ITエンジニアのためのプロジェクトマネジメント入門

手を動かして学ぶ、ITエンジニア向けのプロジェクトマネジメント入門書!

このような方におすすめ

◎ キャリアアップを目指す初級〜中級ITエンジニア
◎ IT系企業を目指す学生
〇 PMP受験対策本の副読本を求めている方
  • 著者澤部 直太・西山 聡・飯尾 淳 共著
  • 定価2,970 (本体2,700 円+税)
  • A5 336頁 2020/09発行
  • ISBN978-4-274-22592-5
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※取寄が可能な場合もございますのでお問合せください。

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PMBOK第6版に基づいた、プロジェクトマネジメントの本格的な入門書です。

本書は、現場でプロジェクトマネージャーを育成するための教科書となるよう制作しました。独習やIT企業での教育ではもちろん、大学や専門学校などでもお使いいただける構成です。豊富な演習問題を解きながら、プロジェクトマネジメントの基礎知識が身につきます。

▼企画のポイント

・ITエンジニアリングに特化しプロジェクトマネジメントを詳細に取り扱った、本格的な入門書です。

・各章末に演習問題を掲載しています。ただ文章を読むだけでなく、手を動かして問題を解くことでしっかりと理解できます。

・最新のPMBOK第6版に準拠しています(2020/8現在)。

https://www.ohmsha.co.jp/book/9784274225925/
第1章 プロジェクトマネジメント入門
第2章 ソフトウェア開発プロセス
第3章 プロジェクトマネジメントとソフトウェア開発
第4章 プロジェクトのステークホルダー、ライフサイクル、組織構造
第5章 PMBOK
第6章 プロジェクトの立上げとスコープ定義
第7章 WBSとアクティビティ
第8章 スケジュールの作成
第9章 コスト見積り
第10章 リスク・マネジメント
第11章 プロジェクト資源のマネジメント
第12章 実績の測定とコントロール
第13章 コミュニケーションとステークホルダー
第14章 成果物の品質管理
第15章 調達の管理とプロジェクトの終結
はじめに

第1章 プロジェクトマネジメント入門
 1.1 本書の概要
 1.2 プロジェクトとはなにか
  1.2.1 プロジェクトがもつ3つの特性
   (1) 独自のプロダクト、サービス、所産
   (2) 有期の業務
   (3) 新たなステージへの移行
  1.2.2 プロジェクトと定常業務の違い
  1.2.3 プロジェクトマネジメントに失敗するとどうなる?
  1.2.4 プロジェクトマネジメントで実施すること
   (1) ヒト・モノ・カネ
   (2) QCD
   (3) リスク
  1.2.5 PMBOK
 1.3 ソフトウェア開発プロセスとソフトウェア開発方法論
  1.3.1 ソフトウェア開発プロセスが利用される背景
  1.3.2 共通言語としての共通フレーム
 1.4 演習
  1.4.1 プロジェクトの事例を探そう
  1.4.2 開発プロセスの特徴を理解しよう
  1.4.3 失敗の原因を考えてみよう

第2章 ソフトウェア開発プロセス
 2.1 ソフトウェア開発プロセス
  2.1.1 ウォーターフォールモデル
   (1) ウォーターフォールモデルとV&V
  2.1.2 スパイラルモデル
  2.1.3 アジャイル開発
   (1) アジャイル開発の概要
   (2) アジャイル開発のプラクティス
   (3) アジャイル開発の適用分野
   (4) アジャイル開発手法の例
  2.1.4 DevOps
 2.2 SLCP(ソフトウェアライフサイクルプロセス)と共通フレーム2013
  2.2.1 SLCPの背景
  2.2.2 共通フレーム2013
 2.3 演習
  2.3.1 開発プロセスの得失を比較してみよう
  2.3.2 ソフトウェア開発の課題はなにか考えよう
  2.3.3 SLCPにおけるさまざまなプロセスを確認しよう

