「実体」と呼べるものがないソフトウェアは,開発プロジェクトの規模が大きくなればなるほど,その工程管理が至難の業となっていきます.本書は,チケット駆動などの定番ソフトウェア開発環境から自動的に収集したデータに基づき,プロジェクトの進捗状況や課題を可視化する「見える化」ツールについて,その導入から運用までの方法を解説します.可視化データのサンプルと分析例も多数収録,“デスマーチ”を回避しつつ成果物の品質向上になくてはならない最新のソフトウェア生産技法がこの1冊で見通せる解説書です.
https://www.youtube.com/watch?v=UF5MiNejaBs
に、著者の関連セミナー動画があります。
https://www.ohmsha.co.jp/book/9784274504778/
正誤表やDLデータ等がある場合はこちらに掲載しています
推薦のことば/はじめに/目次
第1章 ソフトウェア開発プロジェクトの抱える課題
第2章 ソフトウェア開発プロジェクトの計測手法
第3章 チケットの計測
第4章 自動計測の手順
第5章 多様な情報に基づく計測対象の拡張
第6章 計測事例に学ぶプロジェクト運営の体質改善
おわりに/参考文献/謝辞/索引
【付録】A:EPM-Xによるグラフ表示例/B:用語集
推薦のことば/はじめに/目次
第1章 ソフトウェア開発プロジェクトの抱える課題
1.1 近年のソフトウェア開発スタイル
1.2 現代のソフトウェア開発スタイル
1.3 現代のソフトウェア開発の課題
第2章 ソフトウェア開発プロジェクトの計測手法
2.1 ツールを駆使したプロジェクト可視化の考え方
第3章 チケットの計測
3.1 チケット駆動開発の考え方
3.2 チケットの2大機能と開発型
3.3 開発流儀とチケットの発行契機
3.4 チケット発行とプロダクト管理の連携
第4章 自動計測の手順
4.1 自動計測による可視化の流れ
4.2 作業の書き出し―WBS 手法から
4.3 作業の登録・指示と経過の記録
4.4 進捗管理
4.5 成果物管理
第5章 多様な情報に基づく計測対象の拡張
5.1 ウォーターフォール型開発の計測
5.2 アジャイル開発の計測
第6章 計測事例に学ぶプロジェクト運営の体質改善
6.1 ソースコードの計測
6.2 障害状況の計測
6.3 コミュニケーションの計測
6.4 プロジェクト運営の計測
6.5 観察視点の多様化
おわりに/参考文献/謝辞/索引
【コラム】
1970年代の開発スタイル/全工程一貫計測モデル
【付録】
A:EPM-Xによるグラフ表示例/B:用語集