機械学習や計量経済学を含むデータサイエンスの重要性がますます高まっている中、本書は「因果分析」を中心テーマに据え、関連する内容がこのテーマに収まるように構成し、経済学を中心とする社会科学における回帰分析の「正しい」使い方を徹底解説するものです。
テーマを回帰分析による因果分析に絞り込むことで、高校数学程度の知識でも理解できるよう必要とする数学を最小限にとどめ、また多くの分析例に加えて、多数の例題および解答・解説を収録します。さらに用いられる数学・統計学については、適度な難易度の説明とともに、数値シミュレーションによる直感的・ビジュアル的な解説を多く盛り込みます。
また、巻末の付録には、統計処理言語Rのダウンロード方法などを掲載することで、プログラミングマニュアルとしても使用できるよう構成しています。
第2版では、Rコードの記法を更新し、実データを用いたより実践的な演習を多く追加することで、プログラミングマニュアルとしての側面を強化しています。
https://www.ohmsha.co.jp/book/9784274230028/
正誤表やDLデータ等がある場合はこちらに掲載しています
Part I 基礎編
第1章 回帰分析の目的
第2章 統計の基礎知識
第3章 確率論の基礎
第4章 回帰分析の基礎
第5章 推測統計の基礎
第6章 相関関係と因果関係
第7章 外生変数と内生変数
Part II 実践編
第8章 ランダム化実験
第9章 マッチング法
第10章 不連続回帰デザイン
第11章 操作変数法
第12章 パネルデータ分析
第13章 実証分析の手順
付録1 R の基本
付録2 数学的補足