第3章 プロジェクトマネジメントとソフトウェア開発
 3.1 ソフトウェア開発プロジェクトにおけるプロジェクトマネジメントの重要性
  3.1.1 プロジェクトマネジメント不足が招くシステムトラブル
  3.1.2 プロジェクトマネジメントからみたソフトウェア開発プロジェクトの特徴
   (1) 開発工期が相対的に短い
   (2) プロジェクト開始時点で要求仕様が十分固まっていない
   (3) 要求の追加・変更がプロジェクトの途中で継続的に発生する
   (4) 利用すべき新しい技術や製品がプロジェクトの途中でリリースされる
   (5) さまざまなインターフェースに対応する必要がある
  3.1.3 ソフトウェア開発プロジェクトが失敗する理由
   (1) ユーザー企業とベンダー企業の対立
   (2) 安易な要件の変更
   (3) ステークホルダー間の利害調整の失敗
   (4) 工期不足と予算不足
   (5) 予期せぬ不具合
 3.2 ソフトウェア開発における管理
  3.2.1 成果物の管理
   (1) ソースコードの管理
   (2) ドキュメントの管理
  3.2.2 プロセスの管理
   (1) スケジュールの管理
   (2) リソースの管理
   (3) コストの管理
   (4) 品質の管理
 3.3 演習
  3.3.1 ソフトウェア開発の失敗例を分析してみよう
  3.3.2 オープンソース・ソフトウェア開発の手法を考えよう

第4章 プロジェクトのステークホルダー、ライフサイクル、組織構造
 4.1 ステークホルダー
  4.1.1 さまざまなステークホルダー
  4.1.2 プロジェクトとステークホルダーの関係
 4.2 プロジェクト・ライフサイクル
  4.2.1 さまざまなプロジェクト・ライフサイクル
  4.2.2 プロジェクト・フェーズ
  4.2.3 プロダクト・ライフサイクル
 4.3 組織とプロジェクト
  4.3.1 組織構造
  4.3.2 組織構造とプロジェクト・マネージャーの権限
  4.3.3 PMO(プロジェクト・マネジメント・オフィス)
 4.4 演習
  4.4.1 ステークホルダー分析をしてみよう
  4.4.2 プロジェクトとプロダクトのライフサイクルを考えよう
  4.4.3 組織を分類してみよう

第5章 PMBOK
 5.1 PMBOKの概要
  5.1.1 PMBOKの管理方法
  5.1.2 知識エリアとプロジェクトマネジメント・プロセス群
   (1) 知識エリア
   (2) プロジェクトマネジメント・プロセス群
  5.1.3 PMBOKで使われる用語
   (1) 段階的詳細化
   (2) 組織体の環境要因
   (3) 組織のプロセス資産
   (4) 変更要求
  5.1.4 PMBOKプロセスの記法
 5.2 知識エリアで見る49プロセス
  5.2.1 プロジェクト統合マネジメント
  5.2.2 プロジェクト・スコープ・マネジメント
  5.2.3 プロジェクト・スケジュール・マネジメント
  5.2.4 プロジェクト・コスト・マネジメント
  5.2.5 プロジェクト品質マネジメント
  5.2.6 プロジェクト資源マネジメント
  5.2.7 プロジェクト・コミュニケーション・マネジメント
  5.2.8 プロジェクト・リスク・マネジメント
  5.2.9 プロジェクト調達マネジメント
  5.2.10 プロジェクト・ステークホルダー・マネジメント
 5.3 国際標準 ISO 21500 "Guidance on project management"
 5.4 演習
  5.4.1 用語集を作ろう
  5.4.2 PMP 資格を得るための準備をしよう
  5.4.3 PMBOKの知識を活用しよう

第6章 プロジェクトの立上げとスコープ定義
 6.1 プロジェクトの立上げ
  6.1.1 プロジェクト憲章の作成
   (1) 権力と関心度のグリッド 
 6.2 プロジェクトマネジメント計画書の作成
  6.2.1 プロジェクトマネジメント計画書を作る
  6.2.2 プロジェクトマネジメント計画書とプロジェクト文書
  6.2.3 コンフィギュレーション・マネジメントの重要性
 6.3 プロジェクト・スコープ・マネジメント
  6.3.1 スコープ・マネジメントの計画
  6.3.2 要求事項収集
  6.3.3 スコープの定義
 6.4 演習
  6.4.1 プロジェクト憲章を作ってみよう
  6.4.2 ブレインストーミングをしてみよう

第7章 WBSとアクティビティ
 7.1 WBSとは
  7.1.1 成果物の細分化
  7.1.2 WBSの展開方法
  7.1.3 ソフトウェア開発のWBS
 7.2 WBSの作成
 7.3 アクティビティの定義と資源の見積り
  7.3.1 スケジュール・マネジメント計画書を作成する
  7.3.2 アクティビティを定義する
  7.3.3 アクティビティに必要な資源を見積る
 7.4 演習
  7.4.1 要素成果物を考えよう
  7.4.2 マインドマップを使ってWBSを書いてみよう
  7.4.3 資源を見積ってみよう
 
