本書は,電験三種受験者のための受験テキスト電験三種なるほどシリーズの理論編として執筆・編集したものです。
電験三種の理論科目は,電力科目,機械科目のベースとなるものです。それは,送電線やモータなどの電気設備の諸現象や諸特性が電磁気現象や等価回路で説明できるからに他ならず,理論科目の内容を理解することが,電気設備全般の理解を容易にすることになるからです。本書では,過去問研究により重要単元を選抜し,各単元とリンクする電験三種レベルの例題を取り上げ,それを解答するための「問題の考え方・解き方」,その基となる「重要事項・公式」を,原理・法則からわかりやすく解説してあります。
https://www.ohmsha.co.jp/book/9784274507069/
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1 電界とクーロンの法則
2 平行平板コンデンサの問題
3 コンデンサの回路計算
4 電流が作る磁界と電磁力
5 磁性体と磁気回路
6 電磁誘導と自己インダクタンス
7 相互インダクタンス
8 直流回路の計算
9 キルヒホッフの法則の使い方
10 テブナンの定理
11 ブリッジの平衡条件
12 導体の電気抵抗
13 最大値・最小値の問題
14 正弦波交流の表し方
15 交流回路の抵抗,コイル,コンデンサ
16 交流回路ガイダンス
17 直列共振と並列共振
18 交流回路応用編
19 交流電力と力率
20 三相交流回路の考え方
21 ひずみ波の計算
22 過渡現象の要点
23 指示電気計器
24 電圧・電流を測る
25 誤差の計算
26 単相電力を測る
27 三相電力を測る
28 オシロスコープで測る
29 諸現象とその応用
30 電界,磁界中の電子の運動
31 半導体と半導体デバイス
32 トランジスタの増幅回路
33 FETの増幅回路
34 演算増幅器の計算
35 スイッチング回路の動作