本書は、簡単な図法(パースグリッド法)をもとにパースの描き順を学び、簡単かつより正確な立体物をうまく描写できるようにする、パース技法超入門書です。
身近なものをモチーフとし、基本的なプロダクトデザインの手法としてのパースグリッド法でモチーフを立体化して描写スキルを習得するとともに、優れたデザインの物体の模写を通じ「なぜ、この形状なのか」を学びながら描写スキルを身に付けることができます。
「パースグリッドは緻密で難しそう」「どうやったらうまく描けるのだろう」とお悩みの方にも有用な1冊です。
https://www.ohmsha.co.jp/book/9784274219184/
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第1章 「かたち」の基本を理解する
第2章 ずらして立体にするカンタン図法
第3章 パースグリッドを使ったカンタン図法
第4章 実践練習編
はじめに
実践練習編(第4章)の使い方
第1章 「かたち」の基本を理解する
1-1立体を描くということ
1)立体とは何でしょう
2)立体を平面空間に表す
3)立体表現のいろいろ
1-2基本となるかたち
1)基本図形と基本立体
2)基本図形から立体へ
3)応用立体
4)立体の中に基本的な形を見つける
課題練習1 基本立体を見つける
column01 キュビズムの挑戦
第2章 ずらして立体にするカンタン図法
2-1 三つのカンタン図法で描く
1)カバリエ図法
2)ミリタリ図法
3)軸測図法
4)平面をずらして円柱や円錐を描く
課題練習2 ずらして描く
column02 透視図と浮世絵
第3章 パースグリッドを使ったカンタン図法
3-1 消失点を使って描く
1)1点と2点の消失点
2)視点の高さと距離
3-2 パースグリッドの基本
1)パースグリッド法とは
2)パースグリッドをつくる
3)パースグリッドに形をプロットする
4)パースグリッド内の円
3-3 立体パースグリッドで描く
1)立体パースグリッドの考え方
2)立体パースグリッドに形をプロットする
3)立体パースグリッドで描く手順
4)立体パースグリッドの増減
5)パースグリッド上の文字の描き方
6)立体パースグリッドによる円の描き方
column03 工業デザインの変遷
第4章 実践練習編
4-1 道具を描く
1)お椀
2)キッコーマンしょうゆ 卓上びん
3)腕時計
4)ハイヒール
4-2 電気製品を描く
1)三口コンセント
2)マウス
3)液晶モニター
4)デザイナーズ照明
TIPS1 定規を使って簡単にグリッドを分割する方法
4-3 容器やパッケージを描く
1)砂糖袋
2)牛乳パック
3)ヤクルト容器
4)香水びん
4-4 乗り物を描く
1)トラム(フランスの路面電車)
2)セスナ機
3)セグウェイ
4)ショベルカー
TIPS2 立体パースグリッドの設定方法
本書で設定した立体パースグリッド一覧