生体認証(バイオメトリクス)は、大きな成長産業として、多方面で注目されており、近年はスマートフォンにも導入され、ますます普及が進んでいます。
本書は、このような状況に鑑み、技術的内容だけでなく、多くの読者(メーカ・ユーザ)の理解を深めるための実務的な内容構成としています。特に、基礎知識はていねいでわかりやすい内容とし、応用事例や、普及に伴い関心の高まっているプライバシーの問題についても豊富な例をあげて解説しています。
※ 本書は、2005年発行『よくわかるバイオメトリクスの基礎』を改題・改訂したものです。
https://www.ohmsha.co.jp/book/9784274507267/
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1章 バイオメトリック技術と本人認証
2章 生体認証技術
3章 生体認証モデル
4章 データおよびプログラムインタフェース
5章 認証精度とその測定方法
6章 生体認証技術の標準化
7章 セキュリティとプライバシー
8章 応用事例
9章 市場の動向
10章 用語および関係サイト
1章 バイオメトリック技術と本人認証
1.1 バイオメトリクスとは
1.2 バイオメトリック技術の歴史
1.3 本人認証とは
1.4 市場の推移
1.5 いろいろなバイオメトリクス
1.6 これからのバイオメトリック技術のポイント
2章 生体認証技術
2.1 指紋
2.2 顔
2.3 静脈
2.4 虹彩
2.5 耳介
2.6 署名
2.7 声紋
2.8 DNA
2.9 歩容
2.10 その他の生体認証
3章 生体認証モデル
3.1 生体認証モデルにおける基本的な性質
3.2 パスワードモデルと生体認証モデルの比較
3.3 サーバ認証モデルとクライアント認証モデル
3.4 ICカードと連携した認証モデル
3.5 FIDO多要素認証基盤
3.6 生体認証の誤差とは
3.7 マルチモーダル生体認証技術
3.8 キャンセラブルなバイオメトリクス
4章 データおよびプログラムインタフェース
4.1 プログラムインタフェースの動向
4.2 プログラムインタフェースBioAPIの概要
4.3 データフォーマットCBEFFの概要
4.4 標準インタフェースがもたらすもの
4.5 仕様説明
4.6 派生仕様の展開
4.7 今後の動向
5章 認証精度とその測定方法
5.1 認証制度評価の歴史
5.2 精度評価に関する概念と用語
5.3 精度評価における統計的な考え方
5.4 精度評価試験方法
6章 生体認証技術の標準化
6.1 国際標準化
6.2 ISO/IEC JTC 1/SC 37の国際標準化活動
6.3 ISO/IEC JTC 1/SC 27
6.4 ISO/IEC JTC 1/SC 17
7章 セキュリティとプライバシー
7.1 生体認証のセキュリティ
7.2 バイオメトリクスとプライバシー
8章 応用事例
8.1 生体認証システムの概要
8.2 犯罪捜査
8.3 出入国管理
8.4 国民ID
8.5 オフィス
8.6 モバイル機器とPC
8.7 金融
8.8 店舗利用
8.9 自治体応用
8.10 医療
8.11 アミューズメント
9章 市場の動向
9.1 市場概観
9.2 世界市場動向
10章 用語および関係サイト
10.1 用語
10.2 関係サイト