2006年2月に発行した「現場で役立つ 化学分析の基礎」の改訂版です。
本書は、現場の技術者の分析技術の習得に役立つよう、ピペットや電子天秤の使い方、試料の取り扱い方、分析環境の選択、分析値の信頼性の確保など、基礎事項を中心にわかりやすく解説する書籍として、好評を博していますが、今回新たに「8章 微量元素分析の実際」という新しい章を設けるとともに、各章の内容を一部見直しました。
https://www.ohmsha.co.jp/book/9784274217609/
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0章 分析化学を学ぶ −信頼性確保に向けて−
1章 ピペットおよび電子天びんの使い方と検量線の作成方法
2章 トレーサビリティ体系における標準液の使用
3章 汚染の原因とその管理
4章 酸やアルカリ試薬による金属と無機化合物の溶かし方
5章 試料の前処理技術
6章 マイクロ波を利用する加圧分解法
7章 分析値の提示と分析値の意味
8章 微量元素分析の実際
0章 分析化学を学ぶ −信頼性確保に向けて−
0-1 はじめに
0-2 試験所認定制度
0-3 ISO/IEC17025(JIS Q 17025)の概要
0-4 規格の技術的要求事項の解説(一部)
0-5 測定量とその表し方
0-6 分析の信頼性向上のために
1章 ピペットおよび電子天びんの使い方と検量線の作成方法
1-1 ピペットの正しい使い方
1-2 電子天びんの正しい使い方
1-3 検量線の作成方法
2章 トレーサビリティ体系における標準液の使用
2-1 はじめに
2-2 標準物質とは
2-3 計量法における化学標準物質(標準液)の供給体系
2-4 標準液と日本工業規格
2-5 標準液の取扱い上の注意
2-6 標準物質関連の情報提供体制
2-7 おわりに
3章 汚染の原因とその管理
3-1 はじめに
3-2 汚染に関係する濃度範囲
3-3 汚染の要因解析
3-4 汚染の原因は自分
3-5 作業環境からの汚染
3-6 試料容器からの汚染
3-7 調製液からの汚染
3-8 装置からの汚染
3-9 器具の洗浄
3-10 その他の汚染の原因
4章 酸やアルカリ試薬による金属と無機化合物の溶かし方
4-1 はじめに
4-2 実験器具類
4-3 実験用服装と排気設備
4-4 試料溶解の予備実験
4-5 水による試料溶解
4-6 酸による試料溶解
4-7 酸性融剤による融解
4-8 アルカリによる試料溶解
4-9 おわりに
5章 試料の前処理技術
5-1 はじめに
5-2 試料の安定化,ろ過,乾燥,保存
5-3 均一化と分取
5-4 試薬の純度
5-5 分離と前濃縮
6章 マイクロ波を利用する加圧分解法
6-1 はじめに
6-2 マイクロ波湿式分解法の原理と長所・短所
6-3 操作上の注意点
6-4 分解試薬
6-5 ワンポイントアドバイス
6-6 おわりに
7章 分析値の提示と分析値の意味
7-1 有効数字
7-2 検出限界,定量下限および感度
7-3 不確かさ
7-4 おわりに
8章 微量元素分析の実際
8-1 原子吸光法
8-2 ICP発光分光分析法
8-3 ICP質量分析法