現場で役立つ 化学分析の基本技術と安全

信頼性の高い分析を行うために学び直そう、化学分析の基本と安全!

このような方におすすめ

○現場で分析実務を担当している初級技術者
○分析の基本を習得しようと考えている方
○農学、化学系の大学2〜3回生、分析化学を専攻する学生
など
  • 著者平井 昭司 監修/公益社団法人 日本分析化学会 編
  • 定価3,080 (本体2,800 円+税)
  • A5 200頁 2014/09発行
  • ISBN978-4-274-21634-3
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 分析化学は、私たちの生活の基盤を支えるさまざまな分野の必要不可欠な学問・技術であると同時に、その分析値には高い信頼性が求められています。近年、多くの分野で使用される分析機器・装置にはコンピュータが付加され、高機能化が図られていますが、それだけでは信頼性の高い分析を行うことはできません。信頼性の高い分析を行うには、分析化学を扱う技術者の基礎的な知識と技術が不可欠であり、かつ、安全な作業環境や操作管理が必要となります。

 (公社) 日本分析化学会は、これまで10年にわたり「分析学基礎セミナー」を開催、オーム社からセミナーを元にした『現場で役立つ 化学分析の基礎』を発行し、好評を博しています。本書は、さらに分析化学の基本に立ち返り、分析化学の基本技術の習得に必要な内容を網羅するとともに、作業環境の安全についても解説した分析化学の基本の書としてまとめました。

https://www.ohmsha.co.jp/book/9784274216343/
1章 溶液の基礎
2章 試薬の利用と管理
3章 純水の利用と管理
4章 準備作業
5章 検量線作成と検出限界・定量下限値
6章 安全な作業環境
7章 分析値の品質保証
1章 	溶液の基礎
 1-1 溶液とその濃度
 1-2 溶液のpH
 1-3 緩衝液
2章  試薬の利用と管理
 2-1  はじめに
 2-2  試薬の種類と分類
 2-3  純度、等級
 2-4  試薬の名称
 2-5  化学式、構造式、分子量
 2-6  試薬の容器
 2-7  危険な物質、有害な物質
 2-8  試薬カタログおよびラベル
 2-9  濃度表示
 2-10  試薬に関する法規
 2-11  試薬購入の注意点
 2-12  試薬の扱い方の基本
 2-13  試薬の保管方法
 2-14  おわりに
3章  純水の利用と管理
 3-1  純水の基礎
 3-2  純水の利用と注意
 3-3  純水の管理
4章  準備作業
 4-1  器具の洗浄
 4-2  洗浄方法
 4-3  希釈
 4-4  希釈用具材質
 4-5  有機溶媒のグレード
5章  検量線作成と検出限界・定量下限値
 5-1  はじめに
 5-2  検量線作成
 5-3  検出限界と定量下限
6章  安全な作業環境
 6-1  はじめに −安全な作業環境とは−
 6-2  緊急時の対応
 6-3  一般的な注意事項
 6-4  作業の際の服装および保護具
 6-5  薬品の取扱い
 6-6  高圧ガスの取扱い
 6-7  排気(ドラフト)の取扱い
 6-8  作業環境測定および特殊健康診断
 6-9  産業廃棄物
 6-10  まとめと参考
7章  分析値の品質保証
 7-1  量とSI単位
 7-2  測定値・分析値の統計的取扱いの基本
 7-3  不確かさ