本書は、ごく初歩の方々を対象とし、まず図面を正しく読むための基本を、次に図面を正しく描くための基本をわかりやすく説明した入門書です。
本文ページを上下に2分して、上に図表を、その下に対応する説明を配置する構成としています。
1993年の初版発行以来、全国の工業系技術者および教育機関から好評を得て、累計5万5千部を超えました。今回の改訂は、JIS B 0001[機械製図]が2019年に改正されたことを受け、改正内容との整合・見直しを行なったものです。
https://www.ohmsha.co.jp/book/9784274224805/
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01章 図面について
02章 線・文字・図面の様式
03章 投影法
04章 図形の表し方
05章 寸法記入法
06章 機械要素と部分の略画法
07章 寸法公差とはめあい
08章 幾何公差と最大実体公差
09章 表面性状の図示方法
10章 溶接記号
11章 材料記号について
12章 参考JIS資料
付録 機械製作図例
練習問題解答/参考/索引
01章 図面について
01-1 図面の一義性
01-2 製図の歴史(1)
01-3 製図の歴史(2)
01-4 図面の必要条件
01-5 製図規格について
01-6 図面の構成要素
02章 線・文字・図面の様式
02-1 線の種類および用途(1)
02-2 線の種類および用途(2)
02-3 製図の文字(漢字)
02-4 製図の文字(かな・数字・ラテン文字)
02-5 図面の様式と尺度
02-6 図面の大きさ・表題欄
02-7 輪郭線の付属要素
練習問題(線の練習)
練習問題(手描き文字の練習)
03章 投影法
03-1 投影法の種類
03-2 第一角〜第四角および点の投影
03-3 第一角法と第三角法
03-4 直線の投影(1)
03-5 直線の投影(2)
03-6 面の投影
03-7 平面図形の投影
03-8 正六面体の投影
03-9 正八面体の投影
03-10 軸測投影と斜投影
03-11 等角図と縮み率
03-12 立体の切断
03-13 正多面体と展開図
03-14 円筒と円すいの展開図
03-15 だ円の画法
03-16 双曲線と放物線の画法
03-17 相貫図
03-18 用器画法(1)
03-19 用器画法(2)
練習問題(欠けている線の補充)
練習問題(三面図の作成)
04章 図形の表し方
04-1 図面の配置
04-2 矢示法と必要な投影図の数
04-3 正面図(主投影図)の選び方と図形の向き
04-4 補助投影図
04-5 部分投影図・回転投影図・展開図
04-6 断面図について
04-7 各種の断面図(1)
04-8 各種の断面図(2)
04-9 各種の断面図(3)
04-10 ハッチング,切断しないもの
04-11 省略図示法
04-12 特殊な部分の製図法
04-13 想像図と省略図
練習問題(断面図の完成)
05章 寸法記入法
05-1 寸法線と寸法補助線
05-2 寸法数値の向きと引出線
05-3 寸法補助記号(1)
05-4 寸法補助記号(2)
05-5 寸法補助記号(3)
05-6 穴の寸法記入法
05-7 こう配とテーパ,キー溝の記入法
05-8 その他の寸法記入法
05-9 多くの同一方向の寸法記入法
05-10 寸法記入上の注意(1)
05-11 寸法記入上の注意(2)
06章 機械要素と部分の略画法
06-1 ねじの種類
06-2 ねじの略画法
06-3 ねじの寸法記入法
06-4 ボルト・ナットの略画法
06-5 ねじおよびナットの略画法と座金
06-6 歯車の種類
06-7 歯車歯形各部の名称とモジュール
06-8 標準歯車と転位歯車
06-9 歯車の図示方法
06-10 歯車の製作図と要目表
06-11 コイルばねの略画法
06-12 重ね板ばねその他のばねの図示法
06-13 転がり軸受の略画法
06-14 転がり軸受の個別的略画法
06-15 転がり軸受の旧規格による略画法(参考)
06-16 キーの種類
06-17 キー溝の表し方
06-18 センタ穴の図示方法
07章 寸法公差とはめあい
07-1 限界ゲージについて
07-2 はめあいの種類
07-3 はめあい各部の状態
07-4 基準寸法の区分および等級
07-5 穴基準式と軸基準式
07-6 多く用いられる穴基準はめあい
07-7 多く用いられる軸基準はめあい
07-8 寸法許容差の求め方
07-9 多く用いられるはめあいで用いる穴の寸法許容差
07-10 多く用いられるはめあいで用いる軸の寸法許容差
07-11 寸法許容差の表示法
07-12 普通公差(個々に公差の指定がない長さ寸法に対する公差)
08章 幾何公差と最大実体公差
08-1 幾何公差の種類
08-2 公差域とデータム
08-3 幾何公差の記入法
08-4 幾何公差の記入例
08-5 最大実体公差
09章 表面性状の図示方法
09-1 表面性状の測定
09-2 表面性状のパラメータ
09-3 表面性状の図示記号
09-4 表面性状の図示方法(1)
09-5 表面性状の図示方法(2)および加工方法による粗さの範囲
10章 溶接記号
10-1 溶接記号の種類と特殊な用語
10-2 溶接記号の構成
10-3 溶接記号の各種表示法
10-4 溶接記号の使用例
11章 材料記号について
11-1 材料記号の構成
11-2 材質名,製品名の記号
11-3 主要金属材料の種類と記号
11-4 主要金属材料の用途例
12章 参考JIS資料
12-1 一般用メートルねじ
12-2 六角ボルト・六角ナット
12-3 キーおよびキー溝
12-4 転がり軸受
12-5 フランジ形固定軸継手
付録 機械製作図例
付1図 六角ボルト・ナット
付2図 平歯車
付3図 ねじ付き軸
付4図 フランジ形固定軸継手
練習問題解答
参考 理論的に正確な寸法について/製品の幾何特性仕様(GPS)について
索引