第8章 スケジュールの作成
 8.1 アクティビティの順序設定
  8.1.1 アクティビティ順序の表現方法
  8.1.2 アクティビティの順序を設定する
   (1) アクティビティ間の依存関係
   (2) リードとラグ
 8.2 アクティビティ所要期間の見積り
  8.2.1 アクティビティの所要期間を見積る
   (1) 所要期間の見積り手法
   (2) 代替案分析と予備設定分析
 8.3 スケジュールの作成
  8.3.1 スケジュールを作成する
   (1) クリティカルパス
   (2) 資源平準化と資源円滑化
   (3) クラッシングとファストトラッキング
  8.3.2 クリティカルパス法
   (1) アロー・ダイアグラムの作成
   (2) クリティカルパスの抽出
   (3) 資源の競合の解消
   (4) アクティビティの追加
  8.3.3 プロジェクト・スケジュールの可視化
 8.4 演習
  8.4.1 アクティビティの順序を整理しよう
  8.4.2 PERT図を書こう
  8.4.3 ソフトウェアを使ってスケジュールを作ろう

第9章 コスト見積り
 9.1 コスト・マネジメントの計画
  9.1.1 コスト・マネジメント計画書を作成する
 9.2 コストの見積り
  9.2.1 作業にかかるコストを見積る
  9.2.2 ボトムアップ見積り
 9.3 予算の設定
  9.3.1 コスト・ベースラインを作成する
  9.3.2 コスト・ベースラインとキャッシュフロー
 9.4 ソフトウェア開発とコスト見積り
  9.4.1 ソフトウェア開発におけるコスト見積りの難しさ
  9.4.2 ソフトウェア開発におけるさまざまなコスト見積り手法
  9.4.3 ファンクションポイント法
  9.4.4 コスト見積りと機能要件・非機能要件
 9.5 演習
  9.5.1 予算設定の実際を確かめよう
  9.5.2 コストを見積ってみよう
  9.5.3 具体的な非機能要件の影響を考えよう

第10章 リスク・マネジメント
 10.1 リスク・マネジメントの重要性
 10.2 リスク・マネジメントの計画
  10.2.1 リスク・マネジメント計画書を作成する
 10.3 リスクの特定
  10.3.1 リスクを特定してリスク登録簿を作る
  10.3.2 リスクの特定に有効な技法
   (1) リスク・ブレークダウン・ストラクチャ
   (2) チェックリスト
   (3) SWOT分析
 10.4 リスクの定性的分析
  10.4.1 リスクを定性的に分析する
  10.4.2 発生確率・影響度マトリックス
 10.5 リスクの定量的分析
  10.5.1 リスクを定量的に分析する
  10.5.2 期待金額価値分析
 10.6 リスク対応の計画
  10.6.1 リスク対応戦略と対応策を決める
  10.6.2 リスクへの対応戦略
 10.7 リスク対応策の実行
  10.7.1 発現するリスクに対応する
 10.8 演習
  10.8.1 リスクを列挙しよう
  10.8.2 リスクの種類を考えよう
  10.8.3 定量的なリスク分析をしてみよう

第11章 プロジェクト資源のマネジメント
 11.1 資源マネジメントの計画
 11.2 資源の獲得
  (1) 先行割当
  (2) コロケーションとバーチャルチーム
 11.3 チームの育成
 11.4 チームのマネジメント
  11.4.1 コンフリクト・マネジメント
  11.4.2 チームのパフォーマンスを高めるための変更を要求する
 11.5 資源のコントロール
 11.6 IT 技術者の育成の仕組み
  11.6.1 情報処理技術者試験
  11.6.2 3つのスキル標準
   (1) ITスキル標準
   (2) 組込みスキル標準
   (3) 情報システムユーザースキル標準
  11.6.3 共通キャリア・スキルフレームワーク
  1.6.4 iコンピテンシディクショナリ(iCD)
  11.6.5 新しい人材の育成に向けて
 11.7 演習
  11.7.1 チーム形式の得失を考えよう(バーチャルチームとコロケーション)
  11.7.2 あなたの評価をふりかえってみよう
  11.7.3 スキルレベルを確認して育成計画を策定しよう
 
