2020年に開かれる東京オリンピック・高度成長期以降に構築されたインフラの整備・震災復興需要など、大規模な土木工事が相次いで行われるため、今後土木施工管理技術者が圧倒的に不足する見通しです。
そのような社会背景をふまえ、これから土木施工に携わる方や初級土木施工技術者を対象に、土木施工の管理の実務の初歩的な知識などを体系的にまとめました。現場に1冊必要な実務入門書です。
https://www.ohmsha.co.jp/book/9784274217548/
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目次
第1章 施工管理の概要 施工管理とは?
第2章 施工の準備 計画から発注までをしっかりと
第3章 土木一般 土台と骨組みをしっかりと
第4章 建設関連法規・法令 コンプライアンスをしっかりと
第5章 施工計画 施工に向けての手順をしっかりと
第6章 工程管理 工事の段取りをしっかりと
第7章 安全管理 災害防止対策をしっかりと
第8章 品質管理 良いものをしっかりと造る
第9章 環境保全管理 人に地球にやさしく
■巻末資料 現場で役立つ土木の基本公式
1章 施工管理の概要 ・・・施工管理とは?
1 施工管理の内容 ・・・PDCAサイクルを回す
2 施工管理の基本構成 ・・・品質、工程、原価が基本的3要素
3 施工管理の位置付け ・・・契約書、仕様書により規定される
4 施工管理の資格 ・・・施工管理技士は必要不可欠な国家資格
2章 施工の準備 ・・・計画から発注までをしっかりと
1 測量 ・・・地形と位置を測る
2 土質調査 ・・・地盤の状況を把握する
3 設計 ・・・目的物を図面に表す
4 積算 ・・・工事費を積み上げる
5 契約 ・・・発注者と受注者が請負契約を履行する
3章 土木一般 ・・・土台と骨組みをしっかりと
1 土工 ・・・地盤の土を動かす
2 コンクリート工 ・・・骨組みをつくる
3 基礎工 ・・・土台をつくり構造物を支える
4 擁壁工 ・・・土圧を抑える
5 排水工 ・・・地表の水を流下させる
6 舗装工 ・・・道路走行を快適にする
7 主な土木工事 ・・・土木が作るすごいもの
4章 建設関連法規・法令 ・・・コンプライアンスをしっかりと
1 建設業法 ・・・建設業の健全な発達を促進する
2 労働基準法 ・・・働く者の労働条件を守る
3 労働安全衛生法 ・・・働く者の安全と健康を確保する
4 道路交通関係法令 ・・・道路と車と歩行者の交通を守る
5 騒音・振動規制法 ・・・静かな生活環境を守る
6 その他施工関連法令 ・・・社会基盤を守る不可欠な決まり
5章 施工計画 ・・・施工の手順をしっかりと
1 施工計画の作成 ・・・最適な施工条件を策定する
2 事前調査検討 ・・・契約条件と現場条件を十分に把握する
3 施工体制台帳・施工体系図 ・・・施工の責任と分担を明確にする
4 仮設備計画 ・・・本工事のために必要かつ重要な設備
5 建設機械計画 ・・・本工事を演出する重要な手段
6 原価管理 ・・・経済的な施工計画により利益向上を図る
6章 工程管理 ・・・工事の段取りをしっかりと
1 工程計画 ・・・最適な工程により品質を作り込む
2 工程表 ・・・工事に適した工程表を作成する
3 ネットワーク ・・・工事全体を一つの流れに表す
7章 安全管理 ・・・災害防止対策をしっかりと
1 安全管理全般 ・・・労働災害防止に向けて万全な対策
2 仮設工事の安全対策 ・・・仮設備作業に含まれる危険
3 建設機械の安全対策 ・・・建設機械作業に含まれる危険
4 クレーン作業の安全対策 ・・・クレーン作業に含まれる危険
5 掘削作業の安全対策 ・・・掘削作業に含まれる危険
6 公衆災害防止対策 ・・・建設工事による第三者への危険
7 その他危険工事の安全対策 ・・・まだまだある危険な工事
8章 品質管理 ・・・良いものをしっかりと造る
1 品質管理基本事項 ・・・工事の規格を満足するための管理体系
2 品質特性 ・・・総合的に判断できる選定条件が重要
3 品質管理の方法 ・・・基準値と規格値をしっかりと判断する
4 品質管理図 ・・・品質の時間的変動と工程の安定を判定する
5 ISO国際規格 ・・・企画、設計、製造、サービスの要求事項
9章 環境保全管理 ・・・人に地球にやさしく
1 環境保全対策 ・・・典型七公害に対応する対策
2 騒音・振動対策 ・・・対策は発生源で実施する
3 建設副産物・再生資源 ・・・建設資材は再資源化、有効利用する
4 産業廃棄物 ・・・廃棄物は排出を抑制し、再生利用を図る
付録 施工現場で役に立つ土木公式集 ・・・ちょっと忘れたときに見てみよう
水理公式/構造力学公式/土質、地質公式/物理一般公式