本書は、IPA(独立行政法人 情報処理推進機構)のプロジェクトマネジメント委員会の有志によって『プロジェクトを必ず成功させる高い実践力とは何か?』という疑問に答えた「PM実践力の実務解説書」です。
本書全体の流れは、概要、本質論そして事例から、段階的・体系的にPM実践力を学んでいけるわかりやすい構成になっています。
PM実践力は、けっしてプロジェクトマネジャーだけに必要な力ではなく、プロジェクトに関わるすべての皆さんにとって必須の力です。そして、すべての業務のマネジメントにも必要不可欠なものです。
そのような主旨からも、本書はプロジェクトに携わるすべての皆さんにとって、座右の書となる一冊といえます。
https://www.ohmsha.co.jp/book/9784274220302/
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序章 本書を読む前に
1章 PM実践力の概要を知る
2章 PM実践力を深く理解する
3章 事例からPM実践力を学ぶ
序章 本書を読む前に
1 PM実践力とは
2 本書の特徴とねらい
3 本書と i コンピテンシディクショナリの関係
1章 PM実践力の概要を知る
1 知識、経験、スキル、実践力の用語説明
2 実践力と知識、スキルとの違い
3 PMが持つべき実践力
4 PM実践力の6つの領域
5 実践力発揮の構造
6 実践力開発のプロセス
7 実践力の開発方法
2章 PM実践力を深く理解する
1 コミュニケーティング
2 リーディング
3 マネージング
4 エフェクティブネス
5 認知力
6 自己規律
3章 事例からPM実践力を学ぶ
0 11事例×コンピテンシー項目 対応表
1 ステークホルダーが対立。客観的基準と本音が言える環境作りでクリア
【保険会社のWEBシステムの要求定義】
2 ステークホルダーのうまい巻き込みが、プロジェクト成功の秘訣
【販売在庫管理システムの更改プロジェクト】
3 要件定義はプロジェクト成功の要。認知力で乗り切れ
【生産管理システム再構築プロジェクト】
4 愚直なプロジェクトマネジメントが成功のカギ
【システム基盤刷新プロジェクト】
5 利益追求だけのプロジェクトは成功しない。責任感とコミュニケーションのバランスが不可欠
【共同金融システム構築】
6 プロジェクトマネジャーの状況判断がすべてを決める
【海外金融システム開発】
7 単純な試験作業を楽しみに変え、メンバーのやる気を引き出す。人の気持ちのマネジメント
【携帯電話決済サービスの総合試験プロジェクト】
8 先の見えないプロジェクト、ネバーギブアップ。窮すれば通ず
【営業店システムの開発プロジェクト】
9 ビジョンを描けないリーダーは、プロジェクトを動かすことはできない
【受託システム開発プロジェクト】
10 プロジェクトでのコンフリクトは、早期の相互情報開示が効果的。争点を明確にして合意形成へ
【物流システム開発プロジェクト】
11 多様なメンバーの理解と尊重、そして自らの積極行動で、プロジェクトは成功する
【大規模電気通信設備の多国籍プロジェクト】