指摘し、現実的なエネルギー生産と利用のあり方、将来の見通しなどを示していく。

https://www.ohmsha.co.jp/book/9784274068089/
プロローグ 自然エネルギー? 再生可能エネルギー? 新エネルギー?
第1章 風を集めてエネルギーにする難しさ
第2章 「日の本」ニッポンは太陽光発電に向いているのか?
第3章 日本が有利な水力と地熱という「自然」エネルギー
第4章 市場原理を働かせて世の中を変えよう
エピローグ 戦略なき政策では全体最適は実現できない
はじめに

プロローグ 自然エネルギー? 再生可能エネルギー? 新エネルギー?

第1章 風を集めてエネルギーにする難しさ
 発電用風車の出力はどのくらいか?
 風力発電プラントはどこまで大きくできるのか?
 風車の定格出力は最大出力ではない
 風力発電の実際の設備効率はどのくらいか
 ■COLUMN 風はどこにでも吹いているわけではない
 地産地消の小規模なエネルギーとしての活路
 もっと多様な視点で風力の利用拡大を!
 電力に転換しなくても風力はいろいろ役に立つ

第2章 「日の本」ニッポンは太陽光発電に向いているのか?
 どうして太陽の光が電気になるのか?
 太陽光発電所の設備利用率は12パーセント
 大規模な太陽光発電所をシミュレーション
 ■COLUMN 「ゴビ砂漠に……」の根拠を調べてみた
 太陽光をもっと「自然のまま」に利用するシステム

第3章 日本が有利な水力と地熱という「自然」エネルギー
 水力は効率のいいエネルギー
 ■COLUMN 小さな水力発電所を実現するさまざまな新製品
 日本は地熱発電大国になれるのか?
 ■COLUMN データ集 エネルギー問題を考える前に知っておきたい、日本のエネルギーと電力に関する基礎知識

第4章 市場原理を働かせて世の中を変えよう
 まだまだ新顔が登場する化石燃料
 エネルギーによる発電コストの比較からわかること
 要は分散と集中の問題
 ■COLUMN 普及とともに自然エネルギーの導入コストは下がるのか?
 補助金と買取制度という甘いワナ
 炭素税あるいは環境税というわかりやすい選択
 新しいエネルギーの導入だけが解決策ではない
 ■COLUMN 風力発電以外の選択肢はなかったのか?

エピローグ 戦略なき政策では全体最適は実現できない

 参考資料
 索引