最近のコンクリート構造物を取り巻く状況は、大きく変わりつつあり、今あるものを検査、修復し、長期間にわたり維持管理することに主眼が置かれつつある。適切な維持管理を行うには、コンクリート構造物の状態を的確に把握することが非常に重要である。
そこで、赤外線・マイクロ波・レーザー光・X線などによる検査方法を中心に、様々な非破壊検査に関する原理、機器・装置、適用を図解することでわかりやすくまとめた。コンクリート関連技術者が、実務に直接役立てることができる内容を厳選して記述してある。
https://www.ohmsha.co.jp/book/9784274205019/
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第1章 コンクリート構造物の維持管理と非破壊検査技術
第2章 はく離・空洞
2.1 赤外線法による空洞の検査
2.2 超音波法によるはく離・空洞の検査
2.3 電磁波レーダ法による空洞の検査
2.4 打音法による空洞の検査
第3章 ひび割れ
3.1 超音波法によるひび割れ深さの検査
3.2 衝撃弾性波法によるひび割れの検査
3.3 アコースティックエミッション(AE)法によるひび割れ発生の検査
第4章 コンクリート中の鉄筋・かぶり厚さ
4.1 電磁波レーダ法によるかぶり厚さの検査
第5章 グラウト充填度
5.1 衝撃弾性波法による検査
5.2 X線法による検査
第6章 新しい応用技術
6.1 赤外線法によるかぶりコンクリートの塩化物イオン実効拡散係数の推測
6.2 近赤外分光法によるコンクリートの劣化物質の検出