NCプログラムの作成は、CAD/CAMや自動プログラミング装置を利用するのが一般的であるが、自動作成されたプログラムだけですべてに対応できるわけではない。プログラムの基本はマニュアルプログラミングであり、これを理解しておくことが機械加工技術者にとっては必須である。
本書は職業訓練用フリーソフト「CAM13」を利用して、マシニングセンタのNCプログラムに的を絞り、独学でマニュアルプログラミングを習得できるようにしたもの。
※本書は、工業調査会から発行されていた『職業訓練用フリーソフトでマスターするNCプログラミング』(ISBN978-4-7693-2204-7、2009年9月発行)の内容に一部修正を加えて再発行するものとなる。
https://www.ohmsha.co.jp/book/9784274068379/
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第1部 NCプログラムの基礎
第1章 NC工作機械の概要
第2章 機械加工の基礎知識
第3章 NCプログラムの基礎
第4章 移動指令
第5章 輪郭加工
第6章 メインプログラムとサブプログラム
第7章 固定サイクル
第8章 工具長補正とATC
第9章 マクロプログラム
第2部 CAM13操作マニュアル
第1章 主な機能
第2章 インストールとアンインストール
第3章 起動と終了
第4章 画面構成と各機能の概要
第5章 NCプログラムの作成
第6章 NCプログラムの確認と編集
第7章 システム変数の設定
第8章 RS232Cシリアル通信機能によるテキストデータの送受信
第9章 トラブルの症状と対処法
はじめに
本書のご利用にあたり
第1部 NCプログラムの基礎
第1章 NC工作機械の概要
1.1 NC工作機械とは
1.2 マシニングセンタとは
1.3 機械原点とワーク原点
1.4 工具基準点と補正
1.5 主軸と工具の規格
1.6 自動工具交換装置
第2章 機械加工の基礎知識
2.1 切削速度
2.2 回転数
2.3 送り速度
2.4 荒加工と仕上げ加工
第3章 NCプログラムの基礎
3.1 NCプログラムとは
3.2 NCプログラムの構成
3.3 GコードとMコード
3.4 モーダル指令とワンショット指令
3.5 withとafter
3.6 その他のアドレス
3.7 アドレスとデータの指令方法
第4章 移動指令
4.1 座標軸と動作
4.2 移動指令方式
4.3 インクレメンタル指令方式
4.4 アブソリュート指令方式
4.5 座標系設定
4.6 ワーク座標系設定と工具長補正の関係
第5章 輪郭加工
5.1 G00による位置決め補間(早送り)
5.2 G01による直線補間
5.3 G02・G03による円弧補間
5.4 G01の応用指令(コーナーCとコーナーR)
5.5 工具の切り込み動作
5.6 工具径補正
5.7 輪郭形状の荒・仕上げ・面取り加工
第6章 メインプログラムとサブプログラム
第7章 固定サイクル
7.1 穴加工の基礎知識
7.2 固定サイクルの種類
7.3 固定サイクルの共通動作
7.4 指令方法
7.5 固定サイクルのプログラム例
第8章 工具長補正とATC
8.1 工具長補正
8.2 リファレンス点復帰(自動原点復帰)
8.3 ATCによる工具交換
第9章 マクロプログラム
9.1 マクロプログラムとは
9.2 定数と変数
9.3 変数の種類
9.4 演算指令
9.5 条件式と制御指令
9.6 G65による単純呼び出し
9.7 マクロプログラムの例
第2部 CAM13操作マニュアル
第1章 主な機能
第2章 インストールとアンインストール
第3章 起動と終了
第4章 画面構成と各機能の概要
第5章 NCプログラムの作成
5.1 NCプログラムの読み込みと保存
5.2 マニュアル入力によるNCプログラムの作成
5.3 簡易CAM機能によるNCプログラムの作成
5.4 自動プログラミング機能によるNCプログラムの作成
第6章 NCプログラムの確認と編集
6.1 描画チェック機能の概要
6.2 NCプログラムの編集
6.3 エラー表示の原因と対策
6.4 工具径補正の指令方法と動作
6.5 工具長補正の指令方法と動作
6.6 リファレンス点復帰および工具交換の指令方法と動作
第7章 システム変数の設定
7.1 工具径補正量の設定
7.2 工具長補正量と実工具長の設定
7.3 機械座標系関連の設定
7.4 ワーク座標系の設定
7.5 描画チェック関連の設定
7.6 簡易CAM/自動プロ関連の設定
7.7 F一桁送りの送り量の設定
第8章 RS232Cシリアル通信機能による
テキストデータの送受信
第9章 トラブルの症状と対処法
索 引