本書はソフトウェアの構想から廃棄まで(ソフトウェアライフサイクルプロセス)の必要な作業内容を共通フレームとして規定したもので、経済産業省及びIPA/SECが中心になってまとめたもので、関係者のコミュニケーションを円滑にするものです。1998年規定の共通フレーム98から、約10年ぶりの改定です。第1版に加え、「超上流」等の考えを強化。折込み拡大図3枚あり。
https://www.ohmsha.co.jp/book/9784274502477/
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刊行によせて
まえがき
第2版刊行にあたって
第1部 共通フレームの必要性
1.ソフトウェア開発と取引の諸問題
2.ITを取り巻くプロセスに関連する課題
第2部 共通フレーム概説
1.共通フレームの目的
2.共通フレームの対象範囲
3.共通フレームの適用分野
4.共通フレームの利用者と利用方法
5.共通フレームのアーキテクチャ
6.共通フレームのプロセス定義概説
第2部付属資料
付2-1:「共通フレームの国際規格適合」とは
付2-2:共通フレーム2007,共通フレーム98とISO/IEC 12207 (JIS X 0160 含追補)の対比
第3部 共通フレームとガイダンス
1.主ライフサイクルプロセス
2.支援ライフサイクルプロセス
3.組織に関するライフサイクルプロセス
4.システム監査プロセス
5.修整プロセス
第4部 共通フレームのプロセス解説と呼出し関係
1.共通フレームのプロセス解説
2.プロセスの呼出し方とその関係
3.共通フレームの適用と修整
第5部 活用の手引き
1.時間軸で見た,主なプロセス/アクティビティ/タスクの関係例について
2.共通フレーム2007における業務主体作業の考え方
3.開発モデルへのアクティビティのマッピング
4.保守プロセスを中心とした,問題解決に関するプロセス連関について
補足説明集
1.役割分担の視点
2.各プロセスに関する参考情報
3.その他の事項
巻末折込み
図2-14 共通フレーム2007体系
図5-1 時間軸で見た,主なプロセス/アクティビティ/タスクの関係例
図5-6 保守プロセスを中心とした,問題解決に関係するプロセス連関図
用語解説
参考文献
謝辞
索引
刊行によせて
まえがき
第2版刊行にあたって
第1部 共通フレームの必要性
1.ソフトウェア開発と取引の諸問題
2.ITを取り巻くプロセスに関連する課題
(1)コミュニケーションチャネルの複雑さ
(2)言葉の問題
(3)要件定義や役割分担の問題
(4)ステークホルダの合意の問題
(5)不明確な取引の問題
(6)見積りの問題
(7)仕様変更の問題
(8)「情報システムの信頼性向上」の問題
(9)再利用の問題
(10)ユーザビリティの問題
(11)開発モデルの問題
(12)業務全体を対象範囲としてとらえられていない問題
(13)プロジェクト任せという問題
第2部 共通フレーム概説
1.共通フレームの目的
2.共通フレームの対象範囲
3.共通フレームの適用分野
4.共通フレームの利用者と利用方法
4.1 利用者
4.2 利用方法
5.共通フレームのアーキテクチャ
5.1 共通フレーム作成における設計思想
5.2 共通フレームで取り決めていないこと
5.3 共通フレームの位置づけ
5.4 ISO/IEC 12207(JIS X 0160)との相違点と関係
5.4.1 規格レベルでの変更点
5.4.2 日本で変更及び拡張した点
5.5 共通フレームの概要
5.5.1 要素の用語と階層の解説
5.5.2 共通フレームの基本構成
6.共通フレームのプロセス定義概説
6.1 共通フレームのプロセス相関概略
6.2 共通フレームの体系図
※図2 - 14 は,巻末折込みに拡大図を掲載
6.3 共通フレームの適用にあたって
第2部付属資料
付2−1:「共通フレームの国際規格適合」とは
付2−2:共通フレーム2007,共通フレーム98とISO/IEC 12207(JIS X 0160 含追補)の対比
第3部 共通フレームとガイダンス
1.主ライフサイクルプロセス
1.1 取得プロセス
1.2 供給プロセス
1.3 契約の変更管理プロセス
1.4 企画プロセス
1.5 要件定義プロセス
1.6 開発プロセス
1.7 運用プロセス
1.8 保守プロセス
2.支援ライフサイクルプロセス
2.1 文書化プロセス
2.2 構成管理プロセス
2.3 品質保証プロセス
2.4 検証プロセス
2.5 妥当性確認プロセス
2.6 共同レビュープロセス
2.7 監査プロセス
2.8 問題解決プロセス
