エコカーの技術と未来 −電気自動車・ハイブリッドカー・新燃料車−

多種あるエコカーの長短所をとらえ、生き残るエコカーの姿をずばり示す

このような方におすすめ

・エコカーと自動車産業の趨勢とビジネス的な影響などを知りたいビジネスマン(新事業開発、調査、マーケティングなど知的な蓄積が重要とされる部門)
・各種のエコカーの技術概要を知りたい(その分野以外が専門の)技術者
・各種のエコカーとその将来について知的興味を持つ人一般。
  • 著者石川 憲二 著
  • 定価1,760 (本体1,600 円+税)
  • 四六 192頁 2010/02発行
  • ISBN978-4-274-06791-4
  • 定価
  • ポイント0
  • 数量

  • SOLD OUT
    在庫状況はお問合せください
    web-shop@ohmsha.co.jp

※本体価格は変更される場合があります。
※通常2〜3営業日以内で発送いたします。
※取寄が可能な場合もございますのでお問合せください。

  • 概要
  • 主要目次
  • 詳細目次

 環境志向の高まり、化石燃料の枯渇など、従来の揮発油(ガソリン、ディーゼル油)を燃料とした自動車、自動車産業は転換を迫られている。エコカーとして先行したのはハイブリッドカー(HV:Hybrid Vehicle)。しかし、エンジンとモーターという2種類のパワープラントにはむだが多く、エコカーの本命は他のシステムあるという声も多い。この本では、なぜハイブリッドカーが市場を獲得できたのか? そして今後、技術における理想論と社会のニーズから生まれる新しいエコカーと社会の姿を探っていく。

https://www.ohmsha.co.jp/book/9784274067914/
プロローグ エコカーとはちょっと面倒臭いクルマである
第1章 ハイブリッドカーは理想のエコカーなのか?
第2章 ハイブリッド車から電気自動車へ
第3章 電気自動車は、お弁当型、バーベキュー型、外食型?
第4章 電気自動車以外の選択は本当にないのか?
第5章 まだまだある新型エコカーの技術アイデア
エピローグ 「ちまちました自動車」の時代はいつまで続くのか?
はじめに

プロローグ エコカーとはちょっと面倒臭いクルマである

第1章 ハイブリッドカーは理想のエコカーなのか?
 エコカーとは環境負荷の小さい次世代自動車のこと
 エネルギープラント+パワープラント≒自動車
 ハイブリッド車の面倒臭さはマイナスだった
 ハイブリッドはなぜ省エネになるのか
 ハイブリッド車の燃費は本当にいいのか?
 ハイブリッド車の量産でメーカーが得るもの
 COLUMN:トヨタとホンダのハイブリッドシステムに表れる個性

第2章 ハイブリッド車から電気自動車へ
 バッテリーにはまだまだ開発課題が山積みだ
 第二の蓄電装置として期待されるキャパシタ
 COLUMN:内部で独楽(コマ)を回すフライホイールバッテリー
 インバータは電気を自由に操る魔法の箱
 モーターはエンジンのように個性を発揮できるか?
 COLUMN:モーターの性能の高さを証明したエリーカ

第3章 電気自動車は、お弁当型、バーベキュー型、外食型?
 電気自動車がすぐれている3つの理由
 低価格化が最大の課題となる蓄電池式電気自動車
 COLUMN:電気自動車の「燃料代」はガソリン車より安いのか?
 中途半端だから強い? プラグインハイブリッド車
 燃料電池というプラントにつきまとう問題点
 COLUMN:電力のインターネット化? スマートグリッドの技術的怪しさ
 未来の自動車は電車と同じ常時給電方式か
 堀 洋一氏インタビュー:なぜ自動車は「電気」にシフトしていくのか

第4章 電気自動車以外の選択は本当にないのか?
 ローカルなエコ燃料としてのバイオエタノール
 水素自動車は燃料の供給体制を確立するのが難しい
 自動車用代替燃料は百花繚乱か百家争鳴か?
 10?20年後、我々はどんなクルマに乗っているのか?
 COLUMN:公式資料にみる各自動車メーカーのエコカー戦略

第5章 まだまだある新型エコカーの技術アイデア
 期待のエースといわれて200年のスターリングエンジン
 COLUMN:思い切って「蒸気エコカー」ってのはどうだろう
 水素燃料でロータリーエンジンの復活はあるか?
 圧縮空気で走る「おもちゃの自動車」を実車に

エピローグ 「ちまちました自動車」の時代はいつまで続くのか?
参考資料
索引