ナノオプティクス ナノスケールの光学 ―ナノ光科学の電磁気学的基礎―

ナノオプティクスを電磁気学的な観点から詳細に解説!

このような方におすすめ

○大学・大学院における研究者
○企業の研究開発担当者,技術者
  • 著者山梨大学 堀 裕和  山梨県立産業技術短期大学校 井上 哲也 共著
  • 定価5,060 (本体4,600 円+税)
  • A5 238頁 2006/07発行
  • ISBN978-4-274-20268-1
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 光近接場とナノオプティクスの本質を理解するためには電磁気学的な観点からの理解が不可欠となる。

 本書では、ナノスケールの光学現象、電気双極子放射の理論、光近接場相互作用などのナノオプティクスに関する電磁気学的な基礎的事項を解説する。

https://www.ohmsha.co.jp/book/9784274202681/
第1章 ナノスケールの光学現象
第2章 電気双極子場とエバネッセント場
第3章 電気双極子場のアンギュラースペクトル展開と半空間での電気双極子放射
第4章 光近接場相互作用とトンネルエネルギー
第5章 ナノとマクロのモード接続
付録  ベクトル多重極場に関するベクトル公式
第1章 ナノスケールの光学現象
 1.1 ナノオプティクスとはなにか
 1.2 ナノオプティクスの基礎となる諸概念
 1.3 ナノオプティクスにおける電磁相互作用のとらえ方
 1.4 ナノオプティクスの位置づけ
 1.5 電磁場と電磁相互作用
 1.6 電磁場を解くための数学的道具立て
 1.7 ナノオプティクスの手がかりとなる問題とモデル化
第2章 電気双極子場とエバネッセント場
 2.1 電気双極子放射の理論
 2.2 放射強度と自然放射率
 2.3 ベクトル平面波の記述
 2.4 平面境界での電磁場の反射と透過
 2.5 ホモジニアス波とエバネッセント波
 2.6 平面境界における電荷密度の疎密波
 2.7 本書が取り扱う理論の概要
第3章 電気双極子場のアンギュラースペクトル展開と半空間での電気双極子放射
 3.1 電気双極子場のアンギュラースペクトル展開
 3.2 半空間での電気双極子放射
第4章 光近接場相互作用とトンネルエネルギー
 4.1 マックスウェル方程式とアンギュラースペクトル展開を用いた光の散乱問題
 4.2 ミー散乱による光の散乱問題
 4.3 ポインティングベクトルのクロスターム
 4.4 アンギュラースペクトル展開を用いた平面境界と微小球間の光近接場相互作用とトンネルエネルギー
 4.5 平面境界と微小球間の光近接場相互作用
 4.6 平面境界と微小球間の光近接場相互作用(ミー散乱)
 4.7 微小球間の光近接場相互作用
第5章 ナノとマクロのモード接続
 5.1 ナノとマクロの接続
 5.2 平面モード関数
 5.3 球モード関数
 5.4 円筒モード関数
 5.5 ベクトルベッセル関数とベクトル球面波間のモード変換
 5.6 ベクトル球面波と電気双極子プロパゲータ
付録  ベクトル多重極場に関するベクトル公式
 〔1〕 ルジャンドルの多項式と漸化式
 〔2〕 球面調和関数とベクトル演算子の既約行列要素
 〔3〕 ベクトル多重極場のローテーション
 〔4〕 ベクトル多重極場の勾配公式
 〔5〕 ベクトル多重極場のダイバージェンス
 〔6〕 クレプシュゴルダン係数