図でわかる規矩術

伝統の技「規矩術」を、初歩からわかりやすく解説。 あらゆる取合い部の墨付けの実際を徹底的に図解。 建築大工実技試験(1級・2級)問題および「幾何算術法」による画期的な解説を掲載。

このような方におすすめ

建築大工技術者全般、建築大工技能検定受検者、建築工務店、技術専門校指導員の方々、公立図書館など。
  • 著者富樫新三 著
  • 定価3,456 (本体3,200 円+税)
  • B5 240頁 2018/03発行
  • ISBN978-4-274-22197-2
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  • 概要
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規矩術は、さしがねを使って複雑に組み合う木造建築の接合部分を、正確に巧みに作り上げていく技術です。

本書は、職業訓練指導員として多年の実績をもつ著者が、初級〜中級の大工技術者向けに、規矩術の基本から応用までを図版を多用して説き起こし、1冊で修得できるようまとめたものです。

[基礎編]1章で規矩術の原理をていねいに解説し、2章で屋根勾配から派生する勾配の割出し方を、3章で屋根の構造(小屋組と軒回り)をわかりやすく解説。

[応用編]4章以降は基本的なものから伝統的なものまで、各部材の墨付け実技の実際を屋根形ごとに図解。

[付録]技能検定受検者向け「建築大工 技能検定[1級/2級]実技試験問題」および「幾何算術法」による画期的な解説を掲載し、日本の建築儀式「上棟式」ならびに「天星尺」を紹介。

https://www.ohmsha.co.jp/book/9784274221972/
第1章 規矩術とさしがね
第2章 勾配について
第3章 小屋組の構造
第4章 棒隅屋根部材の墨付け
第5章 船?造りの工法
第6章 起り屋根と反り屋根
第7章 振れ隅屋根
第8章 多角形屋根
第9章 扇垂木の工法
付録1
 a 1級建築大工実技試験問題
 b 1級建築大工実技試験問題の解説
付録2
 a 2級建築大工実技試験問題
 b 2級建築大工実技試験問題の解説
付録3 上棟式について
付録4 天星尺について
第1章 規矩術とさしがね
1・1 規矩術について
 1. 規矩術の発展と衰退
 2. 規矩術の意味
 3. 規矩術の原理と適用
1・2 さしがねについて
 1. 規矩術の用具とさしがね
 2. さしがねの目盛りと表裏

第2章 勾配について
2・1 ピタゴラスの定理と規矩術
2・2 勾配の表し方
 1. 勾殳玄法による勾配
 2. 平勾配と矩勾配
 3. 返し勾配
2・3 基本勾配図と各種の勾配
 1. 基本勾配図
 2. 基本勾配図の各辺の求め方
 3. 基本勾配図の直角三角形の分割
 4. 基本勾配図から求める勾配の種類
 5. 勾配数値表

第3章 小屋組の構造
3・1 小屋組
 1. 様式別分類
 2. 屋根形式別分類
3・2 屋根の形状の決め方
3・3 出隅と入隅の関係
3・4 垂木間割り
 1. 本繁割り
 2. 半繁割り
 3. 吹寄せ割り
 4. 疎割り
3・5 雁木矩法による垂木間割り
3・6 軒回り部材の種類と寸法
 1. 軒回りの部材
 2. 神社・仏閣の軒回りの部材寸法
 3. 垂木の種類と使用個所
3・7 軒回りの納め方

第4章 棒隅屋根部材の墨付け
4・1 屋根各部材の墨付け
 1. 茅負の墨付け
 2. 配付け垂木の墨付け
 3. 小平起しによる隅木および垂木長さならびに垂木上端胴付き角の求め方
4・2 隅木の墨付け
 1. 隅木各部の名称
 2. 隅木各部の墨と勾配の関係
 3. 隅木口脇勾配の求め方
 4. 垂木鼻を直角に切る場合の隅木鼻の切り方
 5. 隅木の馬乗り墨・側面および下端墨の求め方
 6. 垂木鼻を垂直に切断する場合の隅木鼻の切り方
 7. 桁類の隅木落ち掛り勾配と捻じ組の仕口
 8. 隅木と隅木の取り合い
 9. 柱(束)への隅木の取付け
 10. 小平起しによる各部の墨付け角の出し方
 11. 隅木と転び母屋の仕口
 12. 隅木と胴差との仕口
4・3 入隅木の墨付け
 1. 入隅部
 2. 出隅と入隅の相違点
 3. 出隅と入隅の長さ
 4. 柱(束)への入隅木の取付け
4・4 軒回りのおさまり
 1. 垂木割り
 2. 現寸図の起こし方

