情報科教育法(改訂3版)

「社会と情報」「情報の科学」の指導法に対応!教職課程・情報教育指導のための座右の書!

このような方におすすめ

・教科「情報」の免許取得を目指す大学生
・高校で教科「情報」を担当する教師
  • 著者久野 靖 辰己 丈夫 監修
  • 定価2,640 (本体2,400 円+税)
  • A5 240頁 2016/08発行
  • ISBN978-4-274-21920-7
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高校の情報科の教員免許取得には欠かせない、大学教職課程の講義「情報科教育法」の教科書です。前版(改訂2版)は平成20(2008)年度に告示され、平成25(2013)年度から実施されている学習指導要領の内容をふまえて実施に先がけて発行したものでしたが、発行後に一部教科名が変更される(『普通教科「情報」→共通教科「情報」』)、文科省が推奨する教科「情報」の学習の目的区分が変更されるなど、現在の高校の教科「情報」の教育実態に合わせた記述となるよう全体的に見直して、改訂3版として発行するものです。

https://www.ohmsha.co.jp/book/9784274219207/
序章 情報科教育法とは

第1部 情報科とは
 1章  情報科の成立
 2章  現行学習指導要領における情報教育

第2部 情報活用の実践力の指導法
 3章  情報活用の実践力の指導法
 
第3部 情報の科学的な理解の指導法
 4章  情報の科学的な理解の指導法
 5章  問題解決とモデル化・シミュレーションの指導法
 6章  アルゴリズムとプログラミングの指導法
 7章  情報検索とデータベースの指導法

第4部 情報社会に参画する態度の指導
 8章  情報モラル・情報倫理の指導法
 9章  メディアリテラシーの指導法
10章 情報通信ネットワークとコミュニケーションの指導法
11章 情報システムと社会の指導法

第5部 情報科の教員として
12章 「総合的な学習の時間」との協調
13章 コラボレーションとプレゼンテーション,および授業システム改善の動き
14章 評価の工夫
15章 学習指導案の作成
16章 情報科とプレゼンテーション
17章 授業形式の実習
18章 これからの情報教育

第6部 情報教育に必要な知識
19章 情報の表現と発信
20章 ソフトウェア制作から見た情報教育
序章 情報科教育法とは
 1.  教育はなぜ必要か
 2.  情報教育はなぜ必要か
 3.  情報科教育法とその必要性
 演習問題

第1部 情報科とは
 1章  情報科の成立
  1・1 情報科設立経緯の概観
  1・2 情報科の目標
  1・3 情報科の学習内容
   1・3・1 中学校までの学習
   1・3・2 高等学校共通教科の学習
   1・3・3 専門教科「情報」の概観
  1・4 他の教科などとの関連
  1・5 その他の特記事項
  演習問題
  参考文献  

 2章  現行学習指導要領における情報教育
  2・1 小学校における情報教育
  2・2 中学校における情報教育
  2・3 高学における情報教育
   2・3・1 共通教科「情報」
   2・3・2 専門教科「情報」
   2・3・3 新・旧学習指導要領における教科「情報」の変化
  2・4 現行学習指導要領とPISA
  演習問題
  参考文献

第2部 情報活用の実践力の指導法
 第2部の概説
 3章  情報活用の実践力の指導法
  3・1 「情報活用の実践力」
  3・2 「情報活用の実践力」の指導項目
   3・2・1 課題や目的に応じた情報手段の適切な活用
   3・2・2 必要な情報の主体的な収集・判断・表現・処理・創造
   3・2・3 受け手の状況などを踏まえた発信・伝達
  3・3 小中学校における「情報活用の実践力」育成
  3・4 高等学校における「情報活用の実践力」育成
   3・4・1 「操作教育」と情報活用の実践力   
   3・4・2 動機づけと情報活用の実践力
   3・4・3 情報を読み解く力と情報活用の実践力
   3・4・4 問題解決と情報活用の実践力
  3・5 情報フルーエンシーへの昇華
  演習問題
  参考文献

