第二種電気工事士(二種電工)の筆記試験において、出題される50問のうち、計算問題は7〜8問と少ないため、電気の知識が曖昧で計算が苦手という人には計算問題をあきらめる傾向が見られます。しかしながら、筆記試験で確実に合格できる人は計算問題でも得点しており、電気工事士に合格しても計算ができなければ実際の業務に支障が出てしまいます。
そこで、本書は、計算問題(数学)が苦手な読者を対象に、計算問題を解くための受験参考書として、必要な知識(数学や電気の基礎知識)に絞ってやさしく丁寧に解説します。
まず、1章で二種電工の試験に出る数学について解説をします。つぎに、2章で実際の問題を解くために必要な電気の知識を解説します。最後に3章で実際の計算問題を解説します。
計算問題が苦手な方や計算問題を捨てて不合格になった方はぜひ本書で学習してみてください。
https://www.ohmsha.co.jp/book/9784274222719/
正誤表やDLデータ等がある場合はこちらに掲載しています
1章 数学の基礎知識
2章 電気の基礎知識
3章 過去問題の練習
1章 数学の基礎知識
1.1 数と式
1.2 平方根と指数
1.3 数式と方程式
1.4 三角比
1.5 ベクトル
2章 電気の基礎知識
2.1 電線の抵抗
2.2 オームの法則と合成抵抗
2.3 直流回路の電圧・電流
2.4 電力・電力量・熱量
2.5 倍率器と分流器
2.6 交流回路と力率
2.7 単相3線式(1φ3W)回路
2.8 三相3線式(3φ3W)回路
2.9 配電理論と電線の電圧降下
3章 過去問題の練習
3.1 電線の抵抗
3.2 合成抵抗
3.3 直流回路の電圧・電流
3.4 電力・電力量・熱量
3.5 交流回路と力率
3.6 三相交流(3φ3W)回路
3.7 単相2線式(1φ2W)回路
3.8 単相3線式(1φ3W)回路
3.9 三相3線式(3φ3W)回路
解答と解説