現代都市のための9か条 近代都市の9つの欠陥

建築家・西沢大良による伝説的テキスト、待望の書籍化なる!

このような方におすすめ

設計者や学生など建築系読者全般
  • 著者西沢 大良 著
  • 定価2,420 (本体2,200 円+税)
  • 四六 322頁 2023/02発行
  • ISBN978-4-274-22999-2
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困難な時代の試練にわれわれはどう立ち向かうべきか。

人口流動性、メガスラム、環境・生態系、食料・エネルギー、震災、パンデミック、戦争など……、あらゆる問題はすでに出尽くした。まもなく、いまだ人類が見たことのない、新しい都市の形態が誕生するだろう――。

発表されるや大きな注目を集めた伝説的テキスト「現代都市のための9か条――近代都市の9つの欠陥」を書籍化するものである。本書では、「9か条」に加えて、主要な設計論である「木造進化論」、近年書かれた最新テキストやインタビュー・談話などを選りすぐり収録。西沢大良の思考と、「9か条」をよりよく理解するための一冊。

https://www.ohmsha.co.jp/book/9784274229992/
第1章 現代都市のための9か条 近代都市の9つの欠陥
  1―新型スラムの問題・人口流動性の問題
  2―ゾーニングの問題
第2章 木造進化論 木造による現代建築のつくり方
第3章 談話・エッセイ
第1章 現代都市のための9か条 近代都市の9つの欠陥
  1―新型スラム・人口流動性の問題
   はじめに1─若い読者へ
   はじめに2─1990年代後半以降
   はじめに3─1960年代の近代都市批判
   はじめに4─近代化のパッケージ
   近代都市の9つの欠陥
   第1条―新型スラムの問題 
   第2条―人口流動性の問題 

  2―ゾーニングの問題
   はじめに5 ──質問に答える
   【Q1】近代都市の定義とは?
   【Q2】なぜ人口流動性という視点が必要か?
   【Q3】今後の都市計画を誰が行うかという、計画主体についての見解は?
   【Q4】今日の国内都市の人口問題についての見解は?
   第3条―ゾーニングの問題

第2章 木造進化論 木造による現代建築のつくり方
  0―はじめに:なぜ木造なのか
  1―進化の法則
  2―屋内空間の進化
  3―壁とスラブの進化
  4―屋外空間の進化
  5―終わりに:なぜ組成なのか

第3章 談話・エッセイ
 近代都市の根拠
 ニューヨークのつくり方
 西ベルリン・東ベルリン
 メガスラム ―中南米・アジア・アフリカのスラムに通ったホルヘ・アンソレーナ
 80年代の原広司
 70年代の磯崎新
 90年代末の伊東豊雄 ―せんだいメディアテークについて
 東日本大震災について 1
 東日本大震災について 2 ―建築論を読む
 東日本大震災について 3 ―軍事技術と民生技術
 新型ウイルスについて 1 ―治療的・医療的な建築
 新型ウイルスについて 2
 新型ウイルスについて 3
 家ならざるもの
 もうひとつの近世都市
 21世紀の戦後住宅
 設計の原風景
 建築を体験する
 高校生への手紙