「ナノテクノロジー」は近年、きわめて大きな注目を集め、その急速な進展には目をみはるものがある。
本書では、ナノテクノロジーの基礎から応用全般を、「創る・観る・使う」という流れで集大成し、それらを使いやすいように「I編 創る」「II編 観る」「III編 ITへ使う」「IV編 バイオ・化学へ使う」の4分冊にした。量子電子工学、材料物性、計測工学、生命科学、分子生物学、バイオインフォマティクスを融合し、理学、工学、農学、医学、薬学などの広い分野の大学生・大学院生および企業研究者・技術者の方々に広く活用いただける内容。
2003/05
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I編 創る
序 超微細加工の歴史
1章 ナノテクノロジーの基礎
2章 ナノスケールの物理
3章 ナノ構造の作製とその特性
4章 原子スケール構造の創成
5章 ナノ構造の製作技術
6章 ナノ構造の大量合成
7章 原子光学のナノパターニング
8章 シリコンナノプロセス
II編 観る
序 走査トンネル顕微鏡発明以後
1章 走査プローブ顕微鏡(SPM)で観る
2章 近接場光で観る
3章 短パルスナノ光で観る
4章 X線で観る
5章 電子・イオンで観る
III編 ITへ使う
序 ナノテクノロジーITの関わり
1章 電子デバイス
2章 フォトニックデバイス
3章 情報ストレージ
4章 ディスプレイ
5章 将来デバイス
IV編 バイオ・化学へ使う
序 ナノテクノロジーをバイオ・化学に使う
1章 ナノ・マイクロテクノロジーで生体分子を制御する(トップダウン)
2章 分子ナノテクノロジーで生体分子をつくる(ボトムアップ)
3章 マイクロ空間で化学分析を行う
4章 マイクロ化学空間で化学合成を行う
5章 タンパク質を計測する
6章 分子モータの機能を計測する
7章 生体システムを計測する
8章 遺伝情報を解析する
9章 バイオテクノロジー・医療に使う