IT Text 認知インタフェース

多様化するユーザインタフェース設計の基礎的理解が得られる!

このような方におすすめ

情報工学を学ぶ学部学生および大学院生
ヒューマンインタフェースに関わる技術者
  • 著者関西大学 加藤 隆 著
  • 定価3,080 (本体2,800 円+税)
  • A5 248頁 2002/11発行
  • ISBN978-4-274-13262-9
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 本書は、人間の認知情報処理と、ユーザとコンピュータシステムのインタラクション(相互作用)について、学部学生および技術者を対象に、基礎的理解を得ることを目的とした教科書である。講義により内容を選択できるよう、「認知インタフェースの基本概念」「人間情報処理の認知特性」「認知インタフェースのデザイン」の3部構成で解説した。

https://www.ohmsha.co.jp/book/9784274132629/
第1部 認知インタフェースの基本概念
第1章 認知インタフェースとは
第2章 人と認知的人工物のインタラクション
第2部 人間情報処理の認知特性
第3章 知識の表象と処理過程
第4章 注意と遂行:意識的な処理と無意識的な処理
第5章 記憶のしくみと符号化処理
第6章 記憶の検索過程
第7章 潜在的な認知
第8章 知識の利用
第3部 認知インタフェースのデザイン
第9章 インタラクションの可視化
第10章 ヒューマンエラーへの対応
第11章 デザインにおけるトレードオフ
第12章 デザイン原理とモデルによるユーザビリティ評価
第13章 ユーザテスティングによるユーザビリティ評価
第14章 認知インタフェースの課題
第1部 認知インタフェースの基礎概念
第1章 認知インタフェースとは
1.1 認知とは
1.2 インタフェースとは
1.3 インタフェースの物理的側面と認知的側面
1.4 認知科学の応用へ向けて
第2章 人と認知的人工物のインタラクション
2.1 認知的人工物の特徴
2.2 実行と評価の淵
2.3 インタフェースの二重接面性
2.4 メンタルモデルの働き
第2部 人間情報処理の認知特性
第3章 知識の表象と処理過程
3.1 宣言的知識と手続き的知識
3.2 意味ネットワークと活性化の拡散
3.3 統合化された知識
第4章 注意と遂行:意識的な処理と無意識的な処理
4.1 カクテルパーティ現象
4.2 選択的注意
4.3 制御処理と自動処理
4.4 処理の自動化とアクションスリップ
第5章 記憶のしくみと符号化処理
5.1 3つの処理段階
5.2 短期記憶と長期記憶
5.3 符号化処理の効果
5.4 符号化処理のスケジューリング
第6章 記憶の検索
6.1 エピソード記憶と意味記憶
6.2 符号化処理と検索過程のかかわり
6.3 文脈情報処理
6.4 検索の誤り
6.5 展望的記憶:明示的な検索手がかりがない状態での検索
第7章 潜在的な認知の働き
7.1 潜在記憶
7.2 潜在学習
第8章 知識の利用
8.1 演繹的推論
8.2 意思決定
8.3 類推
第3部 認知インタフェースのデザイン
第9章 インタラクションの可視化
9.1 アフォーダンスと制約
9.2 メタファの利用
9.3 フィードバック
第10章 ヒューマンエラーへの対応
10.1 ミステイクとスリップの区別
10.2 エラーメッセージのデザイン
10.3 エラーメッセージ:古くて新しい課題
第11章 デザインにおけるトレードオフ
11.1 頭の中の知識と外界にある知識
11.2 システム操作の文法的一貫性と意味的整合性
11.3 コントロールの所在
第12章 デザイン原理とモデルによるユーザビリティ評価
12.1 ヒューリスティック評価法
12.2 認知的ウォークスルー法
12.3 GOMSモデルによるデザイン評価
第13章 ユーザテスティングによるユーザビリティ評価
13.1 なぜユーザテスティングか―設計者とユーザの越えがたい淵―
13.2 定量的な測度による評価
13.3 言語プロトコル分析
第14章 認知インタフェースの課題
14.1 認知的モデル化の課題
14.2 インタラクションの社会的側面
14.3 コンピュータによる協調作業の支援
14.4 要素技術と利用技術