品質管理は、経営・技術・組織上の広い視野から、新しい物の考え方に立って「工業生産に目標を与える」使命を担うもので、産業界のあらゆる分野でその知識が必要とされています。
本書は経営者、技術系の人はもちろん、学生、事務系の人など、すべての人を対象に、読み手に数学や統計学の予備知識がないものとして、できるだけ平易に、かつ実用上役立つ構成にまとめたものです。
学校・企業におけるテキストとしてはもちろん、「初学者のための入門書」として最適です。
https://www.ohmsha.co.jp/book/9784274219788/
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1章 品質管理とは
2章 品質管理入門
3章 ヒストグラム
4章 計量値の管理図
5章 計数値の管理図
6章 管理図の見方と使い方
7章 工程の解析
8章 品質の保証
9章 品質マネジメントの国際規格
参考文献
付表
練習問題のヒントと解答
索引
1章 品質管理とは
1・1 品質とは
1. 品質の定義
2. ねらいの品質とできばえの品質
3. 魅力品質・一元的品質・当たり前品質
1・2 品質管理とは
1. 品質に関する問題解決
2. 品質管理活動の基本
3. 管理の基本(PDCAサイクル)
4. 製品やサービスの価値
5. 改善の着眼点
1・3 品質優先の考え方
1. 品質優先とは
2. マーケットインの考え方
1・4 改善とQCストーリー
1. QCストーリー
2. 小集団改善活動(QCサークル活動)
1・5 重点指向の考え方とパレート分析
1・6 標準化の考え方
1. 標準化とは
2. 社内標準化
3. 社内規格
1・7 検査とは
1・8 QC七つ道具
1・9 新QC七つ道具
1. 親和図法
2. 連関図法
3. 系統図法
4. PDPC法
5. アローダイアグラム
6. マトリックス図法
7. マトリックス・データ解析法
練習問題
2章 品質管理入門
2・1 品質のばらつき
1. 品質の良否
2. 品質のばらつき
3. ばらつきと損失
4. データとばらつき
5. 2種のばらつき
2・2 管理図について
1. 管理図
2. 管理図の効用
2・3 ばらつきの状態
1. ヒストグラム(度数分布図)
2. ばらつきの種類
3. 避けることのできるばらつきと避けることのできないばらつきの比較
4. ヒストグラムの利用
2・4 管理限界線と規格
2・5 管理図の種類
1. 計量値の管理図
2. 計数値の管理図
2・6 層別について
1. 層別および群(組)分け
2. 特性要因図
3. チェックシート
2・7 統計的方法の基礎
1. データの整理
2. 母集団と試料との関係
3. 平均値
4. 標準偏差(s)
5. 範囲(R)について
6. 変動係数(CV)
7. 正規分布(Normal distribution)
8. サンプリング
練習問題
3章 ヒストグラム
3・1 ヒストグラムの作り方
3・2 規格値記入方法
3・3 度数分布表からの平均値と標準偏差の計算
3・4 ヒストグラムの見方
3・5 計数値のヒストグラム
3・6 ヒストグラムの使い方
練習問題
4章 計量値の管理図
4・1 xバー-R管理図(平均値と範囲の管理図)
1. xバー-R管理図の作り方(1)(予備データから管理限界線を求める)
2. 管理図の管理限界線と規格との比較
3. xバー-R管理図の作り方(2)(管理図を製造工程の管理に用いる)
4. xバー-R管理図の実例
4・2 xナミガタ-R管理図(中央値と範囲の管理図)
4・3 x管理図(個々の測定値の管理図)
1. データの群分けができる場合のx管理図(x-xバー-R管理図)
2. データを群分けできない場合のx管理図(x-Rs管理図)
4・4 修正管理図
練習問題
5章 計数値の管理図
5・1 p管理図(不適合品率管理図)
5・2 pn管理図(不適合品数管理図)
5・3 c管理図(不適合数管理図)
5・4 u管理図(単位当たりの不適合数管理図)
練習問題
6章 管理図の見方と使い方
6・1 管理する品質特性の選び方
6・2 管理図の使い方
6・3 工程管理のための管理図の使い方
6・4 異常原因の探し方
6・5 管理図の見方
1. 安定状態を示す管理図
2. 安定状態を示さない管理図
練習問題
7章 工程の解析
7・1 工程の管理と解析
7・2 2組のデータの相違
7・3 ヒストグラムによる比較
7・4 管理図(層別)を利用した平均値の比較
7・5 データの少ない場合(2組の平均値の差の検定)
7・6 不適合品率による2組のデータの違い(不適合品率の差の検定)
7・7 不適合品率の確からしさ(不適合品率の信頼限界)
7・8 散布図による相関分析
1. 散布図
2. 相関表
3. 相関の検定
練習問題
8章 品質の保証
8・1 品質保証と検査
8・2 検査と品質管理
8・3 検査の種類
1. 製造工程による検査の分類
2. 検査を行なう場所による分類
3. 検査の性質による分類
4. 検査のやり方による分類
8・4 全数検査と抜取検査
1. 全数検査のほうがよい場合
2. 抜取検査のほうがよい場合
8・5 抜取検査
1. 管理図と抜取検査の相違
2. 抜取検査の種類と特長
3. 抜取検査の形式
4. 抜取検査の型
5. 抜取検査の方式と特性
8・6 OC曲線の性質
1. パーセント抜取(NとnおよびCの比率を一定にしたとき)
2. 試料の大きさを一定にして合格判定個数を変えた場合
3. 合格判定個数を一定にして試料の大きさを変えた場合
4. 抜取方式を一定にしてロットの大きさを変えた場合
8・7 計数規準型1回抜取検査(不良個数の場合)
1. 検査の手順
2. 抜取検査方式の求め方
8・8 計量規準型1回抜取検査(標準偏差既知で平均値または不良率を保証する場合)
1. ロットの不良率を保証する場合
2. ロットの平均値を保証する場合
練習問題
9章 品質マネジメントの国際規格
9・1 品質管理の規格
1. 品質管理のはじまり
2. 品質管理に関する各国の規格
3. 国際規格
9・2 品質マネジメントの国際規格
1. ISO規格とJIS規格
2. ISO規格の考え方
3. マネジメントシステムに関する共通概念
4. 品質マネジメントの原則
9・3 品質マネジメントシステムの基本
1. 基本的な概念
2. 組織の状況
3. 組織のマネジメント活動
4. マネジメントシステムの成果
練習問題
参考文献
付表
練習問題のヒントと解答
索引