本書はISO14001の2015年改訂に合わせ、要求事項の逐次解説を中心に据え、2004年版との差分(改訂事項)を明らかにし、認証移行に役立つ内容としています。また、ISO14001の発行の経緯及びISO9001と相互参照する解説を加え、規格の狙いや監査の対応等も加えることで、ISO14001を深く理解するようにしています。なお、2013年に発行された「附属書(Annex) SL(共通テキスト)」がすべてのMSSの枠組みとなるので、この点から付録に共通フレームとしてのAnnex SLの概説を含めることで、MSSへの理解を深めるとともに、各種MSS構築に向けての指針となります。
https://www.ohmsha.co.jp/book/9784274218293/
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1章 環境マネジメントシステム 規格の歴史探訪
2章 ISO14001:2004の再認識
3章 ISO14001:2015の概要
4章 2015年版と2004年版の詳細比較
付録 附属書SL(Annex SL) マネジメントシステム規格の提案
1章 環境マネジメントシステム 規格の歴史探訪
01 はじめに
02 ISO9000シリーズ(s)の誕生
03 監査の規格の登場
04 市場型製品と契約型製品
05 認証制度の誕生と全世界への広がり
06 日本におけるISO9000sに関する認証制度
07 ISO14001(環境マネジメントシステム)の登場
08 日本でのISO14001の認証制度
09 簡易版(KES、エコアクション21)による認証制度の発足
10 ISO9001の大幅改訂(2015年改訂)
11 継続的改善
12 ISO9001とISO14001の同時採用
13 監査の規格の統合
14 マネジメントシステム規格の章構成の統一
2章 ISO14001:2004の再認識
01 はじめに
02 14001:2004の要求項目
03 環境側面とは
04 環境側面(4.3.1)
05 法的及びその他の要求事項(4.3.2)
06 目的、目標及び実施計画(4.3.3)
07 運用管理(4.4.6)
08 緊急事態への準備及び対応(4.4.7)
09 監視及び測定(4.5.1)
10 順守評価(4.5.2)
11 内部監査(4.5.5)
12 トップマネジメントの役割
13 ISOと日本の文化
3章 ISO14001:2015の概要
01 はじめに
02 適用範囲(1)
03 ISO14001:2015の要求項目
04 組織及びその状況の理解(4.1)
05 利害関係者のニーズ及び期待の理解(4.2)
06 トップマネジメントの役割(5.1、5.2、5.3、9.3)
07 脅威及び機会に関連するリスクへの取り組み(6.1、6.1.1、6.1.4)
08 継続的改善(10.2)
09 予防措置
10 文書化した情報(7.5.3)
11 その他の変更
4章 2015年版と2004年版の詳細比較
01 適用範囲
02 引用規格
03 用語及び定義
04 組織の状況
05 リーダーシップ
06 計画
07 その他の変更
08 運用
09 パフォーマンス評価
10 継続的改善
付録 附属書SL(Annex SL) マネジメントシステム規格の提案