基礎からわかる下水・汚泥処理技術

原理から処理技術、関連設備までがしっかり学べる一冊

このような方におすすめ

下水・汚泥処理関連企業の新人及び教育指導者 等
  • 著者タクマ環境技術研究会 編
  • 定価2,750 (本体2,500 円+税)
  • A5 176頁 2020/06発行
  • ISBN978-4-274-22556-7
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 本書は、下水処理・排水処理とそれにより発生する汚泥の処理・活用について、原理から処理技術およびその関連設備を解説したものです。多くの図や表を用いて、わかりやすい解説に心がけています。下水・汚泥処理の分野に関係する方はもちろん、これから環境分野を学習する学生の方々にも理解しやすいように記述しています。本書を通して、下水処理・汚泥処理への関心が高まり、そういった技術・知識の向上の一助となれば幸いです。

 なお、本書は2005年11月に初版発行した『絵とき 下水・汚泥処理の基礎』を現在の技術的進歩や下水処理・汚泥処理に関する規制改訂等を踏まえて見直した上で、新たに発行するものです。姉妹書にあたる『基礎からわかるごみ焼却技術』『基礎からわかる大気汚染防止技術』『基礎からわかる水処理技術』も環境技術図書として併せてご愛読いただくと、より理解が深まります。

https://www.ohmsha.co.jp/book/9784274225567/
第1章 水を取り巻く状況
第2章 下水処理の概要
第3章 し尿処理・浸出水処理の概要
第4章 物理的・化学的な処理
第5章 生物学的な水処理
第6章 有害物質の除害処理
第7章 汚泥処理
第8章 低炭素・循環型社会への貢献
第9章 水質の関連法規
第1章 水を取り巻く状況
 1.1 水の惑星 ー地球ー
 1.2 社会発展と水環境の公害
 1.3 国内の水環境の現況
 1.4 水環境を守るために
 1.5 水処理技術の発展
 1.6 地球を取り巻く水環境
 1.7 持続可能な発展のために

第2章 下水処理の概要
 2.1 下水道の状況
 2.2 下水道の体系
 2.3 下水道の施策
 2.4 下水の処理
 2.5 下水前処理と一次処理
 2.6 下水二次処理と高度処理
 2.7 下水汚泥処理
 2.8 今後の下水道

第3章 し尿処理・浸出水処理の概要
 3.1 廃棄物の処理・処分
 3.2 し尿と浄化槽汚泥
 3.3 し尿処理システム
 3.4 最終処分場と浸出水
 3.5 浸出水処理設備

第4章 物理的・化学的な処理
 4.1 沈降分離
 4.2 凝集分離
 4.3 浮上分離
 4.4 ろ過
 4.5 膜分離
 4.6 活性炭吸着
 4.7 酸化分離
 4.8 消毒

第5章 生物学的な水処理
 5.1 活性汚泥法
 5.2 生物膜法
 5.3 担体法
 5.4 嫌気性処理法
 5.5 硝化脱窒法
 5.6 生物学的脱リン法
 5.7 アナモックス法

第6章 有害物質の除害処理
 6.1 除害施設の概要
 6.2 カドミウム・鉛廃水の処理
 6.3 六価クロム廃水の処理
 6.4 水銀廃水の処理
 6.5 シアン廃水の処理
 6.6 ヒ素・セレン廃水の処理
 6.7 農薬廃水の処理
 6.8 有機塩素化合物・ベンゼン廃水の処理
 6.9 ふっ素・ほう素廃水の処理
 6.10 栄養塩類(窒素、りん)の処理

第7章 汚泥処理
 7.1 汚泥処理の状況と目的
 7.2 濃縮
 7.3 消化
 7.4 脱水
 7.5 コンポスト
 7.6 燃料化
 7.7 焼却
 7.8 創エネルギー型汚泥焼却
 7.9 返流水対策

第8章 低炭素・循環型社会への貢献
 8.1 下水処理施設で発生する「資源」
 8.2 処理水の有効利用
 8.3 汚泥の有効利用
 8.4 汚泥のエネルギー利用
 8.5 その他のエネルギーの有効利用
 8.6 有効成分の回収

第9章 水質の関連法規
 9.1 環境基準:人の健康にかかわる水質項目
 9.2 環境基準:生活環境にかかわる水質項目
 9.3 環境基準項目の後続グループ
 9.4 水質汚濁防止法
 9.5 下水道法