ナノオプティクス ナノフォトニクスの基礎

ナノスケールの光デバイスの原理を詳しく解説!

このような方におすすめ

○大学・大学院の研究者
○企業の研究開発担当者、技術者
  • 著者東京大学 大津 元一 東京工業大学 小林 潔 共著
  • 定価5,280 (本体4,800 円+税)
  • A5 280頁 2006/05発行
  • ISBN978-4-274-20247-6
  • 定価
  • ポイント0
  • 数量

  • SOLD OUT
    在庫状況はお問合せください
    web-shop@ohmsha.co.jp

※本体価格は変更される場合があります。
※通常2〜3営業日以内で発送いたします。
※取寄が可能な場合もございますのでお問合せください。

  • 概要
  • 主要目次
  • 詳細目次

 本書は、ナノフォトニクスの原理に加えて、ナノ光デバイスの動作原理や作製原理、加工、集積化技術などについて詳しく解説し、大学研究者や企業の技術者が通信・情報産業へ応用するための参考となる書籍である。

https://www.ohmsha.co.jp/book/9784274202476/
第1章 光技術の限界とその打破
第2章 局在光子の基礎
第3章 ナノフォトニクスの原理
第4章 ナノフォトニックデバイスの実際
第5章 ナノフォトニック加工の実際
第6章 ナノフォトニクスの将来
付録A 分子の光解離
付録B 論理演算と完備性
第1章 光技術の限界とその打破
1.1 光技術とその現状
1.2 光技術の限界の要因
1.3 回折限界の打破
 1.3.1 近接場光の発生
 1.3.2 エバネッセント光との比較
 1.3.3 近接場光の測定
 1.3.4 ナノフォトニクスとは
演習問題

第2章 局在光子の基礎
2.1 光子
 2.1.1 光の波動性と粒子性
 2.1.2 半古典論
 2.1.3 量子論
 2.1.4 電磁場の量子化
 2.1.5「光子」はどこに存在するか
2.2 近接場光と相互作用
 2.2.1 量子ドット間に働く近接場光相互作用とそのハミルトニアン
 2.2.2 励起子状態と遷移
 2.2.3 近接場光相互作用の具体形とその大きさ
2.3 局在光子モデルとその応用
 2.3.1 環状に配列された量子ドットに対する局在光子モデル
 2.3.2 ナノ物質系のボゾン励起とその時間変化
 2.3.3 ナノ物質系のフェルミオン励起とその時間変化
 2.3.4 電気双極子秩序化と超放射現象
演習問題

第3章 ナノフォトニクスの原理
3.1 近接場光を利用するナノフォトニックデバイスの動作原理
 3.1.1 ナノ物質のエネルギー状態とナノ物質間でのエネルギー移動
 3.1.2 近接場光により励起されたナノ物質間のエネルギー移動の時間変化
3.2 近接場光による加工の原理
 3.2.1 急こう配の電場がナノ粒子に及ぼす力
 3.2.2 準粒子モデル
演習問題

第4章 ナノフォトニックデバイスの実際
4.1 ナノフォトニックデバイスに対する要求
4.2 ナノフォトニックデバイスの動作特性
 4.2.1 一つの例:ナノフォトニックスイッチ
 4.2.2 さらに発展するナノフォトニックデバイス
4.3 巨視的寸法の光デバイスとの接続
 4.3.1 金属細線による導波路
 4.3.2 高性能化の方法
演習問題

第5章 ナノフォトニック加工の実際
5.1 ナノフォトニック加工の形態
 5.1.1 光化学気相堆積
 5.1.2 光リソグラフィ
5.2 近接場光の空間局在性に基づく加工
 5.2.1 非断熱的過程の誘起
 5.2.2 光化学気相堆積への応用
 5.2.3 光リソグラフィへの応用
5.3 加工の効率向上を目指して
 5.3.1 寸法精度の向上
 5.3.2 加工速度の向上
 5.3.3 その他の新しい微細加工法

第6章 ナノフォトニクスの将来
6.1 理論的取扱いの特徴
6.2 今後の発展のために

付録A 分子の光解離
付録B 論理演算と完備性

演習問題の略解

索引