絵とき 植物生理学入門(改訂3版)

植物生理学を豊富な図やイラストでわかりやすく解説!

このような方におすすめ

○農業大学校の学生
○農学部の学部学生
○生命科学系の学部学生,など
  • 著者山本 良一 編著/大阪市立大学 曽我 康一 大阪府立大学 宮本 健助 愛媛大学 井上 雅裕 共著
  • 定価3,740 (本体3,400 円+税)
  • A5 268頁 2016/10発行
  • ISBN978-4-274-21927-6
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 植物生理学の基礎について、図やイラストを使ってわかりやすく解説した2007年発行書籍の改訂版(改訂3版)。

 改訂3版では、章構成自体を見直し、記述内容もブラッシュアップして、より使いやすく、学習しやすい入門書になっています。

 大学テキストとしてもお勧めです。

https://www.ohmsha.co.jp/book/9784274219276/
第1章 植物生理学とは
第2章 光合成と代謝
第3章 発生と形態形成
第4章 環 境
第5章 成長と植物ホルモン
第6章 栄 養
第1章 植物生理学とは
1.1 植物とその生理現象
1.1.1 植物と人間
1.1.2 植物生理学の誕生
1.1.3 農学との関係
1.2 植物生理学という学問
1.2.1 光合成と代謝
1.2.2 発生と形態形成
1.2.3 環 境
1.2.4 成長と植物ホルモン
1.2.5 栄 養
1.3 植物生理学の将来

第2章 光合成と代謝
2.1 光合成
2.1.1 太陽エネルギーと光合成
2.1.2 葉の内部をのぞく
2.1.3 流れ込む二酸化炭素
2.1.4 陽葉と陰葉
2.1.5 葉緑体と核
2.2 光による反応
2.2.1 葉緑体
2.2.2 クロロフィル
2.2.3 光化学反応の仕組み
2.2.4 光によらない反応−炭酸固定−
2.2.5 C4植物
2.2.6 C3植物とC4植物の比較
2.2.7 CAM植物
2.2.8 環境要因と光合成量
2.3 呼吸とエネルギー利用
2.3.1 代 謝
2.3.2 呼 吸
2.3.3 エネルギーの通貨ATP
2.3.4 糖の分解−解糖系−
2.3.5 クエン酸回路
2.3.6 電子伝達
2.3.7 脂肪やタンパク質からもATPができる
2.3.8 呼吸の調節
2.3.9 アミノ酸の合成
2.3.10 芳香族化合物の合成
2.3.11 テルペン類の合成
2.3.12 ポルフィリン
2.3.13 核酸の合成
2.3.14 タンパク質の合成
2.3.15 多糖の合成
2.3.16 細胞壁の合成

第3章 発生と形態形成
3.1 発生と成長
3.1.1 成長のパターン
3.1.2 極 性
3.1.3 生 殖
3.1.4 植物の発生
3.1.5 種子の休眠
3.1.6 発 芽
3.1.7 器官の発生
3.1.8 頂芽優勢
3.2 開 花
3.2.1 光周性と開花
3.2.2 光受容体
3.2.3 短日植物と長日植物
3.2.4 花成ホルモン
3.2.5 花芽誘導に関与する物質
3.2.6 遺伝子
3.3 組織培養
3.3.1 歴 史
3.3.2 胚と不定胚
3.3.3 プロトプラスト
3.3.4 カルス
3.3.5 葯培養
3.3.6 遺伝子導入

第4章 環 境
4.1 植物の運動
4.1.1 内生リズム運動
4.1.2 屈 性
4.1.3 傾性と膨圧運動
4.1.4 気孔の運動
4.1.5 走 性
4.2 信号の伝達
4.2.1 環境信号による形態形成
4.3 植物ホルモンによる信号伝達
4.3.1 植物ホルモン受容体
4.3.2 植物ホルモンの輸送
4.4 光
4.4.1 光形態形成
4.4.2 光と発芽
4.4.3 光屈性
4.4.4 葉緑体光定位運動
4.4.5 クリプトクロームと光形態形成
4.5 水
4.5.1 水吸収における根の働き
4.5.2 水の吸収と水チャンネル
4.5.3 維管束の働き
4.5.4 木部の中の水の流れ
4.5.5 水の凝集力
4.5.6 気孔は蒸散流の出口
4.5.7 蒸散は避けられない弊害
4.5.8 水ストレス
4.5.9 篩部を通る物質の移動
4.5.10 物質の転流
4.5.11 ソースとシンク(基本原理)
4.6 温 度
4.6.1 植物の生活と温度
4.6.2 適応と耐性
4.6.3 春化とその機構
4.6.4 紅葉と黄葉
4.7 重 力
4.7.1 重力屈性
4.7.2 重力受容
4.7.3 微小重力環境下の植物
4.7.4 過重力環境下の植物
4.8 生体防御
4.8.1 病原体の感染経路
4.8.2 植物の防御システム
4.8.3 ファイトアレキシンとサプレッサー
4.8.4 生体防御を誘導する植物ホルモン

第5章 成長と植物ホルモン
5.1 水ポテンシャル
5.1.1 細胞の成長
5.1.2 細胞成長パターンを決める微小管の働き
5.1.3 浸透圧
5.1.4 浸透圧と溶質濃度
5.1.5 浸透圧と吸水力
5.1.6 水の蒸発
5.1.7 水ポテンシャルとは何か
5.2 細胞壁の構造と細胞壁伸展
5.2.1 細胞壁の意義
5.2.2 細胞壁の役割
5.2.3 細胞壁の力学的性質の変化
5.2.4 細胞壁の化学的性質
5.3 植物ホルモン
5.3.1 植物ホルモンの働き
5.3.2 植物ホルモンとは
5.3.3 オーキシン
5.3.4 ジベレリン
5.3.5 気体のホルモン−エチレン−
5.3.6 サイトカイニン
5.3.7 分化全能性
5.3.8 アブシシン酸
5.3.9 ブラシノステロイド
5.3.10 ジャスモン酸類
5.3.11 障害応答と病害応答による全身獲得抵抗性
5.3.12 ストリゴラクトン
5.3.13 成長調節剤や除草剤の作用

第6章 栄 養
6.1 無機物質
6.1.1 必須元素とその他の重要元素
6.1.2 元素の生理作用と欠乏症
6.1.3 土壌の主成分ケイ素とアルミニウム
6.1.4 無機物質の移動,膜輸送
6.1.5 無機塩類の吸収と土壌
6.1.6 土壌液の水素イオン濃度(pH)
6.2 塩分ストレスと重金属ストレス
6.2.1 塩分ストレス
6.2.2 カリウムとナトリウムの輸送体
6.2.3 無機イオンの輸送タンパク質
6.2.4 重金属ストレス
6.2.5 重金属耐性
6.3 無機元素の代謝
6.3.1 窒素栄養
6.3.2 窒素固定
6.3.3 微生物との共生
6.3.4 窒素の代謝
6.3.5 イオウとリンの輸送と代謝
索引