マスタリングTCP/IP IPv6編 第2版

IPv6の情報を網羅したマスタリングシリーズ、ついに改訂!

このような方におすすめ

ネットワーク技術者
ネットワーク管理者
  • 著者志田 智 小林 直行 鈴木 暢 井上 博之 黒木 秀和 矢野 ミチル 共著
  • 定価3,740 (本体3,400 円+税)
  • B5 336頁 2013/07発行
  • ISBN978-4-274-06919-2
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IPv6の基本から実用的な情報までを網羅した「マスタリングTCP/IP」シリーズの改訂版です。IPv6の目的、プロトコルの基礎、仕様、運用にかかわる全般、アプリケーション、用途、IPv4 との相互接続、プログラミングの基本を解説しています。IPv4アドレス枯渇以降のIPv6をめぐる状況の変化を取り込み、IPv6の「使える」情報を全面的に更新しています。

https://www.ohmsha.co.jp/book/9784274069192/
第1章 IPv6概論
第2章 IPv6プロトコルの基本
第3章 近隣探索とアドレス自動生成
第4章 リンク層とIPv6
第5章 ルーティング
第6章 IPv6拡張機能
第7章 IPv6のアプリケーション
第8章 IPv6プログラミング
第9章 IPv4との相互接続
付録 IPv6の標準化
第1章 IPv6概論

1.1 IPv6ネットワークとは
1.1.1 IPv6ネットワークの構成要素
1.1.2 IPv6アドレスの基本的な構造
1.1.3 IPv6導入の背景

1.2 さまざまな要求に応えるIPv6の機能
1.2.1 アドレスの自動生成
1.2.2 セキュリティ
1.2.3 リアルタイム伝送
1.2.4 追加機能とヘッダ

1.3 IPv6アドレスとは
1.3.1 IP アドレス不足を解決する広大なIP アドレス空間
1.3.2 経路制御を考慮したアドレス割り当て
1.3.3 IPv6における番号資源の管理

1.4 IPv6の利用形態
1.4.1 IPv6の接続性
1.4.2 ユビキタスとMobile IP
1.4.3 家電制御

1.5 IPv6の課題
1.5.1 OSI とIPv6
1.5.2 エンドツーエンド通信は本当に魅力的なのか
1.5.3 家電を作る人、使う人の論理
1.5.4 コストメリットとキラーアプリケーション

第2章 IPv6プロトコルの基本

2.1 アドレス構造
2.1.1 IPv6におけるアドレスの構造
2.1.2 IPv6アドレスの表記方法
2.1.3 アドレスの種類
2.1.4 ユニキャストアドレス
2.1.5 特殊なユニキャストアドレス
2.1.6 マルチキャストアドレス
2.1.7 エニーキャストアドレス

2.2 IPv6パケットの形式
2.2.1 IPv6ヘッダ
2.2.2 拡張ヘッダ
2.2.3 ホップバイホップオプションヘッダ(次ヘッダ値:0)
2.2.4 ルーティングヘッダ(次ヘッダ値:43)
2.2.5 フラグメントヘッダ(次ヘッダ値:44)
2.2.6 終点オプションヘッダ(次ヘッダ値:60)
2.2.7 その他の拡張ヘッダ
2.2.8 拡張ヘッダ共通形式
2.2.9 パケットサイズ
2.2.10 IPv4 ヘッダとの比較

2.3 ICMPv6メッセージパケット
2.3.1 エラーメッセージと情報メッセージ
2.3.2 ICMPv6 パケットの形式
2.3.3 終点到達不能メッセージ(タイプ:1)
2.3.4 パケット過大メッセージ(タイプ:2)
2.3.5 時間超過メッセージ(タイプ:3)
2.3.6 パラメータ問題メッセージ(タイプ:4)
2.3.7 エコー要求メッセージ(タイプ:128)
2.3.8 エコー応答メッセージ(タイプ:129)
2.3.9 その他のICMP情報メッセージ
2.3.10 パスMTU探索

第3章 近隣探索とアドレス自動生成

3.1 近隣探索と近隣探索メッセージ
3.1.1 パケット送信の流れと近隣探索
3.1.2 近隣探索の基本的な機能
3.1.3 近隣探索メッセージの体系
3.1.4 近隣探索で利用するマルチキャストアドレス

3.2 近隣探索メッセージの詳細
3.2.1 ルータ要請メッセージ(RS, タイプ:133)
3.2.2 ルータ広告メッセージ(RA, タイプ:134)
3.2.3 近隣要請メッセージ(NS, タイプ:135)
3.2.4 近隣広告メッセージ(NA, タイプ:136)
3.2.5 リダイレクトメッセージ(Redirect, タイプ:137)
3.2.6 近隣探索メッセージのオプション

3.3 アドレス解決
3.3.1 近隣キャッシュ
3.3.2 アドレス解決の流れ
3.3.3 到達不能検出と到達情報の遷移

3.4 経路決定
3.4.1 終点キャッシュ
3.4.2 プレフィックスリスト
3.4.3 デフォルトルータリスト
3.4.4 経路決定
3.4.5 プレフィックスリストの保守
3.4.6 デフォルトルータリストの保守
3.4.7 終点キャッシュの保守
3.4.8 マルチプレフィックスに関連する制御