第5章 船?造りの工法
5・1 船?の出と軒の出および軒回りの決め方
 1. 船?の出の決め方と軒の出
 2. 軒回りの部材の大きさ
5・2 船?造りの軒のおさまりの例
5・3 船?差の鼻の処理
5・4 軒桁と論止垂木の取付け位置の決め方
5・5 船?造りの部材の工作
 1. 船?差の取付け
 2. 船?差の鼻の化粧のしかた
5・6 数寄屋風の船?造り
 1. 船?差と軒桁の仕口
 2. 船?差組手仕口
 3. 柱上の船?差の仕口
 4. 軒桁組手仕口

第6章 起り屋根と反り屋根
6・1 屋根の起りと反り(弛み)の求め方
 1. 起りの求め方
 2. 反り(弛み)の求め方
6・2 屋根と破風板における反りおよび起りとの関係
6・3 入母屋破風立て位置の目安
6・4 破風立て位置の例
6・5 円心を反りの2倍にした場合の反りの違い
6・6 茅負の反りの求め方
6・7 茅負下端と木負上端の反りおよび裏甲上端と軒付け下端の反りの違い
6・8 軒付けの隅部の出の調整
6・9 隅木の反りの求め方
6・10 二軒隅木の反りの求め方
6・11 平の屋根弛みから隅の屋根弛みを求める方法
6・12 野隅木の反りの求め方
6・13 平の屋根起りから隅の屋根起りを求める方法
6・14 野隅木の起りの求め方

第7章 振れ隅屋根
7・1 振れの比と軒の出および低勾配・高勾配
7・2 振れ隅の小平起しによる各墨の勾配の求め方
7・3 屋根各部材の墨付け勾配の型板の取り方
7・4 振れ隅木口脇勾配および落掛り勾配の求め方
7・5 高勾配側・低勾配側の茅負直断面形の求め方
7・6 茅負の切り墨の求め方
7・7 垂木の配付け墨の求め方
7・8 化粧隅木と野隅木の振れの求め方
7・9 振れ隅木の垂木間隔の合わせ方
7・10 高勾配側・低勾配側の垂木成の合わせ方と品下の求め方
7・11 振れ隅小平起しの例(高勾配4.5/10,低勾配3.6/10)
7・12 振れ隅軒先の現寸図の起こし方
7・13 振れ反り化粧隅木の現寸図の起こし方
7・14 振れ野隅木の現寸図の起こし方
7・15 振れのない化粧隅木の上の振れ隅木の現寸図の起こし方

第8章 多角形屋根
8・1 多角形屋根として取り扱われる例
8・2 多角形の描き方
 1. 正八角形を描く
 2. 正六角形を描く
8・3 小平起こしによる正八角形屋根の各墨の求め方
8・4 正八角形屋根の各部材の墨付け勾配の型板の取り方
8・5 小平起しによる正六角形屋根の各墨の求め方
8・6 正六角形屋根の各部材の墨付け勾配の型板の取り方
8・7 八角堂平面図例
8・8 八角堂反り茅負の鼻の切り方
8・9 八角堂軒反り配付け垂木の配付け墨の求め方
 1. 配付け垂木の各曲形図と胴付き投影図
 2. 地垂木展開図
 3. 桁組平面図と投影図
 4. 桁上木および桁下木投影図
 5. 桁上木および桁下木展開図
 6. 反り桁展開図と茅負全面側面図

第9章 扇垂木の工法
9・1 扇垂木の伏せ地割り
9・2 分割係数による扇垂木の割付け方法
 1. 垂木間割り
 2. 扇垂木の分割係数表の使い方
9・3 扇垂木の新しい割付け表
 1. 棒隅屋根の割付け
 2. 六角堂屋根の割付け
 3. 八角堂屋根の割付け
9・4 扇垂木の伏せ地割りおよび垂木直断面(曲形)の求め方
9・5 扇垂木の長さの求め方
9・6 扇垂木上端の鼻の切り墨の求め方
9・7 扇垂木鼻の投げ墨角の求め方
9・8 反り隅屋根の各扇垂木の反りの求め方
9・9 扇垂木の反りと捩れを1枚の定規で内側と外側に写す方法
9・10 反り隅屋根の扇垂木の曲形の求め方
9・11 反り隅屋根の伏せ地割りおよび軒の出(一手先組二軒の場合)
9・12 扇垂木の木負の墨の求め方
9・13 一手先組二軒扇垂木の現寸図の起こし方
9・14 破風立て位置と破風類の反りの求め方

付録1
 a 1級建築大工実技試験問題
 b 1級建築大工実技試験問題の解説
付録2
 a 2級建築大工実技試験問題
 b 2級建築大工実技試験問題の解説
付録3 上棟式について
付録4 天星尺について