第3部 情報の科学的な理解の指導法
 第3部の概説
 4章  情報の科学的な理解の指導法
  4・1 情報の科学的な理解の指導法
   4・1・1 情報科学とは
   4・1・2 情報科学の指導にあたって
  4・2 コンピュータを使わない指導法
   4・2・1 2進法
   4・2・2 画像表現
  4・3 コンピュータを使う指導法
   4・3・1 ソフトウェアとプログラム
   4・3・2 授業の展開
  演習問題
  参考文献

 5章  問題解決とモデル化・シミュレーションの指導法
  5・1 問題を選定する
   5・1・1 日常生活に密接な問題の選定
   5・1・2 数値化できる日常の問題
   5・1・3 日常生活に密接でない問題の選定
   5・1・4 問題解決の学習内容と順序
   5・1・5 モデル化の学習内容
  5・2 モデル化とシミュレーションを授業で取り上げる
   5・2・1 実際の授業前の確認作業
   5・2・2 題材の例
  5・3 まとめ
  演習問題
  参考文献

 6章  アルゴリズムとプログラミングの指導法
  6・1 アルゴリズムとプログラミング学習の必要性
  6・2 アルゴリズムとプログラミング指導のポイント
  6・3 プログラミングの指導法
   6・3・1 順次処理
   6・3・2 分岐処理
   6・3・3 反復処理
  演習問題
  参考文献

 7章  情報検索とデータベースの指導法
  7・1 情報の整理と検索の必要性
  7・2 情報検索と検索エンジン
  7・3 データの重要性
  7・4 データベースとDBMS
  7・5 関係モデルと関係データベース
  7・6 データウェアハウスとデータマイニング
  演習問題
  参考文献

第4部 情報社会に参画する態度の指導
 第4部の概説
 8章  情報モラル・情報倫理の指導法
  8・1 情報モラル・情報倫理とは
   8・1・1 「情報モラル・情報倫理」に対する認識
   8・1・2 扱う内容の階層化(教師が把握しておくべき階層)
   8・1・3 矛盾(ジレンマ)
  8・2 指導方法
   8・2・1 情報モラル教育・情報倫理教育
   8・2・2 情報モラル・情報倫理の授業方法の分類
   8・2・3 具体的な授業例
  演習問題
  参考文献

 9章  メディアリテラシーの指導法
  9・1 メディアリテラシーの概念
  9・2 構成されるメディア
  9・3 メディアの変化
  9・4 メディアリテラシーの教育
  9・5 授業の進め方
   9・5・1 準備段階
   9・5・2 出版メディア
   9・5・3 映像メディア
  9・6 まとめ
  演習問題
  参考文献


10章 情報通信ネットワークとコミュニケーションの指導法
  10・1 コミュニケーションとその構造
  10・2 コミュニティと情報社会
  10・3 情報通信ネットワークの仕組み
  10・4 情報通信ネットワークとセキュリティ
  演習問題
  参考文献

11章 情報システムと社会の指導法
  11・1 社会における情報システムの役割
   11・1・1 天気予報システムの例
   11・1・2 他の情報システムの例
  11・2 生活の中の情報システム
   11・2・1 単体で動く情報システム
   11・2・2 外部と通信して動く情報システム
  11・3 情報システムの具体例
  11・4 情報システムの社会的な重要性
   11・4・1 情報システムの重要性
   11・4・2 リスクへの対処
  11・5 授業への展開
  演習問題
  参考文献

第5部 情報科の教員として
12章 「総合的な学習の時間」との協調
  12・1 指導要領における「総合学習」の位置づけ
  12・2 どのような授業形態が考えられるか
   12・2・1 コラボレーションとプレゼンテーションの利用
   12・2・2 調べ学習と探求活動――レポートと卒業論文・卒業研究――
   12・2・3 ケーススタディ
   12・2・4 情報機器やインターネット情報の活用
   12・2・5 総合学習における生徒学習状況の評価
  12・3 「総合学習」に臨む教員の姿勢
   12・3・1 地域性や学校の事情に即した無理のないプログラムを
   12・3・2 ボーダーレスの時代
   12・3・3 ネットワークが広げる社会的交流
  演習問題
  参考文献

