陶芸界の碩学である著者が『陶芸の釉薬』,『陶芸の伝統技法』についで,よいやきものの骨子“根っ子”たる土と焼きの秘密を解き明かす。
作陶者としての確かな実感と広範な研究成果を駆使して,その実態を歴史的・地域的に追求し,現在の作陶のアプローチの実際を写真・図表資料を豊富に用いて詳述。
より優れた独的なやきものづくりを目指す方や深い鑑賞,鑑定眼を養おうとする方の待望の座右書。
https://www.ohmsha.co.jp/book/9784274050138/
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1章 陶芸の土
(陶土について 陶土はどのようにして生まれたか 磁器になる白い陶土 陶器をつくるための土 特色のある器の土 陶土を生かす土づくり 他)
2章 陶芸の窯
(窯について 志野窯と織部窯 割竹式窯から登窯へ 革新をもたらした単独窯 合理的な近代の窯 他)
3章 焼成の実際
(窯焼き 本焼のしかた 窯の温度が及ぼす影響 窯の冷まし 他)