3.5 IPv4 との比較
3.5.1 到達不能検出による堅牢性の向上
3.5.2 ルータ広告メッセージの採用
3.5.3 要請ノードマルチキャストアドレスの利用
3.5.4 最大ホップ数によるセキュリティの向上

3.6 ステートレスアドレス自動生成
3.6.1 ステートレスアドレス自動生成とは?
3.6.2 ステートレスアドレス自動生成の流れ
3.6.3 リンクローカルアドレスの割り当て
3.6.4 グローバルアドレスの割り当て
3.6.5 アドレスの状態遷移
3.6.6 重複アドレス検出
3.6.7 アドレスの有効期間
3.6.8 ルータ広告メッセージによるDNS設定

第4章 リンク層とIPv6

4.1 IPv6におけるリンク層の役割
4.1.1 第1層――― 伝送媒体、信号と変調/復調
4.1.2 第2層――― フレーミング、伝送、その他

4.2 イーサネット
4.2.1 IEEE 802
4.2.2 イーサネットフレーム
4.2.3 MACアドレス
4.2.4 VLAN

4.3 その他のリンク層プロトコルとIPv6
4.3.1 PPP
4.3.2 携帯電話
4.3.3 MPLS
4.3.4 その他のリンク層プロトコル

4.4 IPv6の転送に関わる機器
4.4.1 イーサネットハブとイーサネットスイッチ
4.4.2 L2 ブリッジとプロトコルブリッジ

第5章 ルーティング

5.1 IPv6のルーティング
5.1.1 IPv6ルーティングの仕組み
5.1.2 ルーティングテーブルを決定する方法

5.2 IPv6のルーティングプロトコル
5.2.1 ルーティングプロトコルの種類
5.2.2 RIPng
5.2.3 OSPFv3
5.2.4 Integrated IS-IS
5.2.5 BGP4+

5.3 マルチキャストルーティング
5.3.1 IPv6のマルチキャストの仕様
5.3.2 IPv6のマルチキャスト用プロトコル
5.3.3 PIM-DM
5.3.4 PIM-SM
5.3.5 PIM-SSM

第6章 IPv6拡張機能

6.1 Ipsec
6.1.1 Ipsec の用途と効果
6.1.2 AH
6.1.3 ESP
6.1.4 ポリシーに基づくSAごとのセキュリティ
6.1.5 Ipsec の動作モード

6.2 QoS
6.2.1 DiffServ
6.2.2 IntServ
6.2.3 RSVP

6.3 マルチキャスト
6.3.1 マルチキャストの長所/短所
6.3.2 マルチキャスト通信の構成要素
6.3.3 MLDv1
6.3.4 MLDv2
6.3.5 MLDスヌーピング

6.4 Mobile IPv6
6.4.1 動作の概要
6.4.2 経路最適化とリターンルータビリティ
6.4.3 Mobile IPv6のパケット
6.4.4 ノードの動作
6.4.5 IPv4 との比較
6.4.6 Mobile IPv6周辺の動向

6.5 省電力無線ネットワーク
6.5.1 6LoWPAN
6.5.2 6LoWPANの特徴
6.5.3 ヘッダ圧縮
6.5.4 ND(近隣探索)最適化
6.5.5 リンクレイヤでのフラグメント対応
6.5.6 マルチホップ通信

第7章 IPv6のアプリケーション

7.1 DNS
7.1.1 DNSの階層的な名前空間
7.1.2 DNSプロトコル
7.1.3 DNSのリソースレコードとトランスポート
7.1.4 IPv6トランスポート
7.1.5 リソースレコード
7.1.6 DNSパケット長問題を解決するEDNS0
7.1.7 DNSSEC

7.2 DHCPv6
7.2.1 ホストの自動設定
7.2.2 DHCPv6の動作
7.2.3 DHCPv6パケットとメッセージ
7.2.4 DHCPv6-PD

7.3 他のアプリケーションプロトコルとIPv6
7.3.1 NTP
7.3.2 SNMP
7.3.3 RADIUS
7.3.4 SIP

7.4 IPv6対応アプリケーションの注意事項
7.4.1 IPv6アドレスの詳細な表記ルール
7.4.2 IPv6におけるURI の表記形式
7.4.3 IPv6対応ホストのDNS逆引き
7.4.4 デュアルスタック環境でのすばやい切り替え

第8章 IPv6プログラミング

8.1 ソケットAPI
8.1.1 ソケットAPI とは
8.1.2 基本ソケットAPI
8.1.3 拡張ソケットAPI

8.2 IPv6のソケットプログラミング
8.2.1 サーバとクライアント形式
8.2.2 サーバプログラム
8.2.3 クライアントプログラム
8.2.4 IPv6プログラミングに関する情報源

第9章 IPv4 との相互接続

9.1 IPv6への移行期の接続方法

9.2 トンネリング技術
9.2.1 IPv6over IPv4 トンネリング
9.2.2 ISATAP
9.2.3 6to4
9.2.4 6rd(IPv6Rapid Deployment)
9.2.5 Dual-Stack Lite

9.3 アドレス変換技術
9.3.1 SIIT
9.3.2 NAT64
9.3.3 ALG
9.3.4 IPv4 のスムーズな終焉

付録:IPv6の標準化

付.1 IETF とワーキンググループ
付.2 IPv6の標準化プロセス
付.3 日本を中心とした活動

索引