タッチパネル 技術開発・市場・アプリケーションの動向

タッチパネルの技術動向、市場性、アプリケーションの最新動向を紹介!

このような方におすすめ


        
  • 著者越石 健司 監修/西川 武士・西野 利晴・板倉 義雄・土屋 健一・大井 祥子 共著
  • 定価2,640 (本体2,400 円+税)
  • A5 208頁 2012/10発行
  • ISBN978-4-274-06897-3
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 iPadやiPhone、Android携帯・タブレットの急速な普及によってタッチパネルをめぐる状況はこの数年で激変しています。従来は、交通機関の券売機や銀行のATM、複写機の操作画面などの用途、POS端末やPDAなどでの利用が中心でした。iPadやiPhone、Androidの普及で、より身近な存在になるとともに市場も広がり、新たな技術や方式の採用、コスト削減も進んでいます。

 この本では、この分野に詳しい著者陣が、2012年時点でのタッチパネルの市場、技術動向などについてまとめたものです。

https://www.ohmsha.co.jp/book/9784274068973/
序章
第1章 アプリケーションと搭載方式
第2章 タッチパネルの方式と動作原理
第3章 タッチパネルに使用される部品・材料の開発動向
第4章 タッチパネルディスプレイのユーザーインターフェース
第5章 タッチパネルの市場動向
はじめに
序章
 フラットパネルディスプレイの市場
 タッチパネルの市場
 電子デバイス産業の実態と発展条件についての考察
 タッチパネルの今後

第1章 アプリケーションと搭載方式
 1.1 拡大するアプリケーションと搭載方式
  タッチパネルの代表的な方式
  方式の選択
  タッチパネル製品の分類
 1.2 投影型静電容量方式が主流となった携帯電話/
  スマートフォン
  スマートフォンの変遷
  文字入力や描画に対応するスマートフォン
 1.3 タブレットPCという新しいカテゴリの創生
  スマートフォンの前身、PDA
  爆発的にヒットしたネットブック
  新たなカテゴリーを形成したタブレットPC
  進化を続けるオールインワンPC
 1.4 産業用機器に使われるタッチパネルモニターとタッチパネルモジュール
  タッチパネル+LCDパネル
  再帰反射方式タッチパネル搭載製品
 1.5 ジェスチャー操作が注目されるスマートTV
  リモコン操作に変わるタッチパネル
  ジェスチャー操作の可能性
 1.6 大型化が進むゲーム機市場
  アーケードゲーム
  家庭用ゲーム機
 1.7 情報端末とデジタルサイネージ
  情報端末
  デジタルサイネージ
 1.8 教育現場での普及が進むエデュケーション分野
 1.9 ATM、自動販売機
  耐久性が要求されるATM、切符自動販売機
  ワイヤー方式静電容量方式タッチパネルで屋外設置が可能に
 1.10 普及が現実的になってきたテーブルPC、ミーティングテーブル

第2章 タッチパネルの方式と動作原理
 2.1 タッチパネルの方式
 2.2 各方式の構造と動作原理
  抵抗膜方式の構造と動作原理
  静電容量方式の構造と動作原理
  電磁誘導方式の構造と動作原理
  赤外線走査方式の構造と動作原理
  再帰反射方式の構造と動作原理
  超音波(表面弾性波)方式の構造と動作原理
  音響波照合方式の構造と動作原理
  方式の組み合わせ
 2.3 静電容量方式タッチパネルの検知アルゴリズム
  Relaxation oscillator方式
  Charge transfer(電荷輸送)方式
 2.4 静電容量方式タッチパネルの今後の動き
  アウトセル型
  オンセル型
  インセル型

第3章 タッチパネルに使用される部品・材料の開発動向
 3.1 近年のタッチパネル材料市場
 3.2 導電材
  センサー電極材−ITOフィルム
  ITO代替フィルム
  周辺回路材料
 3.3 光学フィルム
  ハードコートフィルムと飛散防止フィルム
  OCA、OCR
 3.4 その他のタッチパネル用材料
  FPC関連
  保護ガラス・シート
 3.5 今後の技術動向
  フィルム基板投影型タッチパネルのロールtoロール生産方式
  ダイレクトパターン方式
 コラム 紙のノートに替わるデバイスの予感

第4章 タッチパネルディスプレイのユーザーインターフェース
 4.1 タッチパネルのエモーショナルプランニング
  タッチパネルが与える心理的な壁とその利用
  大画面にタッチさせる場合は操作エリアとサイネージエリアに分ける
  スマートフォンはネットワークを活用して共有感を演出する
 4.2 タッチパネルのGUI
  タッチ操作の種類
  タッチイベントのタイミング
  ロールオーバーがないタッチ操作
  ボタン操作の反応表現の考え方
  フリックと画面の大きさ
  タッチに適したナビゲーションエリアの位置を考える
  タッチ操作GUIでスクロールを利用する
  画面上のオブジェクトに直接触れると言うこと
 4.3 タッチパネルの高さと角度が持つ意味
  端末設計時の人間工学的検討要素
  タッチパネル端末の作業域
  タッチパネル端末の視野
  タッチ可能エリアの活用
  情報までの距離
 4.4 タッチパネルUIの今後
  タッチパネルの社会的な認知
  タッチパネルと他の機器との連携
  端末間インターフェース
  よりタンジブルなインターフェースへ
 コラム タッチパネルはみんなにやさしいのか

第5章 タッチパネルの市場動向
 5.1 枚数・金額から見たタッチパネルの市場規模
  面積から見たタッチパネルの全体市場
  タッチパネル平均単価の推移
 5.2 タッチパネルの各方式と方式別市場の推移
  方式別タッチパネル市場の推移
  搭載が進むマルチタッチ
  静電容量方式の部材コスト構成
 5.3 アプリケーション別タッチパネル市場予測
  搭載アプリケーション別のタッチパネル市場の推移
  最大のアプリケーション市場は携帯電話
  タブレットPCとIT機器
  車載モニター
  大型アプリケーションの可能性
 5.4 タッチパネルの産業構造とその変遷
  タッチパネルの製造工程
  地域別出荷枚数の比較
  日本、台湾、韓国、中国のタッチパネル生産品目の比較
  日本、台湾、韓国、中国の生産能力を比較すると
  各地域における、周辺工程までのビジネス領域の拡大状況
  各地域における、今後の投資・事業拡大計画
  タッチパネル部材市場の地域的特徴
  タッチパネルアプリケーション市場の地域的特徴
  地域別傾向のまとめ
 5.5 今後のタッチパネル産業

索 引
監修者、執筆者紹介