本書は、工高や高専で学ぶ「情報技術基礎」、「電子技術」、「ハードウェア技術」などの教科書に準拠したディジタル回路の入門書です。本格的なディジタル時代に対応するため、初心者がディジタル回路の基礎を十分に理解できるように、理論の詳細な記述は避け、大切な事柄の本質をわかりやすく説明するように心がけて執筆されています。第1版は、初版発行以来14年以上にわたって増刷を続け、多くの読者に受け入れられてきました。今回の改訂では、(1)近年高性能化したCMOS型のディジタルICについての解説を充実させるなど、古くなった技術についての記述を削除・修正した、(2)各章末すべてに演習問題を新設し、読者にとって、より効果的な学習をしやすくした、(3)判型をA5からB5変形判に変更することで大きな誌面とし、本文文字も大きくし読みやすくした、(4)より理解しやすくなるように全体を推敲し、よりわかりやすくなるようにイラストなどを書き換えた、などを特徴としています。
https://www.ohmsha.co.jp/book/9784274506000/
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・絵で見る電気の歴史
・資料:ブール代数の諸定理、各種フリップフロップの概要
第1章 論理代数
第2章 論理回路
第3章 ディジタルIC
第4章 演算回路
第5章 記憶回路
第6章 計数回路
第7章 パルス回路
第8章 各種のディジタル回路
第9章 D-A・A-Dコンバータ
第10章 実験回路
問題の解答
・絵で見る電気の歴史
・資料:ブール代数の諸定理,各種フリップフロップの概要
第1章 論理代数
1. 2進数
2. 16進数
3. 補数
4. 論理演算
5. ベン図
6. ブール代数
7. ド・モルガンの定理
・章末問題1
・1章のまとめ
第2章 論理回路
1. ベイチ図1
2. ベイチ図2
3. ゲート回路1
4. ゲート回路2
5. 論理回路の設計手順
6. 論理回路の設計1
7. 論理回路の設計2
・章末問題2
・2章のまとめ
第3章 ディジタルIC
1. TTLとCMOS
2. ICの取り扱い1
3. ICの取り扱い2
4. ファンアウト
5. インタフェース1
6. インタフエース2
7. 規格表の見方
・章末問題3
・3章のまとめ
第4章 演算回路
1. 加算回路1
2. 加算回路2
3. 減算回路1
4. 減算回路2
5. 乗算回路
6. 除算回路
7. 算術論理演算装置
・章末問題4
・4章のまとめ
第5章 記憶回路
1. RSフリップフロップ1
2. RSフリップフロップ2
3. JKフリップフロップ
4. 各種のフリップフロップ
5. フリップフロップの機能変換
6. シフトレジスタ1
7. シフトレジスタ2
・章末問題5
・5章のまとめ
第6章 計数回路
1. カウンタの基礎
2. 非同期式カウンタ
3. 非同期式カウンタの設計
4. 同期式カウンタ
5. 同期式カウンタの設計
6. カウンタの組合せ
7. ジョンソンカウンタ
・章末問題6
・6章のまとめ
第7章 パルス回路
1. 非安定マルチバイブレータ
2. 単安定マルチバイブレータ
3. 双安定マルチバイブレータ
4. 微分・積分回路
5. 波形整形回路1
6. 波形整形回路2
7. シュミットトリガ
・章末問題7
・7章のまとめ
第8章 各種のディジタル回路
1. エンコーダ
2. デコーダ
3. マルチプレクサ
4. コンバレータ
5. ICメモリ
6. 回路の誤動作防止法1
7. 回路の誤動作防止法2
・章末問題8
・8章のまとめ
第9章 D-A・A-Dコンバータ
1. ディジタルとアナログ
2. 標本化定理
3. 電流加算方式D-Aコンパータ
4. はしご形D-Aコンパータ
5. 2重積分方式A-Dコンパータ
6. 逐次比較方式A-Dコンバータ
7. 並列比較方式A-Dコンバータ
・章末問題9
・9章のまとめ
第10章 実験回路
1. 基本ゲート回路の実験
2. ディジタルICの特性測定
3. 加算・減算回路の実験
4. フリップフロップ回路の実験
5. カウンタ回路の実験
6. マルチバイブレータ回路の実験
問題の解答
Let's review問題の解答
各章末問題の解答
索引