図説 基礎熱力学

工学的視点から熱力学の基礎を解説した名著の翻訳版

このような方におすすめ

大学工学部機械工学科および工業化学科などの学生
熱力学を学ぼうと考えている方の独習用テキストとして
技術者の再入門書として
  • 著者Nevada,Reno大学 Yunus A. Cengel North Carolina州立大学 Michael A. Boles 共著/姫路工業大学 浅見 敏彦 福井工業大学 細川 ■延 大阪大学 桃瀬 一成 共訳
  • 定価5,390 (本体4,900 円+税)
  • B5 450頁 1997/02発行
  • ISBN978-4-274-13081-6
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 熱力学は、エネルギーを取り扱う最も基本的な学問であり、さまざまな科学技術の発展に欠くことのできない重要な学問である。そのため、工学系の多くの学科においても共通基礎として必須科目として履修が義務づけられている。

 本書は、米国で賞を受けるなど評価が高く、広く学生に読まれている"Thermodinamics-An Engineering Approach"の前半部分の翻訳版で、熱力学の基礎を工学的なアプローチから、豊富な図と演習問題でわかりやすく説明したものである。だれでもその知識と技法を確実に身につけ応用できる内容となっている。

https://www.ohmsha.co.jp/book/9784274130816/
1章 熱力学の基礎概念
2章 純物質の性質
3章 熱力学第一法則:閉じた系
4章 熱力学第一法則:開いた系
5章 熱力学第二法則
6章 エントロピー
7章 第二法則の工学的応用
付録 換算表
  
1章 熱力学の基礎概念
1・1 熱力学とエネルギー
1・2 次元と単位
1・3 閉じた系と開いた系
1・4 エネルギーの形態
1・5 系の状態量
1・6 状態と平衡
1・7 過程とサイクル
1・8 状態仮説
1・9 圧力
1・10 温度と熱力学第零法則
参考文献および推薦図書
問題
2章 純物質の性質
2・1 純物質
2・2 純物質の相
2・3 純物質の相変化過程
2・4 相変化過程に対する状態線図
2・5 P-ν-T面
2・6 状態量表
2・7 理想気体の状態方程式
2・8 圧縮係数-理想気体からの逸脱の尺度
2・9 その他の状態方程式
参考文献および推薦図書
問題
3章 熱力学第一法則:閉じた系
3・1 熱力学第一法則とは
3・2 熱伝達
3・3 仕事
3・4 力学的仕事
3・5 熱力学第一法則
3・6 問題解答への体系的手法
3・7 比熱
3・8 理想気体の内部エネルギー、エンタルピーおよび比熱
3・9 固体と液体の内部エネルギー、エンタルピーおよび比熱
3・10 生体系の熱力学的考察
参考文献および推薦図書
問題
4章 熱力学第一法則:開いた系
4・1 開いた系の熱力学的解析
4・2 定常流れ過程
4・3 各種の工学的な定常流れ装置
4・4 非定常流れ過程
参考文献および推薦図書
問題
5章 熱力学第二法則
5・1 熱力学第二法則とは
5・2 熱源
5・3 熱機関
5・4 冷凍機とヒートポンプ
5・5 永久機関
5・6 可逆過程と不可逆過程
5・7 カルノーサイクル
5・8 カルノーの定理
5・9 熱力学的温度目盛
5・10 カルノー熱機関
5・11 カルノー冷凍機とカルノーヒートポンプ
参考文献および推薦図書
問題
6章 エントロピー
6・1 クラウジウスの不等式
6・2 エントロピー
6・3 エントロピー増加の原理
6・4 エントロピー変化の原因
6・5 エントロピーとは何か?
6・6 エントロピーを含む状態量線図
6・7 Tdsの関係式
6・8 純物質のエントロピー変化
6・9 固体と液体のエントロピー変化
6・10 理想気体のエントロピー変化
6・11 可逆定常流れ仕事
6・12 コンプレッサー仕事の最小化
6・13 定常流れ装置の断熱効率
参考文献および推薦図書
問題
7章 第二法則の工学的応用
7・1 有用度-潜在する最大仕事
7・2 可逆仕事と不可逆度
7・3 第二法則効率ηII
7・4 閉じた系に対する応用
7・5 定常流れ系に対する応用
7・6 非定常流れ系に対する応用
7・7 日常生活と熱力学第二法則
参考文献および推薦図書
問題
付録 換算表
索引