私たちは電気社会に生きている。電気エネルギーは空気と同じように無くては生きられない。日本の電気エネルギーの未来を語りたい。現在は過去の延長線上にあり、未来の出発点だ。歴史を知らずして現在を語るなかれ。過去には理想に燃えるイノベーターたちが生き生きと活躍していた。現在を知らずして未来を語るなかれ。現在の姿を知り夢を語って、電気社会の素晴しい未来像を描こう。キーワードはグリーンとデジタルだ。そこから現在なすべきことを考えよう。出でよ電力イノベーター!
https://www.ohmsha.co.jp/book/9784886863256/
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目次
はじめに
第1部 過去に学ぶ −知る人ぞ知る偉人たち電気事業の勃興という歴史的イノベーション
第1章 インサルが築いた公益電気事業
1.1 インサルを待ち受けていた電気の時代
1.2 インサルのイノベーション
1.3 戦い続けた人インサル
第2章 松永安左エ門が築いた「9電力体制」
2.1 日本の電気の時代
2.2 戦う明治人、松永安左エ門
2.3 「電力の鬼」松永安左エ門
第3章 電力自由化:インサル=松永モデルの解体
3.1 「インサルモデル」の解体
3.2 松永モデル「9電力体制」の解体
第2部 未来を考える未来への二つの道
第4章 現在から未来へ
4.1 電気事業の公益性とその過去・現在・未来
4.2 需要予測と電力技術
第5章 未来から現在へ
5.1 理念のもつ意味
5.2 日本の国土と 電力システム
あとがき
索引