本書は、アナログシンセサイザー愛好家や、シンセサイザーを使った名曲の背後にある技術に興味を持つ音楽ファンのためのアナログシンセ自作ガイドです。アナログシンセの基本にはじまり、オシロスコープやテスターの使い方など製作に欠かせないテクニックを解説した上で、アナログシンセを構成する基本の要素である、VCO、VCF、VCA、LFOなどの作り方を紹介。レコーディングを行うためのコンピューターとの接続についても紹介します。
https://www.ohmsha.co.jp/book/9784873117515/
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はじめに
1章 DIYシンセとは?
「アナログシンセサイザー」という言葉について
何が自作できる?
どこまで自作できる?
2章アナログシンセを作るための機材を揃える
作業台の機材
オシロスコープ
周波数特性(帯域)
入力チャンネル
感度
他の性能や機能
デジタルマルチメータ(マルチメータ)
高機能なマルチメータ
ロジックプローブ
安定化電源
ちょっと贅沢な方には
2台目のマルチメータ
容量計
周波数カウンタ
ファンクションジェネレータ
しっかりハンダ付けする方法
温調式ハンダごて
ハンダ付けのコツ
取り外しも重要
電子部品の購入
余剰部品を狙おう
コンデンサ
常備しておくコンデンサ
常備しておく抵抗
機構部品
能動部品
ブレッドボード
工具
トラブルシューティングのコツ
トラブルの予防法
分割統治
3章 アナログシンセサイザーの構成要素
3つの形態:一体型、モジュラー型、ハイブリッド型
電圧制御
ボルテージコントロールドオシレータ(VCO)
電圧制御フィルタ(VCF)
電圧制御増幅器(VCA)
低周波発振器(LFO)
キーボードコントローラ
エンベロープジェネレータ(EG)
ARエンベロープジェネレータ
ADSRエンベロープジェネレータ
ホワイトノイズジェネレータ
サンプル&ホールド(S&H)
オーディオ&DCシグナルミキサ
リングモジュレータ
シーケンサ
全部つなぎ合わせると
4章 ノイズトースターの製作
ノイズトースターのブロック図
ノイズトースターを製作する
パーツを揃える
パーツリスト(BOM:Bill Of Materials)
ノイズトースターのプリント基板
基板にパーツを実装する
ノイズトースターのフロントパネルを製作する
ノイズトースターのフロントパネルのオーバーレイを製作する
フロントパネルにパーツを取り付ける
フロントパネルのパーツを配線する
ケース製作の準備をする
プリント基板とフロントパネルの配線をする
ノイズトースターの動作チェック
ホワイトノイズジェネレータの動作チェック
VCOの動作チェック
VCFの動作チェック
VCAの動作チェック
AREGの動作チェック
LFOの動作チェック
出力ジャックの動作チェック
ノイズトースターの調子がどうも良くない
5章 オペアンプの素晴らしき世界
増幅器としてのオペアンプ
ネガティブフィードバックの謎を解く
コンパレータとしてのオペアンプ
ポジティブフィードバック(ヒステリシス)
6章 ノイズトースターの内部動作
ノイズトースターの回路図
電源
アタック/リリースエンベロープジェネレータ(AREG)
低周波発振器(LFO)
電圧制御発振器(VCO)
ホワイトノイズジェネレータ
電圧制御フィルタ(VCF)
電圧制御増幅器(VCA)
オーディオアンプ
7章 エレクトロニックミュージックスタジオ
自作アナログシンセとコンピュータのサウンドカードを接続する
Audacityについて
Audacityのインターフェイス
サウンドカードの認識
プロジェクトファイルを保存する
オーディオフォーマットの書き出し
トランスポートコントロール
Audacityのツール
エディットツールバー
サウンドオンサウンド・レコーディング
Audacityの内蔵エフェクト
エフェクトテールについて
レコーディングの技を磨く
ミュジークコンクレート
多重録音
多重録音にエンベロープをかける
Floobydust
付録A 用途別オペアンプ回路のガイド
付録B LM13700
付録C CMOSロジックICをDIY シンセに応用する
索引
監訳者あとがき