図解 CD読本

CDからブルーレイディスクまで技術の本質を明快に解説!

このような方におすすめ

・ディジタル家電、メディア商品関連企業の入門技術者
・電子情報・メディア関連の専門学校・大学生
・家電製品の営業担当者、電気店従業者
  • 著者ビフレステック株式会社 中島 平太郎 ソニー株式会社 小川 博司 共著
  • 定価2,970 (本体2,700 円+税)
  • A5 256頁 2008/06発行
  • ISBN978-4-274-20560-6
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 CDが世に出て四半世紀を経過し、当初の音楽媒体から、データ・映像も含めたメディアの記録媒体として、DVD、ブルーレイと発展している。本書は、CDからDVD、ブルーレイと続くディスクの記録技術から光ピックアップデバイスや信号処理・フォーマットの原理など、技術の本質をわかりやすく詳述した入門書。

https://www.ohmsha.co.jp/book/9784274205606/
第1章 光ディスクはじめの一歩
第2章 ディスクの変遷とコンテンツ(CD資料館)
第3章 音楽、映像のCodecの話
第4章 ディスクのしくみ
第5章 光ディスクにおける必要な信号処理とフォーマット
第6章 光ディスク記録再生に用いられる要素技術
第7章 光ディスクのプレーヤ、レコーダの仕組み
第8章 将来の展望
第1章 光ディスクはじめの一歩
 はじめに
  1.1 信号はディジタル化されており、音響信号、映像信号をコンテンツとする
  1.2 信号はディスクの中に保存されている。
  1.3 光で非接触でアクセスする
  1.4 12cmのホームファクターを持つ
  1.5 径により密度が変わらないこと(ディスク回転がCLVであること)
  
第2章 ディスクの変遷とコンテンツ(CD資料館)
 はじめに
  2.1 録音の誕生
    (1)円筒形でスタート(エジソン)
    (2)円盤式が量産向き(ベルリーナ)
    (3)SPレコード−電気蓄音機
    (4)LPレコード、ステレオでオーディオ開花
  2.2 アナログからデジタルへ
    (1)信号のデジタル処理
    (2)デジタル化の歩み
      (a)業務ディジタルテープ録音機
        (1)固定ヘッド録音機
        (2)回転ヘッド録音機
      (b)民生用ディジタルテープ録音機
  2.3 テープからディスクへ
    (1)ビデオディスクの開発
    (2)CDへの道のり
    (3)音楽CDの確立
  2.4 Rの導入
    (1)CD-Rの特徴
    (2)CD-Rの応用
      (a)CDレコードの制作を一枚から
      (b)自前のCDの制作
      (c)コンテンツの制作環境の変化
  2.5 音から映像に展開
    (1)DVD
    (2)BD

第3章 音楽、映像のCodecの話
 はじめに
  3.1 ディジタル化の手法
    (1)A/D変換
    (2)D/A変換
  3.2 音楽のディジタル化
    (1)CD
    (2)DVD
    (3)BD
  3.3 映像のディジタル化
    (1)映像とは
    (2)輝度信号と色差信号
    (3)画像圧縮の要素技術
      (a)フレーム内(DCTの原理)
      (b)フレーム間(動き検出)
    (4)MPEG
    (5)可変ビットレート

第4章 ディスクのしくみ
 はじめに
  4.1 ディスクの形と材質
  4.2 光ディスクの製法
    (1)マスタリングその1、LBR (laser Beam Recording)
    (2)マスタリングその2、PTM (Phase Transition Mastering)
  4.3 ディスク成形の方法
    (1)射出成型
    (2)2P(Photo-Polymerization)法
  4.4 CD、DVD、BDのディスクの作り方
    (1)CDの場合には
    (2)DVDの場合には
    (3)BDの場合には
  4.5 ピットの形
    (1)ピットの幅
    (2)ピットの長さ
    (3)ピットの深さ
    (4)ピットのエッジ
    (5)アシンメトリー
  4.6 Rといわれるディスク
    (1)記録用ディスクのいろいろ
    (2)Rディスクとは
    (3)Rという世界を作るための条件
    (4)Rディスクのレイアウト
      (1)PMA
      (2)PCA
      (3)ROPC
    (5)CD-R
    (6)DVD-R,DVD+R
    (7)BD-R
    
第5章 光ディスクにおける必要な信号処理とフォーマット
 はじめに
  5.1 光ディスクに必要な信号処理
    (1)誤り訂正がなぜ必要なのでしょう?
    (2)誤り訂正とは
    (3)Reed-Solomon符号
    (4)変調がなぜ必要なのでしょう?
  5.2 CDでは
  5.3 DVDでは
  5.4 BDでは
  5.5 信号系のまとめ
  
第6章 光ディスク記録再生に用いられる要素技術
 はじめに
  6.1 レーザ
    (1)光ディスクのためにどのような光源が必要でしょうか?
    (2)理論的背景
      (a)反転分布
      (b)フィードバック機構
    (3)レーザの製法
    (4)CD用レーザの波長と出力
    (5)DVD用レーザの波長と出力
    (6)BD用レーザの波長と出力
      ・コラム なぜひとつの波長のレーザではだめなのか?
      ・コラム 次に、BDの光ピックアップでCD、DVDも読めないの?
  6.2 レンズ

    
第7章 光ディスクのプレーヤ、レコーダの仕組み
 はじめに
  7.1 光ピックアップ
    (1)光ディスクのサーボ
      (a)フォーカス誤差信号検出方法
      (b)トラッキング誤差信号検出方法
    (2)光ヘッドの形式
    (3)CD.DVD用
    (4)CD,DVD,BD用
  7.2 記録再生機の機能
    (1)ディスク識別
    (2)フォーカスサーボとトラッキングサーボをかける
    (3)信号検出―RF整形とPRML
  7.3 プレーヤ、レコーダの仕組み
    (1)CDプレーヤとDVD、BDプレーヤの仕組みの違い
    (2)ビデオ
  7.4 CD,DVD,BDそれぞれのまとめ
    (1)CDファミリー
    (2)DVDファミリー
    (3)BDファミリー

第8章 将来の展望
 はじめに
  8.1 CDを起点として
     ・ブロードバンド時代の光ディスク
  8.2 オーディオ・ビジュアル対応のソフト
    (1)1/4世紀サイクルの教訓
    (2)魅力あるコンテンツ−まずこれが必要です
      「ゆらぎ」
    (3)それを入手するには
    (4)多様なソフトをうまく使う
  8.3 データー対応のメディア
    (1)固有なシステム
    (2)ディスクの品質
    (3)操作性のよいシステム
    (4)セキュリティ
    (5)ソフトの保護
  8.4 そしてディスクの先行きは
    (1)受注から販売まで
    (2)光ディスク年間生産300億枚を目指して
    (3)異業種と提携して