本書は、2009年7月に発行された「パースの表現」の第2版です。
第2版の発行にあたっては、表現力の要である陰影、光、着彩について、さらに上手に表現するテクニックをコラムとして追加しています。また、設計実務上、必要となる人物像を付録として掲載しています。二種類のタッチとスケールを掲載しているので、用途に応じて活用できます。
表現力と説得力のあるパース図を書けるよう、マンガの主人公一平とキュートで元気な女の子(実はネコ)ミルクと一緒に本書で勉強してみませんか。
https://www.ohmsha.co.jp/book/9784274068843/
正誤表やDLデータ等がある場合はこちらに掲載しています
I章 光と影
II章 立体感を表す
III章 着彩のコツ
IV章 いろいろな表現を身につける
巻末付録
プロローグ
I章 光と影
I-1 光の性質を理解する
1 降り注ぐ光の性質
2 自然光の位置と見え方
3 人工光の見え方
I-2 陰影の描き方
1 陰(シェード)と影(シャドー)
2 階段に落ちる影の作図法
3 部屋に差し込む光
4 虚像(水面への映り込み)の作図法
5 陰影を立体表現に活かす方法
II章 立体感を表す
II-1 階調表現の基本
1 立体を表現する階調
2 グラデーションを身につける
3 トーンの境目と反射の表現方法
II-2 アウトラインの役割
1 面表現と線表現
2 さまざまな線表現
3 奥行きを持つ線を描く
II-3 空気遠近法
1 遠くの風景を眺めてみよう
2 空気遠近法による表現
3 暗い部分の描写法
4 ハイライトなどの表現
column 絵画のなかの遠近表現
III章 着彩のコツ
III-1 色彩の基本
1 色の三要素
2 色彩調和の法則
III-2 色使いの秘密
1 色が持つイメージ
2 自然界の色の秩序に学ぶ
3 明暗表現とグラデーション
4 材質感の表現法
III-3 着彩の仕方
1 色の作り方
2 彩度と明度の調整をする
3 着彩の3ステップ
4 スピードと筆圧
column 緑の着彩テクニック
IV章 いろいろな表現を身につける
IV-1 室内の表現
1 和室と庭
2 リビングルーム
3 ビリヤード場
IV-2 建物の表現
1 旧岩崎邸
2 東京国際フォーラム
3 明治神宮
IV-3 通りの表現
1 原宿キャットストリート
2 下町の路地
IV-4 緑の表現
1 公園の樹木と池
2 街路樹
IV-5 人物の表現
1 オフィス街のランチ風景
2 通りを歩く人々
IV-6 空と水の表現
1 空の表現
2 波立つ水面の表現
3 流れる水の表現
IV-7 夜景の表現
1 ライトアップの風景
2 ネオンサインによる夜景
エピローグ
巻末付録1 色の三要素とカラーイメージ
巻末付録2 実践で使える人物ポーズ集
索引