100の事例で理解する 機械製図

製作現場に活かすための製図に関する実践力を100項目でマスターする!

このような方におすすめ

機械設計者,機械技術者,機械学科の学生
  • 著者岡村 貴句男 著
  • 定価3,080 (本体2,800 円+税)
  • A5 240頁 2013/02発行
  • ISBN978-4-274-21332-8
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 新人機械設計者が一人前になるために必要な知識を学ぶ入門書です。

機械製図は、機械工学をはじめとする工学系の知識だけでは足りず、これをまとめ上げるためのノウハウが必要になります。

本書では、設計、材料、トライボロジー、熱処理、機械加工などを対象として、これらを機械製図という範疇で解説しています。

https://www.ohmsha.co.jp/book/9784274213328/
第1章 機械設計	
第2章 機械製図
第3章 機械加工
第4章 トライボロジー
第5章 表面性状
第6章 公差方式
第7章 機械要素
第8章 機械材料
用語集
第1章 機械設計	
1.1  そもそも設計と製図って何!?
1.2  常に標準数を意識すること
1.3  国際単位系(SI)に慣れよう
1.4  豊富な情報源のカタログを使いこなそう
1.5  組立てのできない組立図はご法度
1.6  分解組立を考慮した組立図
1.7  公差の累積を最終工程のシム調整で解決
1.8  応力集中を招く切欠きの解決策
1.9  たかが面取りされど面取り
1.10  インローを活用した設計と製図
1.11  出図後の段取りを考えて納期を決める
1.12  信頼性の高い製図を要求する設計審査
コラム  極端な安全は危険

第2章 機械製図
2.1  製図は設計の表現形式
2.2  スケッチ図でノウハウを取得する
2.3  実際のスケッはどのように描かれるのか
2.4  ツールとしてのCADを考える
2.5  2D-CADの大まかな作図手順
2.6  3D-CADの大まかな作図手順
2.7  製品の設計から検査に至る図面の役割
2.8  線一本で間違いを生じる断面図
2.9  穴加工の手間を省く製図法
2.10  中心線による図形の省略
2.11  振分け寸法で対称図形の見間違いを防ぐ
2.12  丸物寸法は断面図に集中
2.13  寸法補助記号を使って投影図を省略
2.14  検図は惜しみなく頻繁に
2.15  部品図と製図規格を対照する
コラム  製図は万国共通

第3章 機械加工
3.1  中心線は工具の軌跡でもある
3.2  崖っぷちのざぐりから逃れる長穴ざぐり
3.3  止まり穴の盲点を解決する加工法
3.4  除去量に配慮して取付姿勢を決める
3.5  ドリルはすべての穴加工の原点
3.6  逃げ溝が工具を保護する
3.7  製作上無意味な寸法表示
3.8  加工工程を考慮した寸法記入
3.9  捨てボスは高精度加工の助っ人
3.10  製作者に一任される加工と作図法
3.11  センタ穴の重要性を再認識
3.12  大物部品に高精度加工は不向き
3.13  溶接法と適用性を誤るな
3.14  溶接は外回りに集中させる
3.15  円筒歯車は中心距離で性能が決まる
3.16  部品図の作成で考慮すべき切削加工
コラム  次工程はお客様

第4章 トライボロジー
4.1 トライボロジーの起源はストライベック曲線にあり
4.2  故障の予知に貢献するバスタブ曲線
4.3  機械の運動に忘れてはならない潤滑剤
4.4  潤滑油の性能は基油と添加剤で決まる
4.5  機械技術者が苦手な潤滑油の粘度を考える
4.6  歯車に規定されている粘度について
4.7  転がり軸受に規定されている粘度について
4.8  設計に必要な潤滑技術の構成要素
4.9  思わぬ効果を発揮する無給油軸受
コラム  技術者よ、営業マンたれ

第5章 表面性状
5.1  表面粗さを測る方法とは
5.2  年代ごとに異なる表面粗さの定義
5.3  粗さ断面の山は尖ったり丸かったり
5.4  オイルシールと接触する回転軸はプラトー構造表面
5.5  表面性状は三次元!?
5.6  オイルシールと接触する回転軸の表面性状を考える
5.7  加工方法の選択で表面粗さを自在に操る
5.8  コストから考える最適精度
コラム  吾唯足るを知る

第6章 公差方式
6.1  普通公差は寸法に対する許容のルール
6.2  削り代は慎重に設定する
6.3  加工のバラツキを考慮した寸法公差
6.4  内径を測るときは栓ゲージ
6.5  便利な穴基準のはめあいと機能
6.6  はめあいと表面粗さは表裏一体
6.7  Oリングを効果的に使うための寸法公差
6.8  薄物加工の精度は幾何公差で解決
6.9  ケーシングで幾何公差を考える
6.10  構造物に求められる位置度
コラム  ばらつきを弓術で体感

第7章 機械要素
7.1  製図で考慮すべき機械要素と関連規格
7.2  JISから見た市販品の活用
7.3  機械要素の簡略図示方で製図効率アップ
7.4  転がり軸受の形式選定は要注意
7.5  転がり軸受の寿命計算はむつかしくない
7.6  意外に知られていない転がり軸受の予圧
7.7  潤滑油を使う必要のないシールド形玉軸受
7.8  便利なワンウェイクラッチを採用する際の注意点
7.9  影武者的存在のばね座金
7.10  測定を考慮したキー溝の寸法表示
7.11  コストメリットの大きな軸用C形止め輪
7.12  無視できないオイルシールの使用条件と形式の選定
7.13  軸端のピニオンに歯切り加工する方法
7.14  無視されやすい管用ねじの取扱いについて
コラム  組織の中では歯車の一つ

第8章 機械材料
8.1  市販材料を活用してコストダウン
8.2  強度を考慮した材料の選定
8.3  材料は強度だけでなく変形も考えよう
8.4  破壊せずに知る鋼材の機械的性質
8.5  材料の硬さが炭素量で決まるわけ
8.6  使用目的で決まる焼入れ方法
8.7  材料強度を左右する熱処理の作業工程と硬度
8.8  強靭な歯車をつくるための材料と熱処理方法
8.9  意外に知られていない鍛流線
8.10  摩擦圧接で切粉を少なくする
8.11  溶接部の変形は材料の形状で解決
8.12  鋳造品は形状よりも機能
8.13  強度と製作性を考慮した鋳造品の丸み
8.14  鋳造品で忘れがちな抜けこう配
8.15  今や必須アイテムとなったエンプラ
8.16  知っておくべきエンプラの機械的性質と用途
コラム  オシャカになる

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