13章 コラボレーションとプレゼンテーション,および授業システム改善の動き
  13・1 コラボレーションプログラムの必要性
   13・1・1 コラボレーション
   13・1・2 学校教育におけるコラボレーションの動き
  13・2 プレゼンテーションプログラムの必要性
   13・2・1 プレゼンテーション
   13・2・2 学校教育におけるプレゼンテーションの動き
   13・2・3 ポスターセッション
  13・3 プログラム展開において留意すべき点
  13・4 授業システム改善の動き
   13・4・1 アクティブラーニング
   13・4・2 反転授業
  演習問題
  参考文献

14章 評価の工夫
  14・1 観点別評価と評価の工夫
   14・1・1 評価の観点
   14・1・2 評価規準と評価基準
  14・2 評価の計画と学習指導案
   14・2・1 年間計画と単元ごとの時間配分
   14・2・2 単元の評価規準と具体の評価規準
   14・2・3 指導と評価の計画
   14・2・4 評価の進め方
   14・2・5 当日の指導計画
   14・2・6 観点別評価の総括
  14・3 観点別評価の実際
   14・3・1 指導と評価の一体化
   14・3・2 評価計画の適正化
   14・3・3 授業改善
  14・4 生徒による自己評価,相互評価
  演習問題
  参考文献

15章 学習指導案の作成
  15・1 学習指導案の内容
  15・2 作成上の注意点
  15・3 学習指導案の例

16章 情報科とプレゼンテーション
  16・1 プレゼンテーションとは
  16・2 プレゼンテーションの方法
  16・3 スライドを用いたプレゼンテーション
   16・3・1 目的や内容の整理
   16・3・2 構成の検討
   16・3・3 資料の作成
   16・3・4 リハーサル
   16・3・5 プレゼンテーションの実施
   16・3・6 プレゼンテーションを終えて
  16・4 実習としてのプレゼンテーション
  16・5 授業におけるプレゼンテーション
  16・6 プレゼンテーションのツール
   16・6・1 プロジェクタ
   16・6・2 電子黒板
   16・6・3 書画カメラ
   16・6・4 タブレットパソコン
  演習問題
  参考文献

17章 授業形式の実習
  17・1 マイクロティーチングと教壇実習
  17・2 実習の概要
  17・3 ふりかえりの必要性
  演習問題
  参考文献

18章 これからの情報教育
  18・1 ドラッカーが主張する21世紀の教育
  18・2 知識のストックとフロー
  18・3 ブートストラッピング
  18・4 身体軸としてのキーボード練習
   18・4・1 短時間で可能なキーボード練習
   18・4・2 キーボード練習の方法
  18・5 入門教育の重要性と熟練の獲得
  18・6 プログラミング教育(論理軸)
   18・6・1 プログラミング言語の歴史
   18・6・2 一般人にとってのプログラミング
   18・6・3 日本語とプログラミング
   18・6・4 記号論
  演習問題
  参考文献

第6部 情報教育に必要な知識
19章 情報の表現と発信
  19・1 情報とデータ,情報量とデータ量
  19・2 情報とデザイン
  19・3 ユーザーインターフェイスのデザイン
  19・4 コンテンツ構成の設計
  19・5 Webページの論理構造と物理表現
  19・6 情報システムとしてのWWWの設計
  演習問題
  参考文献

20章 ソフトウェア制作から見た情報教育
  20・1 専門教科「情報」から見た情報技術教育
  20・2 プロジェクトとして見たソフトウェア開発
   20・2・1 プロジェクト活動の教材としてのソフトウェア開発
   20・2・2 要求分析,仕様作成,設計,実現,評価
  20・3 見たこともないものを作る難しさ
  20・4 お絵かきプログラム開発演習
   20・4・1 表現と解釈の難しさを体験する演習
   20・4・2 「お絵かきプログラム開発演習」とは
   20・4・3 プロジェクトのプロセス
  20・5 ソフトウェア開発の実際
   20・5・1 要求分析から仕様作成へは図解が有効
   20・5・2 設計には状態遷移図が有効
  20・6 指導設計(ID)
  演習問題
  参考文献

索  引