対応分析入門 原理から応用まで 解説◆Rで検算しながら理解する

翻訳+解説で対応分析を使いこなす!

このような方におすすめ

○対応分析の関心のある方
○カテゴリカル・データを分析する必要のある方
○社会調査を学ぶ学部,大学院の学生
○データ・サイエンティストを目指す方
  • 著者Sten-Erik Clausen 著/藤本 一男 訳・解説
  • 定価2,860 (本体2,600 円+税)
  • A5 228頁 2015/11発行
  • ISBN978-4-274-21827-9
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  • 概要
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 本書は、SAGE社発行の「対応分析(コレスポンデンス分析)」と呼ばれる統計分析手法の初学者向けの書籍「APPLIED CORRESPONDENCE ANALYSIS: An Introduction」の全訳に、訳者が解説及びRを利用する環境構築を加えた構成で発行するものです。

 全訳に加え、訳者がRを使って「検算」をしながら解説を行うことで、より理解が深まる構成となっています。また、このプロセスを経ることで、読者はRで提供されている対応分析パッケージを使いこなすことが可能となります。

https://www.ohmsha.co.jp/book/9784274218279/
本編
第1章 はじめに
第2章 対応分析の要点:簡単な事例
第3章 大きな表の解析
第4章 多重回答表と調査データの解析
第5章 対応分析と対数線形モデル
第6章 結論
付録A 用語(略号)集
付録B SASプログラムコマンドと出力
付録C SPSSプログラム行と出力

解説編
第7章 解説編の構成
第8章 対応分析の原理を理解する(第2章解説)
第9章 データ・ロスが発生する事例(第2章解説)
第10章 3元表を2元表として分析する(第3章解説)
第11章 生活保護受給者の社会空間を描く(第4章解説)
第12章 対数線形モデルから対応分析へ(第5章解説)
付録1 Rで表を扱う
付録2 対応分析の計算を実際にやってみる
付録3 対応分析の結果を吟味するための小道具
訳者はじめに
編集者による本書(原書)の紹介
序文

◆本編

第1章 はじめに
1.1 対応分析とは何か
1.2 対応分析の歴史

第2章 対応分析の要点:簡単な事例
2.1 幾何学的描写:プロファイル、質量、そして、χ2距離
2.2 慣性の分解
2.3 座標
2.4 座標軸へのポイントの寄与、もしくは絶対的寄与
2.5 ポイントへの軸の寄与、もしくは平方相関
2.6 ポイントの相互依存
2.7 サプリメンタリー・ポイント
2.8 解釈と次元性
2.9 前提と制限

第3章 大きな表の解析
3.1 2変数の表
3.2 2変数以上の表

第4章 多重回答表と調査データの解析
4.1 ブルデューの社会空間の概念
4.2 分析対象のデータ
4.3 結果:生活保護受給者の社会空間

第5章 対応分析と対数線形モデル
5.1 例:3元クロス表の分析

第6章 結論

付録A 用語(略号)集
付録B SAS プログラムコマンドと出力
付録C SPSS プログラム行と出力
参考文献

◆解説編

第7章 解説編の構成
7.1 構成
7.2 活用するRのパッケージと関数

第8章 対応分析の原理を理解する(第2章解説)
8.1 対応分析の数理的仕組みの確認
8.2 列プロファイルの計算
8.3 対応分析の実行
8.4 対応分析の結果を評価する基礎統計量
8.5 対応分析に特徴的な機能を見る
8.6 分析結果評価のまとめ

第9章 データ・ロスが発生する事例(第2章解説)
9.1 データの用意
9.2 分析前のクロス表の確認
9.3 対応分析処理前のχ2距離と処理後のユークリッド距離比較
9.4 固有値のスクリープロットを求める
9.5 絶対的寄与:各軸に対するポイントの寄与率を求める
9.6 平方相関をポイントごとに求める
9.7 考察

第10章 3元表を2元表として分析する(第3章解説)
10.1 2元表に対する対応分析
10.2 2元表に対する対応分析
10.3 考察

第11章 生活保護受給者の社会空間を描く(第4章解説)
11.1 多重回答表に対する対応分析
11.2 考察

第12章 対数線形モデルから対応分析へ(第5章解説)
12.1 分析用データの用意(表5.1)
12.2 対数線形モデルを当てはめる
12.3 対応分析の実行
12.4 考察

付録1 Rで表を扱う
付録2 対応分析の計算を実際にやってみる
付録3 対応分析の結果を吟味するための小道具
参考文献

訳者おわりに

索引