本書は、高校物理を新しい視点で再学習するものです。具体的には、指導要領的な従来の「分野(力学・熱力学・波動・電磁気など)ごとの学習」を脱し、分野を超えて活用できる解法、考え方を通して、高校物理を再学習します。
分野ごとに分断された高校物理を分野横断的に学び直すことで、分野間につながりが生まれて新しい全体像が構築され、本質に一歩近づくことができると考えています。
https://www.ohmsha.co.jp/book/9784274507472/
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第1部 物理と数学
1章 ベクトルの作図を活用する
2章 グラフと微積分を活用する
3章 近似式を活用する
第2部 物理の視座
4章 視点を転換する
5章 規則性を発見する
・はじめに
第1部 物理と数学
1章 ベクトルの作図を活用する
1-1 2次元衝突 運動量をベクトルで表す
1-2 剛体のつりあい 力をベクトルで表す
1-3 ドップラー効果 速度成分をベクトルで表す
1-4 波の合成 変位をベクトルで表す
1-5 交流回路 電流・電圧を回転するベクトルで表す
1-6 磁場中を運動する荷電粒子 速度成分をベクトルで表す
2章 グラフと微積分を活用する
2-1 力学のグラフ x−t グラフとv−tグラフで運動を表す
2-2 熱力学のグラフ P−Vグラフで状態を表す
2-3 波動のグラフ y−xグラフとy−tグラフで変位を表す
2-4 電磁気のグラフ(1) Q−tグラフとI−tグラフで電気量を表す
2-5 電磁気のグラフ(2) V−xグラフとE−xグラフで電位差を表す
3章 近似式を活用する
3-1 力学の近似式 力学現象を近似して考える
3-2 熱力学の近似式 ポアソンの式を近似で表す
3-3 波動の近似式 ドップラー効果や光路差を近似で表す
3-4 電磁気の近似式 回路内の仕事を近似で表す
第2部 物理の視座
4章 視点を転換する
4-1 複数物体の運動と相対速度 動くものの視点で考える
4-2 慣性力と見かけの重力(1) 加速度運動するものの視点で考える
4-3 慣性力と見かけの重力(2) 電場と磁場における座標軸を考える
4-4 いろいろな運動と重心の視点 複数物体の重心の視点で考える
4-5 特殊な座標軸 斜めの座標軸や曲がった座標軸で考える
5章 規則性を発見する
5-1 衝突の規則性 運動量の和を考える
5-2 振動の規則性 未来の波形を考える
5-3 磁場中の荷電粒子の運動の規則性 ローレンツ力による円運動を考える
5-4 コンデンサーの電荷の変化の規則性 スイッチ切り替え後の電荷を考える
・あとがきに代えて/各章のあらすじ
・索 引