「生活科学」の概論として、各方面から好評を得ているロングセラーの改訂版。栄養摂取にかかわる「日本人の食事摂取基準(2015年版)」に準拠するとともに、全体を見直し、少子・高齢化や福祉問題などを大幅に改訂。
衣・食・住を中心に、人間生活の諸問題を最新の統計資料・データにもとづき総合的に考察し、生活(暮らし)のより科学的な思考力を養成。
さらに21世紀の課題である超高齢社会・福祉政策・環境共生についてもグローバルな視点から解説。
生活・栄養系、看護・保育・福祉系各科の学生の教科書・参考書として絶好。
https://www.ohmsha.co.jp/book/9784274050695/
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序章
(生活科学とは 人間の社会性 本書で取り扱う範囲)
1章 日本の環境と生活
(日本の気候 災害と日本の自然環境 生活と環境破壊)
2章 人体のしくみと機能
(人体のしくみと概要 中枢神経系とその周辺 ホルモン 感覚器 循環器と血液 呼吸器と血中酸素濃度 腎臓と尿 消化器官と栄養素の吸収および食欲 エネルギー代謝とエネルギー摂取量)
3章 食生活
(食物成分と栄養バランス 調理加工 食品の保存と管理 食生活の安全性と問題点 日本および世界の食料事情)
4章 衣生活
(被服の機能 被覆の保健的機能 被覆の装飾的機能 被服の原材料および品質表示 目的に応じた被服とその安全性 被服の管理)
5章 住生活
(住まいとは 住まいの文化 わが国の住まいの特徴 住まいに求められる機能 インテリアのデザイン ファミリーライフサイクルと住まい 子供の成長と住居 生活の変容と新しい住文化 人びとが求める快適な住まい 高齢者の住まい 身体障害者がもつ住問題 室内空気の複合汚染 生活環境改善の要請)
6章 エネルギー利用
(生活に利用されるエネルギー 各種のエネルギーとその利用 わが国におけるエネルギー資源の現状と対策 エネルギー資源としての条件)
7章 消費生活の諸問題
(消費者保護基本法から消費者基本法へ 食品の消費問題 被服の調達と衣料品の消費問題 化粧品の消費問題 家庭用品の消費問題 契約販売にかかわる問題 消費生活とごみ処理の問題)
8章 生活水準とその将来
(生活水準の国際比較 家族構成の変化と高齢社会への歩み 公的年金制度と老人保健制度)
付録
(消費者基本法 成人女子および男子用衣料のサイズ 衣料に付いている洗濯などの表示)
序 章
生活科学とは 人間の社会性 本書で取り扱う範囲
1章 日本の環境と生活
1. 日本の気候
特徴 四季の気候 生活と気候 病気と気候 大気汚染と気候
2. 災害と日本の自然環境
台風による被害 風水害 干害 冷害・凍害 火災 地震
3. 生活と環境破壊
自然環境の破壊 温暖化による台風・大雨被害の増加のおそれ 生活環境の汚染 地球環境にやさしい生活
2章 人体のしくみと機能
1. 人体のしくみの概要
2. 中枢神経系とその周辺
中枢神経系 末梢神経系
3. ホルモン
4. 感覚器
視覚器 聴覚器と平衡感覚器 嗅覚器と味覚器 皮膚の機能と感覚器
5. 循環器と血液
循環器 血液
6. 呼吸器と血中酸素濃度
7. 腎臓と尿
8. 消化器官と栄養素の吸収および食欲
消化吸収 食欲
9. エネルギー代謝とエネルギー摂取量
エネルギー代謝にかかわる単位 エネルギー摂取量の考え方
食事摂取基準〔基本的な考え方 エネルギーおよび栄養素の指標 体格(BMI)の算出 エネルギー量の算出(18歳以上)〕
10. 健康のバロメーター
3章 食生活
1. 食物成分と栄養バランス
