鉄道技術ポケットブック

最新の電気鉄道技術の全貌がつかめる、待望の一冊!

このような方におすすめ

○鉄道に関連する企業(鉄道事業者、車両機器メーカ、信号機器メーカ、配線設計関連メーカ)、研究機関の技術者・研究者
○鉄道技術を学んでいる大学生、大学院生
  • 著者鉄道技術ポケットブック編集委員会 編
  • 定価19,800 (本体18,000 円+税)
  • A5 898頁 2012/03発行
  • ISBN978-4-274-21168-3
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 電気鉄道は、省エネルギーで地球環境に優しく、信頼性の高い交通機関として、われわれの生活の基盤となっています。また電気鉄道は、電気・情報・機械・土木の幅広い技術のインテグレーションからなる大きなシステム技術であるといえます。本書は、鉄道技術に関連する企業、研究機関の技術者・研究者を主たる対象に、最新の鉄道技術に関する技術全般をまとめて、通常の業務、研究開発のなかで手元にいつも置いておいて、必要なときにひもとけるように使いやすくまとめたものです。

https://www.ohmsha.co.jp/book/9784274211683/
1編 	総論:電気鉄道の特徴と歴史
2編  車両技術
3編  エネルギー・電力供給
4編  運転保安・安全
5編  運転計画・運行管理
6編  通信技術・情報技術の応用と営業サービス
7編  交通システム/新技術
付録  近年の動向と海外情勢
1編 総論:電気鉄道の特徴と歴史
 1章 軌道交通・鉄道の特徴
 2章 電気鉄道の特徴
 3章 電気鉄道の歴史と発展
  3・1 イギリスにおける鉄道の誕生と黎明期
  3・2 大陸ヨーロッパにおける電気駆動の導入と発展
  3・3 アメリカにおけるネットワークの広がり
  3・4 日本への導入と独自の発展
  3・5 自動車の時代と鉄道事業の苦戦
  3・6 鉄道の高速化の技術と経緯
 4章 電気鉄道とその仲間
  4・1 一般鉄道
  4・2 都市鉄道
  4・3 地下鉄
  4・4 路面電車(LRT)
  4・5 ゴムタイヤ都市交通システム
  4・6 登山鉄道
  4・7 鋼索鉄道と索道
  4・8 鉛直移動手段(エレベータ、エスカレータ)
  4・9 超高速鉄道/磁気浮上鉄道
 5章 システム技術としての電気鉄道
  5・1 線路、車両、電力、信号、運転
  5・2 線路と土木構造物
  5・3 電力供給
  5・4 電気鉄道車両とドライブ技術
  5・5 信号保安
  5・6 運転、列車ダイヤと情報システム
  5・7 通信技術、情報システム、営業サービス

2編 車両技術
 1章 鉄道車両の種類と特徴
  1・1 電車、電気機関車、気動車、ディーゼルカー、貨車の分類
  1・2 在来線と新幹線の相違
  1・3 その他保守車両
 2章 電気車の種類と構造
  2・1 集電装置
  2・2 台車
  2・3 車体
  2・4 ブレーキ
  2・5 TASC/ATO(自動運転)
  2・6 車上情報伝送と車両メンテナンス
  2・7 直流電気車と交流電気車
  2・8 電車、電気機関車の構造
  2・9 ハイブリッドディーゼル車および電気式ディーゼル車の構造
 3章 直流電気車の主回路システム
  3・1 車両駆動用電動機の変遷と特徴
  3・2 車両駆動用主回路とインバータ
  3・3 誘導電動機の制御
  3・4 鉄道車両駆動用主回路の制御
  3・5 直流電気車の性能設計
 4章 交流電気車の主回路システム
  4・1 車両駆動用整流器の種類と特徴
  4・2 PWMコンバータ(整流器)の主回路と制御
  4・3 交流電気車の主回路制御
  4・4 交流電気車の主回路設計
 5章 蓄電装置の応用
  5・1 蓄電装置の種類と特徴
  5・2 ハイブリッド電源車両の種類と特徴
  5・3 架線-蓄電装置のハイブリッド車両
  5・4 ディーゼルエンジン-蓄電装置のハイブリッド車両
  5・5 燃料電池車両

