SVGの解説書。SVGは2001年にW3C勧告として公開されたXMLベースの画像フォーマットです。ベクターグラフィックスなので拡大縮小、変形しても美しさが損なわれません。会社のロゴをSVGで作る企業も増えていますし、D3.jsによるデータビジュアライゼーションでも基盤技術としてSVGが使われています。本書では簡潔なサンプルを数多く使い、基本的な図形の作成、アニメーションや複雑なグラフィックスの作成、さらにはスクリプトによる制御など、SVGの基礎から応用までをわかりやすく解説します。スマートフォンのSVG対応も進み、今後はさらに利用が膨らむであろうこのレガシーで今とても熱いフォーマットの基本を本書でマスターしましょう。
https://www.ohmsha.co.jp/book/9784873117973/
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まえがき
1章 はじめに
1.1 グラフィックスシステム
1.1.1 ラスターグラフィックス
1.1.2 ベクターグラフィックス
1.1.3 ラスターグラフィックスの用途
1.1.4 ベクターグラフィックスの用途
1.2 拡大と縮小
1.3 SVGの役割
1.4 SVGグラフィックスの作成
1.4.1 文書構造
1.4.2 基本的な図形
1.4.3 スタイルを属性として指定する
1.4.4 グラフィックオブジェクトをグループ化する
1.4.5 座標系の変換
1.4.6 その他の基本的な図形
1.4.7 パス
1.4.8 テキスト
2章 WebページでのSVGの使用
2.1 画像としてのSVG
2.1.1
要素の中にSVGを含める
2.1.2 CSSの中にSVGを含める
2.2 アプリケーションとしてのSVG
2.3 混合文書でのSVGマークアップ
2.3.1 SVGでの外部オブジェクト
2.3.2 XHTMLやHTML5でのインラインSVG
2.3.3 その他のXMLアプリケーションでのSVG
3章 座標系
3.1 ビューポート
3.2 デフォルトのユーザー座標系の使用
3.3 ビューポートに対するユーザー座標系の指定
3.4 アスペクト比の維持
3.4.1 preserveAspectRatioに関する位置揃えの指定
3.4.2 meet指定子の使用
3.4.3 slice指定子の使用
3.4.4 none指定子の使用
3.5 ネストされた座標系
4章 基本図形
4.1 直線
4.2 ストロークの特性
4.2.1 stroke-width
4.2.2 ストロークの色
4.2.3 stroke-opacity
4.2.4 stroke-dasharray
4.3 矩形
4.3.1 角の丸い矩形
4.4 円と楕円
4.5 要素(多角形)
4.5.1 交差する線を持つ多角形の塗りつぶし
4.6 要素(折れ線)
4.7 ラインキャップと結合部
4.8 基本図形のリファレンスの要約
4.8.1 図形要素
4.8.2 色の指定
4.8.3ストロークと塗りつぶしの特性
5章 文書構造
5.1 構造とプレゼンテーション
5.2 SVGでのスタイルの使用
5.2.1 インラインスタイル
5.2.2 内部スタイルシート
5.2.3 外部スタイルシート
5.2.4 プレゼンテーション属性
5.3 オブジェクトのグループ化と参照
5.3.1 要素
5.3.2