金工の色彩は無理がなく、年代とともに深みが増すきわめて自然なものである。金属を知り、語らい、技を振るい、色を着ける技法は古代からの蓄積であり、知恵の積み重ねである。本書は、基本から制作技法別までの金工の着色技法をまとめたものであり、著者らが使用する道具、技法のすべてを多数の写真を使い詳説した。金工作家を志す方々や、金工品を愛好する方々にとって絶好の入門書。
https://www.ohmsha.co.jp/book/9784274050251/
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1章 金属への着色
(技法の継承 地金と技法による着色の違い 基本の着色法 金工技法の習得 他)
2章 着色の基本
(金属の変色 錆びと美的色彩 単一金属への着色 他)
3章 鋳金の着色法
(地金の鋳造 鋳型による形づくり 作品の表面加工 他)
4章 鍛金と彫金の着色法
(鍛金の加飾と着色 象嵌による加飾法 他)
5章 工芸と色彩の成り立ち