建築大工技能士2級の実技試験は複雑で、作業量に比べて試験時間が短いため、道具の使い方や作製手順を工夫して組み立てる必要があり、事前の試験対策によって合否が大きく左右されます。しかし、各地各所で受験対策の講習会等が行われているものの、定番のテキストがなく独習がしづらい状況です。
本書は、長年、大工技能教育実績のあるベテラン大工技能講師が、実技試験に合格するためのコツと大工の基本スキルを図解で解説します。さらに、初学者にもわかりやすく、道具の仕込み方から丁寧に解説することで、3級受験を目指す高専・工業高校の学生および職業訓練校生の独学書、指導書としても活用できるように構成しています。
https://www.ohmsha.co.jp/book/9784274223839/
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第1 講 建築大工の基礎知識
第2講 3 級建築大工技能の実技
第3講 2 級建築大工技能の実技
付 録
第1 講 建築大工の基礎知識
1.1 建築大工道具の仕込み方
1.2 建築大工の技
1.3 さしがねの使用法
第2講 3級実技試験
2.1 課題図の読取り
2.2 かんながけ
2.3 墨付け
2.4 加 工
2.5 組 立
第3講 2級実技試験
3.1 課題図の読取り
3.2 現寸図作成
3.3 木ごしらえ
3.4 墨つけ
3.5 加 工
3.6 組 立
付 録
付録1 3級技能検定実技試験課題の現寸図
付録2 2級技能検定実技試験課題の現寸図
付録3 作図による口脇墨の付け方