ロングセラー書の改訂第5版。OS Xで初めてUnixに触れる人にとって必要な情報は何かを簡潔にまとめた、Macユーザにとっても敷居が高くないUnixコマンドの解説書。Unixシステムでよく使われるコマンドを網羅的に解説します。コマンド例を示しながら詳しく丁寧に説明しているので、読者はターミナルアプリを操作し実際にコマンドを試しながらUnixの基礎を学ぶことができます。本書を読み進めながらUnixのさまざまな機能に触れアプリケーションを探求することで、Unixコマンドを自然に使いこなせるようになります。
https://www.ohmsha.co.jp/book/9784873116440/
正誤表やDLデータ等がある場合はこちらに掲載しています
目次
訳者まえがき
まえがき
1章 Unixを使う理由
1.1 Unixの威力
1.1.1 名前の一括変更とファイルの一覧表示
1.1.2 表示されないファイルの探索
1.2 フォルダか、ディレクトリか?
1.3 無数に存在する無料のアプリケーション
1.3.1 インターネット接続の威力
1.4 Unixに含まれるコマンド
1.4.1 Unixコマンドをすべて表示する
1.4.2 よく使う Unixコマンド
1.5 簡単な Unix入門
2章 ターミナルを使う
2.1 ターミナルの起動
2.1.1 Unixコマンド行の構文
2.1.2 演習問題:コマンドの入力
2.1.3 コマンドの種類
2.1.4 ターミナルの環境設定を変更
2.1.5 「ターミナル」アプリケーションが持つ機能
2.2 「ターミナル」アプリケーションの作業環境の変更
2.2.1 ウインドウタイトルの設定
2.2.2 AppleScriptの使用
2.2.3 .terminalファイルの使用
2.3 ターミナル内での作業
2.3.1 シェルプロンプト
2.3.2 コマンドの入力
2.3.3 コマンドの再利用
2.3.4 ファイル名やディレクトリ名の補完機能
2.3.5 コマンド行で一度に複数のコマンドを実行
2.3.6 コマンドの修正
2.3.7 作業の終了
2.3.8 問題判別確認表
2.4 シェル環境の変更
2.4.1 シェルの選択
2.4.2 コマンドプロンプトの変更
2.5 更なる設定変更
2.5.1 シェルプロンプトの設定変更
2.5.2 エイリアス( alias)の作成
2.6 応答しないターミナル
3章 ファイルシステム探訪
3.1 OS Xのファイルシステム
3.1.1 ホームディレクトリ
3.1.2 作業ディレクトリ
3.1.3 ディレクトリの木構造
3.1.4 絶対パス名
3.1.5 相対パス名
3.1.6 作業ディレクトリの変更
3.1.7 ディレクトリの木構造内にあるファイル
3.2 ファイルとディレクトリの一覧
3.2.1 とても強力な lsコマンド
3.2.2 lsコマンドの練習
3.2.3 -lオプションの使用
3.2.4 ファイルのパーミッション(アクセス権)
3.3 ファイルやディスクの容量計算
3.3.1 ディスク空き容量の計算
3.3.2 演習問題:ファイルシステムの探索
3.4 ファイルの保護と共有
3.4.1 ファイルのパーミッション(アクセス権)
3.4.2 chmodコマンドによるパーミッション(アクセス権)の設定
3.4.3 グループとオーナーの変更
3.5 パスワードの変更
3.6 sudoコマンドによる管理者の権限
3.7 外部ボリュームの利用
4章 ファイル管理
4.1 ファイルとディレクトリの名前
4.2 ファイルとディレクトリのワイルドカード
4.3 ファイル内容の閲覧
4.3.1 catコマンド
4.3.2 lessコマンド
4.3.3 grepコマンド
4.4 ファイルの作成と編集
4.4.1 テキストエディタとワードプロセッサ
4.4.2 テキストエディタである viコマンド
4.4.3 viコマンド入門
4.4.4 viより簡単なエディタ: Pico
4.4.5 より強力なテキストエディタ: Emacs
4.5 ファイルの操作
4.5.1 mkdirコマンドによるディレクトリの作成
4.5.2 ファイルのコピー
4.5.3 mvコマンドによるファイルの名称変更と移動
4.5.4 ファイルやディレクトリの削除
4.5.5 リンクを使った作業
4.5.6 ファイルの圧縮とアーカイブ
4.5.7 別のオペレーティングシステムにあるファイル
5章 ファイル検索と情報取得
5.1 「grep」という変わった名前のコマンド
5.1.1 代表的な grepのオプション
5.1.2 正規表現の使用
5.2 locateコマンドでファイルを検索
5.2.1 locateコマンド用データベースの構築
5.2.2 locateコマンドの使用
5.3 findコマンドでファイルシステムを調査
5.3.1 ファイル容量による一致
5.3.2 パーミッションを指定して findを使用
5.3.3 最近変更されたファイルを findで検索
5.3.4 findの頼れる相棒: xargsコマンド
5.3.5 findのさらに進んだ使い方
5.4 Spotlightの輝き
5.4.1 mdlsでSpotlight用メタデータを一覧表示
5.4.2 mdfindコマンドでファイルを検索
5.4.3 Spotlightを役立てる
6章 入出力のリダイレクト機能
6.1 標準入力と標準出力
6.1.1 テキストをファイルに書き出す
6.2 パイプとフィルタ
6.2.1 wcコマンド
6.2.2 trコマンド
6.2.3 grepコマンド
6.2.4 headコマンドと tailコマンド
6.2.5 sor tコマンド
6.2.6 uniqコマンド
6.2.7 ページャへのパイプ
6.3 印刷
6.3.1 Unix流の印刷方法
7章 マルチタスク
7.1 バックグラウンドでコマンドを実行
7.2 実行中コマンドの確認
7.2.1 psコマンド
7.2.2 topコマンド
7.2.3 プロセスを監視する他の選択肢
7.3 コマンドの実行中止
7.3.1 killコマンド
7.3.2 killallコマンド
7.4 GUIを持ったアプリケーションの起動
7.4.1 openコマンド
7.4.2 openコマンドで役立つオプション指定
7.4.3 openコマンドをもっと便利に
8章 Unixのネットワーク環境
8.1 ネットワーク先からのログイン
8.1.1 Webの利用
8.1.2 他の Unixをネットワークで利用
8.2 ファイル転送
8.2.1 scpコマンドと rcpコマンド
8.2.2 FTP(File Transfer Protocol)
8.2.3 [新規リモート接続 ...]機能の利用
9章 ウインドウシステムと X11
9.1 X11用アプリケーション
9.1.1 X11の使用
9.1.2 OS XとX11間での相違
9.1.3 XQuar tz(X11)アプリケーションの設定変更
9.2 X11用画像編集プログラム: GIMP
10章 今後
10.1 関連する技術文書
10.1.1 「ターミナル」アプリケーションの[ヘルプ]メニュー
10.1.2 manコマンド
10.1.3 インターネットで参照できる情報文書
10.1.4 書籍
10.2 Unixの使い勝手を調整
10.2.1 シェルのエイリアスと関数
10.2.2 プログラミング
10.2.3 Perl、Python、Ruby
10.2.4 CとObjective-C
索引