第12章 実績の測定とコントロール
 12.1 プロジェクト実行の管理と監視
  12.1.1 プロジェクト作業の指揮・マネジメント
  12.1.2 プロジェクト知識のマネジメント
   (1) 暗黙知と形式知
  12.1.3 プロジェクト作業の指揮・マネジメント
 12.2 統合変更管理
  12.2.1 変更要求を統合的に管理する
 12.3 スコープ、スケジュール、コスト、リスクの監視・コントロール
  12.3.2 スケジュールをコントロールする
  12.3.3 コストをコントロールする
  12.3.4 リスクを監視する
   (1) リスクの監視とコンティンジェンシー予備
 12.4 アーンド・バリュー分析と進捗状況の確認
  12.4.1 進捗状況を確認する
  12.4.2 アーンド・バリュー分析
 12.5 演習
  12.5.1 実績測定ツールを使ってみよう
  12.5.2 暗黙知と形式知に分類してみよう

第13章 コミュニケーションとステークホルダー
 13.1 コミュニケーション・マネジメントの重要性
 13.2 コミュニケーション・マネジメントの計画
  13.2.1 コミュニケーション・マネジメント計画書を作る
  13.2.2 コミュニケーション・マネジメントの計画の勘どころ
   (1) 情報の詳細度と書式
   (2) どのような情報を誰が誰に対していつ連絡すべきか
 13.3 コミュニケーションのマネジメント
  13.3.1 プロジェクト伝達事項を作る
 13.4 コミュニケーションの監視
  13.4.1 コミュニケーションのやり方を検証する
 13.5 ステークホルダー・マネジメントの重要性
 13.6 ステークホルダー・エンゲージメントの計画
  13.6.1 ステークホルダー・エンゲージメント計画書を作る
  13.6.2 ステークホルダー関与度評価マトリックス
 13.7 ステークホルダー・エンゲージメントのマネジメント
  13.7.1 ステークホルダーのニーズや期待の変化を確認する
 13.8 ステークホルダー・エンゲージメントの監視
  13.8.1 ステークホルダー対応のやり方を検証する
 13.9 演習
  13.9.1 コミュニケーションの重要性を確認しよう
  13.9.2 身近なコミュニケーション手段の特徴を整理しよう
  13.9.3 コミュニケーション手段と対象を考えてみよう

第14章 成果物の品質管理
 14.1 品質管理の重要性
  14.1.1 品質管理における6つのポイント
   (1) 顧客満足
   (2) 検査よりも予防
   (3) 継続的改善
   (4) 経営者の責任
   (5) 品質コスト
   (6) サプライヤーとの互恵的なパートナーシップ
  14.1.2 プロジェクト品質マネジメント
 14.2 品質マネジメントの計画
  14.2.1 品質マネジメント計画書を作る
  14.2.2 品質コスト
  14.2.3 品質尺度
 14.3 品質のマネジメント
  14.3.1 品質報告書を作る
  14.3.2 パレート図とパレートの法則
 14.4 品質のコントロール
  14.4.1 検証済み成果物を作る
 14.5 スコープの妥当性確認
  14.5.1 受入れ済み成果物を作る
 14.6 ソフトウェア開発における品質管理
  14.6.1 ソフトウェアの不具合とテスト技法
   (1) 自動化ツール
   (2) 回帰テスト
   (3) テスト駆動開発
   (4) バグ曲線
  14.6.2 ソフトウェア脆弱性と情報セキュリティ対策
 14.7 演習
  14.7.1 さまざまな品質尺度を調べてみよう
  14.7.2 バグ管理ツールへアクセスしてみよう

第15章 調達の管理とプロジェクトの終結
 15.1 プロジェクト調達マネジメント
  15.1.1 調達の難しさ
  15.1.2 プロジェクト調達マネジメントに含まれるプロセス
 15.2 調達マネジメントの計画
  15.2.1 調達マネジメント計画書を作る
  15.2.2 発注先選定基準の作り方
 15.3 調達の実行
  15.3.1 調達先を決めて契約する
 15.4 調達のコントロール
  15.4.1 調達先を管理する
 15.5 プロジェクトやフェーズの終結
  15.5.1 調達やプロジェクトを終えて教訓を残す
 15.6 演習
  15.6.1 調達の実際を調べてみよう
  15.6.2 RFP(Request for Proposal)を書いてみよう

付録 Redmineの試用
索引