Excelで学ぶ食品微生物学 増殖・死滅の数学モデル予測

食品を汚染する微生物の増殖・死滅のモデルをシミュレーションする!!

このような方におすすめ

食品企業での実務者/食品衛生行政関係者
食品工学、生物工学、食品衛生学 分野の学生
  • 著者藤川 浩 著
  • 定価4,620 (本体4,200 円+税)
  • A5 192頁 2015/12発行
  • ISBN978-4-274-21821-7
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本書は食品を汚染する微生物が食品の製造及び流通過程でどのように増殖するかあるいは殺菌されるのかを数学モデルを使って解析し、さらに予測し、食品の安全性確保のために役立てることを目的として書かれたものです。またExcelを使ってモデルのシミュレーションができます。

https://www.ohmsha.co.jp/book/9784274218217/
はじめに

第1部 基礎編
第1章 食品における微生物の増殖と死滅
第2章 Excelを用いた数値計算とグラフ作成
第3章 基礎となる数学とモデル評価

第2部 微生物の増殖解析
第4章 基本増殖モデル
第5章 環境要因モデル
第6章 増殖予測とその応用
第7章 微生物間の競合
第8章 毒素産生

第3部 微生物の死滅解析
第9章 基本熱死滅モデル
第10章 熱死滅の環境要因モデル
第11章 熱死滅の予測
第12章 加熱殺菌の評価:F値
第13章 食品内部温度および熱死滅の推定
第14章 各種熱死滅モデル
第15章 その他の物理化学的ストレスによる死滅
はじめに
第1部 基礎編
第1章 食品における微生物の増殖と死滅
1.1 はじめに
1.2 数学モデル
1.3 微生物の増殖
1.4 微生物の死滅
1.5 微生物データの取り方
1.5.1 精度
1.5.2 増殖実験
1.5.3 殺菌実験
第2章 Excel を用いた数値計算とグラフ作成
2.1 Excel の準備
2.2 VBA プログラミングの基礎
2.3 ユーザーフォームの作成
2.4 データの並べ替え
2.5 グラフの作成方法
第3章 基礎となる数学とモデル評価
3.1 基礎事項:精度
3.2 積分の数値解法
3.2.1 台形則
3.2.2 シンプソン則
3.3 微分の数値解法
3.3.1 常微分方程式
3.3.2 偏微分方程式
3.4 モデルの評価
第2部 微生物の増殖解析
第4章 基本増殖モデル
4.1 ロジスティックモデル
4.2 ゴンペルツモデル
4.3 バラニーモデル
4.4 新ロジスティックモデル
4.5 各モデルの解法
4.5.1 ゴンペルツモデルとバラニーモデルによる増殖曲線
4.5.2 新ロジスティックモデルによる増殖曲線
第5章 環境要因モデル
5.1 温度と増殖速度
5.1.1 アレニウスモデル
5.1.2 平方根モデル
5.2 複数の環境要因
第6章 増殖予測とその応用
6.1 変動温度下の増殖予測
6.1.1 バラニーモデルによる増殖予測
6.1.2 新ロジスティックモデルによる増殖予測
6.2 食品内部温度と微生物増殖の予測
第7章 微生物間の競合
7.1 自然微生物叢との競合
7.2 基本増殖モデルによる増殖予測
7.2.1 一定初期濃度での増殖予測
7.2.2 各種初期濃度での増殖予測
7.3 競合モデルによる増殖予測
第8章 毒素産生
8.1 定常温度下での毒素産生
8.2 毒素産生量の予測
第3部 微生物の死滅解析
第9章 基本熱死滅モデル
9.1 熱死滅速度
9.2 殺菌工学モデル
9.3 化学反応モデル
第10章 熱死滅の環境要因モデル
10.1 z 値モデル
10.2 アレニウスモデル
第11章 熱死滅の予測
11.1 温度履歴
11.2 加熱殺菌予測
11.3 食品成分の失活予測
第12章 加熱殺菌の評価:F 値
12.1 F 値とは何か
12.2 プロセスのF 値と微生物のF 値
第13章 食品内部温度と熱死滅の推定
13.1 食品内部の温度変化
13.2 熱死滅の推定
第14章 各種熱死滅モデル
14.1 逐次モデル
14.2 多集団モデル
14.3 微生物胞子の死滅
14.4 経験論モデル
14.5 各種の加熱殺菌方法
14.6 加熱殺菌測定における注意点
第15章 その他の物理化学的ストレスによる死滅
15.1 化学物質による死滅,増殖阻害の評価
15.2 放射線による殺菌
コラム
コラム1 温度積算計
コラム2 微生物増殖および死滅の公開プログラムとデータベース
参考図書および解説