2.9 ユーザビリティ(使用性向上)プロセス
3.組織に関するライフサイクルプロセス
3.1 管理プロセス
3.2 環境整備プロセス
3.3 改善プロセス
3.4 人的資源プロセス
3.5 資産管理プロセス
3.6 再利用施策管理プロセス
3.7 ドメイン技術プロセス
4.システム監査プロセス
4.1 プロセス開始の準備
4.2 契約と合意の視点に関するシステム監査
4.3 企画と要件定義の視点に関するシステム監査
4.4 開発プロセスのシステム監査
4.5 運用プロセスのシステム監査
4.6 保守プロセスのシステム監査
4.7 共通特定業務のシステム監査
4.8 システム監査報告及びシステム監査フォローアップの実施
5.修整プロセス
5.1 プロジェクト環境の識別
5.2 情報提供の依頼
5.3 プロセス,アクティビティ及びタスクの選択
5.4 修整上の決定及び判断根拠の文書化
第4部 共通フレームのプロセス解説と呼出し関係
1.共通フレームのプロセス解説
1.1 主ライフサイクルプロセス
(1)契約と合意の視点から
(a)取得プロセス,供給プロセス及び契約の変更管理プロセス
(b)契約作業(二者間契約)
(c)モデル契約との関係
(2)企画と要件定義の視点から
(a)企画プロセス
(b)要件定義プロセス
(3)エンジニアリングの視点から
(a)開発プロセス
(b)保守プロセス
(4)運用の視点から
(a)運用プロセス
1.2 支援ライフサイクルプロセス
(a)文書化プロセス
(b)構成管理プロセス
(c)品質保証プロセス
(d)検証プロセス
(e)妥当性確認プロセス
(f)共同レビュープロセス
(g)監査プロセス
(h)問題解決プロセス
(I)ユーザビリティ(使用性向上)プロセス
1.3 組織に関するライフサイクルプロセス関連
(a)管理プロセス
(b)環境整備プロセス
(c)改善プロセス
(d)人的資源プロセス
(e)資産管理プロセス
(f)再利用施策管理プロセス
(g)ドメイン技術プロセス
1.4 システム監査の視点からのプロセス
(a)システム監査プロセス
1.5 修整プロセス
2.プロセスの呼出し方とその関係
2.1 主プロセスから支援プロセスや組織に関するプロセスの呼出し方とその関係
2.2 主プロセスから主プロセスの呼出し方とその関係
3.共通フレームの適用と修整
3.1 共通フレームの適用
3.2 修整の考え方と修整手順
第5部 活用の手引き
1.時間軸で見た,主なプロセス/アクティビティ/タスクの関係例について
※図5 - 1 は,巻末折込みに拡大図を掲載
2.共通フレーム2007 における業務主体作業の考え方
3.開発モデルへのアクティビティのマッピング
3.1 ウォータフォールモデル(Waterfall Model)への適用例
3.2 段階的モデル(Incremental Model)への適用例
3.3 進化的モデル(Evolutionary Model)への適用例
3.4 リエンジニアリングモデル(Reengineering Model)への適用例
4.保守プロセスを中心とした,問題解決に関するプロセス連関について
※図5 - 6は,巻末折込みに拡大図を掲載
補足説明集
1.役割分担の視点
1.1 IT化における役割分担について
1.2 要件の定義と役割(ロール)
2.各プロセスに関する参考情報
2.1 共通フレーム2007のベースになった国際規格と関連規格
(1)ライフサイクルプロセスの国際規格
(2)システム開発に関連する国際規格
2.2 共通フレームの「品質保証プロセス」と関連する情報
(1)品質マネジメントシステムに関連する国際規格
(2)ISO 9001による品質マネジメントシステムの保証
(3)効果的な品質保証の実施
2.3 保守プロセスに関連する情報
(1)ソフトウェア保守規格について
(2)ソフトウェア保守に関する課題と対応
2.4 プロジェクト管理に関連する情報
(1)プロジェクト管理に関連する国際規格
(2)PMBOKにおけるプロジェクト管理
2.5 プロセス評価に関連する情報
(1)プロセスアセスメントに関連する国際規格
(2)能力成熟度モデル
2.6 ユーザビリティに関連する情報
(1)ソフトウェアのユーザビリティに関連する国際規格
3.その他の事項
3.1 教育訓練及び教育訓練の評価の例
3.2 システム監査プロセスの制定経緯と規準
用語解説
参考文献
謝辞
索引
巻末折込み
図2-14 共通フレーム2007体系
図5-1 時間軸で見た,主なプロセス/アクティビティ/タスクの関係例
図5-6 保守プロセスを中心とした,問題解決に関係するプロセス連関図