食品の成分 食物の胃内の停滞時間・消化吸収・食品成分の熱量 栄養バランスと日常の献立 食生活指針
2. 調理加工
タンパク質系食品の調理法 糖質系食品の調理法 油脂系食品の調理法 微量栄養素と調理法 電子レンジの利用
電磁調理器(電磁誘導加熱調理器)の利用
3. 食品の保存と管理
食品の腐敗の原因 保存法と保存期間および管理
4. 食生活の安全性と問題点
環境ホルモンと食品汚染 食中毒 食品添加物 遺伝子組換え食品・遺伝子組換え食品添加物
アレルギー食品 食習慣の問題点
5. 日本および世界の食料事情
食品ロス
4章 衣生活
1. 被服の機能
2. 被服の保健的機能
防寒機能 防暑機能 防雨・防風機能 防護機能 衛生機能 活動機能
3. 被服の装飾的機能
シルエットと色および柄の効果 自己顕示機能 同一化機能 標識機能 慣習機能
4. 被服の原材料および品質表示
被服の材料 被服の原料繊維 被服の品質表示
5. 目的に応じた被服とその安全性
各種の被服 寝装品 靴 被服の安全性
6. 被服の管理
管理の手始め 洗濯 洗剤 漂白 しみ抜き 被服の保管
5章 住生活
1. 住まいとは
2. 住まいの文化
日本と外国との住文化の比較 起居様式と住生活
3. わが国の住まいの特徴
4. 住まいに求められる機能
家庭内における不慮の事故 住まいの防犯 住まいの防災 暖冷房と住生活 住まいと照明 住まいと騒音
5. インテリアのデザイン
6. ファミリーライフサイクルと住まい
7. 子どもの成長と住居
子育てと住居 住生活におけるプライバシーとコミュニケーション
8. 生活の変容と新しい住文化
9. 人びとが求める快適な住まい
10. 高齢者の住まい
高齢にともなう心身機能の変化 高齢者の住まいの条件
11. 身体障害者がもつ住問題
12. 室内空気の複合汚染
13. 生活環境改善の要請
6章 エネルギーの利用
1. 生活に利用されるエネルギー
2. 各種のエネルギーとその利用
ガス・石油の燃焼の原理 電気の単位 屋内配線とコンセント
電気機器の作動の原理 太陽熱の利用 太陽エネルギーの利用の原理
3. わが国におけるエネルギー資源の現状と対策
エネルギー資源の移り変わり 石油・石炭・天然ガスの利用 原子力の利用
自然エネルギーの利用 バイオエタノール(アルコール)の利用 燃料電池 水素の利用
4. エネルギー資源としての条件
7章 消費生活の諸問題
1. 消費者保護基本法から消費者基本法へ
2. 食品の消費問題
食品製造業・販売業者の義務と消費者の役割〔衛生関係 品質関係 食品の表示マーク 販売価格関係 生鮮食品の生産地〕
おもな食品の鮮度と問題点
3. 被服の調達と衣料品の消費問題
被服の調達 衣料品の消費問題
4. 化粧品の消費問題
5. 家庭用品の消費問題
家庭用品などに付けられるマーク 日本工業規格(JIS) 燃焼器具類と消火器
危険性のある家庭用品およびおもちゃ類 電気製品 情報メディア製品 計量器 プラスチック製品
6. 契約販売にかかわる問題
契約などによる取引きとクーリングオフ制度 保険類 領収書の保存期間
7. 消費生活とごみ処理の問題
8章 生活水準とその将来
1. 生活水準の国際比較
生活水準の現状
2. 家族構成の変化と高齢社会への歩み
人口の構成 家族構成とライフサイクル 次世代の健全な育成を求めて〔少子化対策〕
3. 公的年金制度と老人保健制度
公的年金制度とは 老人保健制度 介護保険制度〔制度のしくみ 介護サービス〕 今後の社会参加への姿勢
付 録
付・1 消費者基本法
付・2 成人女子用および成人男子用衣料のサイズ規格
付・3 衣料に付いている洗濯などの表示
引用・参考文献/索引