3編 エネルギー・電力供給
 1章 鉄道電力供給システム概論
  1・1 き電システム概要
  1・2 鉄道電化の歴史
  1・3 最近の鉄道電化、新線建設
 2章 電車線路設備
  2・1 電車線設備の構成
  2・2 電車線路支持物
  2・3 き電線・電車線
  2・4 電車線路設備・がいし・保護設備
  2・5 高速化技術・計測技術
  2・6 保守作業と機械化
 3章 変電設備
  3・1 直流き電用変電所
  3・2 交流き電用変電所
  3・3 新幹線き電用変電所
  3・4 変電所の保護と連動
  3・5 監視・制御システム
  3・6 給電設備
  3・7 電圧降下計算・故障計算
 4章 配電設備
  4・1 受電設備
  4・2 予備電源設備
  4・3 配電線路
  4・4 配電設備
  4・5 負荷設備
 5章 共通技術・特殊技術
  5・1 絶縁強調
  5・2 接地
  5・3 電食
  5・4 電磁誘導・静電誘導
  5・5 災害対策
  5・6 試験装置・フィールド試験
  5・7 新エネルギー・省エネルギー
  5・8 電力貯蔵装置の応用
  5・9 浮上式鉄道への電力供給設備
  5・10 海外の鉄道の電力供給設備

4編 運転保安・安全
 1章 閉そくシステム
  1・1 単線閉そくシステム
  1・2 駅間閉そくシステム
  1・3 信号機
 2章 ATS/ATCシステム
  2・1 車内警報装置
  2・2 ATS
  2・3 ATC
  2・4 JRTCとATACS
 3章 列車検知システム
  3・1 軌道回路
  3・2 アクスルカウンタ
  3・3 その他の列車検知システム
 4章 連動装置
  4・1 第1種連動装置・第2種連動装置
  4・2 機械式連動装置
  4・3 電気機連動装置
  4・4 電気連動装置
  4・5 継電連動装置
  4・6 電子連動装置
 5章 転てつ装置
  5・1 転てつ器の構造と転てつ機
  5・2 各種転てつ機
 6章 踏切
  6・1 踏切の構成
  6・2 踏切制御の原理
  6・3 踏切制御子
  6・4 踏切警報装置
  6・5 踏切定時分制御
 7章 各種警報・防護装置安全システム
  7・1 限界支障警報装置
  7・2 落石警報装置
  7・3 安全測線緊急防護装置

5編 運転計画・運行管理
 1章 列車の運転
  1・1 列車とは
  1・2 列車運転
  1・3 運行計画と運行管理
  1・4 列車ダイヤ図
 2章 基準運転時分と運転時隔
  2・1 基準運転時分とは
   2・1・1 最小運転時分と基準運転時分
   2・1・2 運転曲線
  2・2 運転理論
  2・3 基準運転時分の算出
   2・3・1 列車抵抗
   2・3・2 列車性能
   2・3・3 ブレーキ性能
   2・3・4 その他条件
   2・3・5 基準運転時分の算出(手作業による場合)
   2・3・6 基準運転時分の算出方法(コンピュータによる場合)
  2・4 運転時隔
  2・5 運転曲線作成システム
 3章 運行計画
  3・1 列車計画
   3・1・1 列車計画とは
   3・1・2 都市圏輸送の列車計画
    3・1・2・1 利用者の利便性の考慮
    3・1・2・2 物理的制約の考慮
    3・1・2・3 列車ダイヤの頑健性
    3・1・2・4 相互直通運転
    3・1・2・5 線路設備
    3・1・2・6 列車番号
   3・1・3 都市間輸送の列車計画
    3・1・3・1 利用者の利便性の考慮
    3・1・3・2 物理的制約の考慮
    3・1・3・3 列車番号
   3・1・4 新幹線の列車計画
   3・1・5 列車計画作成支援システム
  3・2 車両運用計画
   3・2・1 車両運用計画とは
   3・2・2 車両運用計画の作成
    3・2・2・1 考慮すべきことがら
    3・2・2・2 目的
    3・2・2・3 作成の手順
   3・2・3 車両運用計画作成支援システム
  3・3 乗務員運用計画
   3・3・1 乗務員運用計